[Sputnik 他]メディア:トルコのエルドアン大統領 米国と喧嘩 / バイデン副大統領 トルコにシリア北部への砲撃を停止するよう求める 〜窮地に陥っているエルドアン大統領、トルコを見捨てたアメリカ〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 一連の記事で、トルコのエルドアン大統領が窮地に陥っているのは明らか。シリアでの制空権をロシアが握っている以上、サウジアラビア、トルコのシリア侵攻は失敗するに決まっています。彼らはアメリカ、NATOを味方につけて第三次大戦に持ち込む腹ですが、記事を見ると、アメリカはトルコを見捨てたように見えます。
 冷静に状況を分析すれば、彼らのシリア侵攻はあり得ません。しかし、エルドアンもサウジアラビアの王族もすでに精神が破綻しており、正常な判断が出来ないのではないかと思います。万一シリア侵攻ということになると、中東情勢は一気に動きます。まず間違いなく、トルコ、サウジアラビアの分割へと進むでしょう。彼らの悪事の結果としては止むを得ないのかも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

――――――――――――――――――――――――
メディア:トルコのエルドアン大統領 米国と喧嘩
転載元より抜粋)
1613085

トルコのエルドアン大統領は、オバマ米大統領の特使ブレット・マガーク氏がシリアを訪問したことを受け、米国を非難した。13日、トルコ紙トゥデイズ・ザマンが報じた。

トゥデイズ・ザマンは、「トルコがシリアに関する外交政策で犯した過ち、クルド人に対する行動、ロシア機撃墜によって、トルコは今やロシアだけでなく米国とも衝突している」と指摘している。

以前エルドアン大統領は、米国がシリアのクルド人を支持していることによりトルコと米国の信頼関係が損なわれたと述べ、米国に対してトルコとクルド人のどちらかを選ぶよう求める発言をした。

――――――――――――――――――――――――
バイデン副大統領 トルコにシリア北部への砲撃を停止するよう求める
転載元)
1612795

バイデン米副大統領は、トルコのダウトオール首相と電話会談し、トルコに対してシリア北部への砲撃を停止するよう求めた。リア・ノーヴォスチ通信が14日、報じた。

バイデン副大統領はトルコに対し砲撃を停止し、自制を示すよう求めた。

先に伝えられたところによると、トルコ軍はシリア北部アレッポのクルド人拠点を砲撃した。


――――――――――――――――――――――――
トルコがシリアを攻撃
転載元)
4bhf4bd1a6a8baocf_620C350

トルコが、シリア北西部のクルド人の拠点を攻撃しました。       
トルコのメディアは、同国軍の話として、シリアのクルド人の拠点に対する攻撃を認めました。
トルコのバヤル野党党首は、「サウジアラビアと共にシリアに対する地上攻撃を行えば、トルコ政府にとって想像もつかないような重大な結果を招くだろう」と警告
しました。
ロシアのメドベージェフ首相は、このような行動による地域や世界の安全保障への影響について警告しました。
アメリカ国務省は、トルコのシリア攻撃の停止を求めました。
アメリカ国務省のカービー報道官は、「緊張を拡大するのではなく、シリアの停戦合意を実施するための状況を整えるべきだ」と語りました。
こうした中、サウジアラビア主導の連合軍の報道官を務める国防大臣顧問は、サウジアラビアの戦闘機が、シリア攻撃に参加するため、トルコのインジェルリク基地に入ったことを認めました。
イエメンとの戦争で問題に直面しているサウジアラビアは、先週、「地上部隊をシリアに派遣する」と発表し、この行動をトルコが支持しました。
シリアのアサド大統領は、13日土曜、フランス通信のインタビューで、「シリア軍は、トルコとサウジアラビアのシリア攻撃に力で対抗する」と強調しました。
シリアの北部や北西部、特に戦略的な地域であるアレッポでのシリア政府軍の最近の勝利は、シリアのテロリストを支援する外国、特にトルコとサウジアラビアが行動を起こすきっかけとなっています。

――――――――――――――――――――――――
米国の支援を受けたシーア派組織、アサド大統領側に転じる
転載元より抜粋)
1611157

これまで米国の支援を受けていたイラクのシーア派組織のうちのいくつかがシリア政府軍の側に転じた。米国のデイリー・ビーストが12日報じた。

少なくとも3つの部隊がアサド大統領側に転じ、米国と同盟関係にあるシリア蜂起軍に対する軍事行動を開始している。
アサド大統領軍側にいるロシア軍やイラン軍などが彼らを支援しているという。

Comments are closed.