17/1/30フルフォード情報英語版:レッドラインを超えてしまったトランプ・マッチョ政権に中国が警告

 竹下氏が、トランプ政権の周りにいる人たちがとても好戦的で精神的にも幼いことを懸念していましたが、フルフォード氏のレポートでも"坊やたちが戦いのドラムを打ち鳴らしている。ドナルド・トランプ大統領のマッチョ政権が、…レッドラインを超えてしまった"とあります。こうした米軍事政権に対して中国側がかなり警戒しています。
 トランプ政権は、ロスチャイルド家からFRB(連邦準備制度)の奪還を掲げていますが、レポートによるとロスチャイルド家より"むしろ、中国を相手にすることになるだろう"としています。なぜなら、"ロスチャイルド家はもう何年も前から中国に組み込まれている"からのようです。
 また、南シナ海でも緊張感が高まっていますが、最悪の場合、中国は"北朝鮮、タイ、マレーシア、インドネシア、インドを一挙に占領"して、「米国勢」との戦争を回避するようです。この「米国勢」には日本と韓国が含まれているのだと思います。また、中国がこのような軍事行動をとったとしても、"ロシア人が中立に留まることを中国人は確信している"とあります。
 昨日の竹下氏のコメントでは、ロスチャイルドが深く関わっている新金融システムとニール・キーナン氏やドラゴン・ファミリーが目指している新金融システムが違うことが指摘されていましたが、レポートにはニール・キーナン氏が拠点としている"インドネシアはアジアを中心とする世界金融システムを強く支持している"とあります。
 各国が良識に基づき、「ウィンウィンの解決策」を模索し、貧困や環境対策の方向で一致団結してほしいものです。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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酉年の始まりとともにおぼろげに見え始めた戦争、男ってまったくしょうがない!
投稿者:フルフォード 

レッドラインを超えてしまったマッチョ政権に中国が警告


男性ホルモンムンムンの酉(雄鶏)年の始まりとともに、誰が最もビッグでワルかはっきりさせようと、坊やたちが戦いのドラムを打ち鳴らしている。ドナルド・トランプ大統領のマッチョ政権が、少なくとも言葉の上で、レッドライン(訳注:平和的解決から軍事的解決へと移る一線)を超えてしまったので、中国は最大限の警告を発している。中国の新年の休暇が終わる2月5日以降に、花火が始まるだろう、と中国の諜報機関や秘密結社の情報筋は言う。中国が警告した通り、米国が動き出すならば、『推測するよりずっと突発的でひどいことになるだろう。』

それまでの間、トランプ政権は中東の地図を塗り替え、現行の西側の権力闘争に対処することに気を取られすぎていて、中国が軍事行動をとった場合に起こり得ることを完全には察知できていない。

中東の地図を塗り替え:米露の勢力範囲


中国のことに話を戻す前に、トランプ政権とロシアの一致行動によって作り上げられている新しい中東を見てみよう。この領域が、3つの勢力圏に分かれているのがわかる。

1つ目は、シリアとイラクにまで広がっているトルコの勢力圏。
2つ目は、イラク、中央シリア、レバノンに及ぶ現在の古代ペルシャ人(イラン人)の帝国。
3つ目は、エジプト、湾岸諸国、イラク、ヨルダン、イスラエルのスンニ派の地域を含むアラブ圏。

ロシア軍とアメリカ軍は、それぞれの勢力範囲を、ユーフラテス川の東側をロシア、西側を米国に分割した。

編注:黄白の境目がユーフラテス川 
 

下の地図は、シリアの新しい勢力範囲を示している。

mapofmideast

mapofmideast


多くの経験豊富なオブザーバーたちが指摘しているように、トランプはISISの主なスポンサーであるイスラエルに完全サポートを約束しながら、同時に1ヶ月以内にISISを全滅させることも約束している。実際起きているのは、1枚のISISコインの裏と表である、イスラエル人が原理主義のシオニスト狂信者に対処する一方で、サウジ君主国は原理主義ワッハーブ派の聖職者たち(秘密裏に嫌っている)と対決しているということだ。これを行うことで得られるのは、湾岸君主国家の生き残りと、ヨーロッパへガスを輸出するイスラエルとトルコ経由の新しいパイプラインルートだ。

トランプ政権にとっては、中東を調整するのは簡単なことだ。


トランプ政権 VS ロスチャイルド(連邦準備制度理事会)/中国


ネメシス (出典)

ネメシス
出典



ペンタゴン情報筋によると、トランプは、ロスチャイルド(連邦準備制度理事会)に対するネメシス、アンドリュー・ジャクソンの肖像画をホワイトハウスに掛けて、米連邦準備制度理事会に対処する難題に挑戦する計画を発表した。

