「安倍晋三記念小学校」国有地払い下げ疑惑:関係者全員が嘘、政治家の秘書が関与か

竹下雅敏氏からの情報です。
 森友学園の土地に関するいくつかの疑惑を並べてみました。どれも大変重要なものでありながら、あまり触れられていないものです。ツイートにあるように、「関西エアポート」が引き継いだのは2012年の4月です。ところが、森友学園の土地だけが2013年の1月に「錯誤」として再び国有化され、格安で売却されているわけです。2013年1月といえば、第二次安倍政権がスタートした時期に一致します。これらの事は、冒頭の記事の引用元に書いてあります。
 さらに興味深いのは、建設予定地の「建築計画のお知らせ」と書かれた標識の写真です。まだ、その土地が小学校設置の認可も得られておらず、土地が手に入るかどうかもわからない状況の中で、この標識が設置されています。しかも記事によると、標識には「鉄骨造り」と出ているのです。なのに、国土交通省は木造建築物としての補助金を交付しているのです。
 また、次の記事では森友学園の理事長である籠池氏が、“元々我々の学校というのが7階、8階建で立てる予定だった…ところがゴミとかが出て…低くするという今の建築にさせてもらった”と言っているのです。ところが、標識には初めから“地上3階”と書いてあります。
 これらのことから、この件に関しては、関係者全員が嘘をついていると考えた方が良さそうです。
 “続きはこちらから”以降では、田中龍作ジャーナルの鋭い指摘です。問題の土地は、“森友学園は地下埋設物に関する一切の瑕疵の存在を了承したうえで…買い受ける” という売買契約書を交わしているのです。記事では“ 地下埋設物についても「一切の財産請求をしないことにつき確認する」と書かれている”とあります。この契約書があって地下埋設物の撤去費用を国が森友学園に出しているとなると、これは大問題ではないかと思います。
 こうしたあまりにも異常な事態に対して、政治家の関与を疑うのは当然です。民進党調査チームのヒアリングにおいて、“秘書からもありませんか?”と聞かれた役人が狼狽しています。どうやら、政治家の秘書がこの件に関与している可能性が高そうです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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疑惑の愛国小学校設立案件がクロであることを証明する写真
(前略) 

貴重な証拠となる写真が発見されました。

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 建築計画のお知らせと書かれた標識なのです。

 標識の設置年月日は、平成26年11月6日、つまり2014年11月6日であり、大阪府への小学校設置の認可を申請した後であるものの認可は降りておらず、また、国有財産の処分方針を決める国有財産近畿地方審議会が開かれる数か月前に当たるのです。

 小学校設置の認可が得られるかどうかも本来なら分からないし、その学校用地が手に入るかどうかも分からない状況のなかで、こうやって建築標識が設置されていたのです。

(中略) 

この写真の構造のところに、「鉄骨造り」と出ているでしょ?

 鉄骨造りであって、木造ではないのです。なのに、国土交通省は、木造・木質化による先導的な技術の普及啓発に寄与する住宅・建築物に該当するとして、この小学校建設に対して6200万円も補助金を交付しているのです。

(以下略) 

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愛国小学校の籠池氏の発言の矛盾点
 愛国小学校の理事長である籠池氏が昨日、TBSのラジオ番組に電話出演しました。

 そのときのやりとりの一部です。

荻上:ゴミというのは何メートル掘り下げて見つかったんですか?

籠池:場所によって変わるんですよね。5m掘るとか、例えば10mのところからというのがあって。元々我々の学校というのが7階、8階建で立てる予定だったんですけど、ところがゴミとかが出てきますと、例えば杭打ちをしたときに例えばゴミの上に杭が立ちますと、ズレたりするでしょう?だから危ういということになってくるので、低くするという今の建築にさせてもらったということですね。

(中略) 

先日お見せした写真をもう一度見て頂きたいと思います。

(中略) 

この標識が設置された時期は、まだこの理事長が言うゴミの発見がなされる前の話なのです。

 階数のところに、地上3階と書いてあるでしょう?

(以下略) 


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【アベ小学校疑惑】黒塗り契約書に隠されていた 「国有地タダ同然で払下げ」の筋書き
引用元)
(前略) 

 「乙(学校法人・森友学園)は地下埋設物に関する一切の瑕疵の存在を了承したうえで本件土地を現状有姿で買い受ける」。国と森友学園とで交わした売買契約書の第42条だ。

 同条には土壌汚染のほか、ゴミや土中深い箇所での地下埋設物についても「一切の財産的請求をしないことにつき確認する」と書かれている。

(中略) 

 ところが、契約内容に反して巨額のカネが動いた。不可解な経緯はこうだ ―
 
(中略) 

 疑惑を追及していた地元豊中市議会の木村真議員が同年9月、近畿財務局に情報公開請求すると、この第42条部分が黒塗りで出てきた。

 国が隠したくなるのも当然である。本来、後から出てきた埋設物の撤去費用など契約上、請求できないようになっているからだ。

黒塗りが解除された売買契約・第42条。「一切の瑕疵の存在につき了承したうえで買い受ける」と明記されている。田中は某所から入手した。

黒塗りが解除された売買契約・第42条。「一切の瑕疵の存在につき了承したうえで買い受ける」と明記されている。田中は某所から入手した。


(以下略) 

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【アベ小学校疑惑】 政治家秘書の関与にじむ 財務省、国交省は8億円値引きの根拠示せず
引用元)
(前略) 

 「9.9mのゴミを確認したのか?」と調査チームが問いただすと、8億円の積算をした大阪航空局の役人はうろたえた。

(中略) 

 小役人は激しく突っ込まれるとボロを出した。近畿財務局は「学校の開校に間に合わない、急いでいたから」とポロリ。本音がもれた瞬間だった。安倍首相夫人が名誉校長を務める小学校への特別な配慮であることは明らかだ。

(中略) 

 最後に民進党側が「政治家の関与はないのか?」と問うと、近畿財務局は「私の知っている限りではございません」と答えた。

 だが、「秘書からもありませんか?」と聞くと、出席した役人の一人は苦しそうな表情で目線を下に落とした。額にはびっしりと脂汗が浮かんでいた。政治家秘書の関与をにじませた。

(以下略) 

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