金正恩政権の排除に向かっている中国、金正恩氏へ「スイス亡命」説得か

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の記事では、“4月末までに、中国当局が金正恩亡命を説得”とありますが、これはこの通りではないでしょうか。波動的には、27〜28日の辺りで何かが起こると考えられます。おそらく今の状況では、金正恩はスイスへ亡命するのではないかと思います。この時までに、北朝鮮の核実験、そしてアメリカの先制攻撃があるのか否かは、何とも言えません。
 記事にあるように、金正恩の亡命後南北が統一し、統一のシンボルとして、現在アメリカに居るという噂もあるキム・ハンソル氏を立てるつもりではないかと思います。
 2つ目の記事を見ると、中国当局が米国と共通認識を持ち、金正恩政権の排除に向かっている事は明らかです。そのため、金正恩政権の後ろ盾となっている瀋陽軍区に対して、習近平氏は手を入れることにしたわけです。中国人民解放軍の大規模改革を発表したその目的は、“党中央と中央軍事委員会の決定・支持を断固として貫徹”することとあります。習近平氏は、トランプ大統領との首脳会談において、瀋陽軍区が習近平氏の支配下にないと説明していました。
 今回、アメリカの協力を得て瀋陽軍区を解体し、北朝鮮の後ろ盾をなくすことで、金正恩排除に動き出したということです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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中国、金正恩氏へ「亡命」説得か 有事回避のため=韓国メディア
引用元)
(前略) 

 韓国紙「朝鮮日報」(10日付)は、現在韓国国内の情報誌の内容を引用し、「4月末までに、中国当局が金正恩委員長の亡命を説得する。説得が失敗に終われば、米国は先制攻撃を加える」と報じた。

(中略) 

 在米中国問題専門家の石涛氏も、中国語ラジオ局「希望の声」の評論番組で同様の見解を述べた。

 「金氏に対して圧力をかけ、自ら政権を離れて亡命するよう説得している可能性が高い。(中略)…」と述べた。

 石氏は、金正恩氏が他の国に亡命となれば、北朝鮮の金政権が崩壊し、韓国と統一していくとの見通しを示した。

(以下略)

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「中国はもう我慢できない」中国政府系メディア、連日北朝鮮を批判
引用元)
 中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は最近、核実験実施の可能性が高い北朝鮮に対して「中国は我慢できなくなった」と連日の批判記事を掲載している。

(中略) 

北京(中国当局)は平壌が核兵器開発を続けるのに対して我慢できなくなった。米中両国は多くの共通認識に達した」とし、核開発などを停止し、または完全に非核化することは「平壌にとって最良の選択だ」と指摘した。

(以下略) 

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中国の大規模軍改革 習国家主席が新たに84部門の設置を命ず
転載元)
中国の習国家主席は中国人民解放軍の大規模改革の一環で新たに84の部門を設置する命令に署名した。中国国防省が発表した。

スプートニク日本

中国国防省の発表には「習国家主席は中国共産党中央委員会および中央軍事委員会は84の新たな軍事部門を設置、再編する決定を採った。これは軍の改革、強化戦略におけるさらなる最重要なアプローチである。」と書かれている。

習国家主席は新部門の設置は新システムの重要な構成要素のひとつであり、国家主権、安全保障、発展の国益に計り知れない大きな責任を担うと指摘している。

(以下略) 

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習近平総書記が新たに調整・設置した軍級組織に4つの指示
引用元)
 習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は18日、新たに調整・設置した軍級組織の幹部を接見し、各組織に訓令を出した。この中で習総書記は「党中央と中央軍事委員会の決定・指示を断固として貫徹し、新情勢下の党の軍事力強化目標を先導に、新情勢下の軍事戦略方針を貫徹し、政治による軍建設、改革による軍強化、法に基づく軍統制を堅持し、各取り組みを推し進め、中国の夢、軍事力強化の夢の実現のために新たな、さらに大きな貢献をしなければならない」と強調。

(以下略) 

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