訳注
ネメシスとは神の憤りと罰の擬人化したもの、報復の女神とも言われている。

アンドリュー・ジャクソン (出典)

アンドリュー・ジャクソン
出典


『第7代ジャクソン大統領は、ロスチャイルド一族の支援を受ける銀行家のビルドと、政治生命をかけて激しく対決した。ジャクソン大統領は二度の暗殺未遂事件をも切り抜け、「銀行は不要!大統領にはジャクソン!」のスローガンで大統領に再選すると、「お前たちのような悪党や泥棒の一味は、永遠なる神の力を持って一掃してやる!」との言葉通りに、ビルドの中央銀行(第二アメリカ合衆国銀行)を潰すことに成功した。その後77年間、アメリカに再びロスチャイルド一族たちの中央銀行が設立されることはなかった。彼の墓石には、「私は銀行を潰した」と刻まれている。』
http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/frb-9a46.html より抜粋

これは米軍事政権が、連邦準備制度本部に行進し、中央銀行員たちを一斉逮捕したり、ロスチャイルド家のメンバーを殺害したりするだけで解決できるものではない。むしろ、中国を相手にすることになるだろう。

ロスチャイルドに近い情報源が状況を説明している。

『ロスチャイルド家はもう何年も前から中国に組み込まれている。彼らの金と流動資産はすべて中国にある・・・起きている全てのことは十分に考え抜かれており、何年も前から計画されている。

米軍事政権VS中国


中国の諜報機関と秘密結社関係者が、先週ホワイトドラゴンの代表に語ったところによると、中国が軍を動かすことを決めても、南シナ海の海戦を求める米国勢と対戦することはないだろう。むしろ、北朝鮮、タイ、マレーシア、インドネシア、インドを一挙に占領してしまうだろうと、情報源は言う。ベトナムは手に負えないので放置されるだろうということだ。

インドネシアのCIA筋は、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)政府がビザの制限を解除してから、何百万人もの中国人がインドネシアに入国したことを認めている。

また、インドネシア人は、CIAによるスカルノ大統領の殺人事件と、その後で新しい金融システムを開始する予定だったスカルノ/ ケネディ計画を無効したことをまだ怒っている。そのため、インドネシアはアジアを中心とする世界金融システムを強く支持している。

中国は、米国がホルムズ海峡とマラッカ海峡を閉鎖し、中国への石油の多くを遮断することで、これらの動きに報復してくることも十分予測していると言っている。しかし、中国は石油やガスのパイプラインを組織的に建設し、中東からタンカーを経由して到着する石油の依存度を減らすことによって、このような不測の事態に備えている。いずれにしても、中国のエネルギー需要の80%は石炭を使用しており、現状は、石油輸入の4分の1しか、その戦略によって遮断されないであろう。

米中関係におけるロシアの立場


さらに、シベリアのロシア人の人口はわずか1,000万人であり、核の全面戦争でしかこの広大な領土を中国から守ることができないことをロシアはわかっている。長年にわたって西欧諸国に虐待されてきたロシアは、西側がキリスト教(白人)同盟を呼び掛け、突然、情熱的アピールをしていることに警戒している。あるFSB(金融安定化理事会)筋が、新たなアメリカの友好的態度に対応して白龍会メンバーに『BRICSに何が起こったのか?』と尋ねた。彼らは、世界がもはや競合ブロックに分かれることなく、これからは皆が友人になれると言った。結論として、上で述べたような軍事行動をとっても、ロシア人が中立に留まることを中国人は確信しているということだ。

だが、ロシア人とロシアのセルビア人同盟国は、コソボに進出してユーゴスラビア滅亡の復讐を行おうとするかもしれない、とグノーシス主義の情報源は言う。これが行われると、そもそもユーゴスラビア崩壊の理由となったコソボの広大な鉱物資源の支配権を、スラブ民族が得ることを許すことになるだろうと、彼らは言う。またロシア人には、彼らが東部ウクライナでやりたいいくつかの正義もある。言い換えれば、ロシアは、東欧における古くから積もった恨みを晴らすために、中国の動きに起因する混乱に便乗することを決定するかもしれないのだ。

それでもなお、中国人は実利的であり、上で述べた筋書きより、ウィンウィンの解決策の方が大いに望ましいことを知っている。その理由から、彼らは、貧困を終わらせ、環境破壊を止めるための大規模な東西キャンペーンを大規模に調整する能力本位制の新たな未来企画庁のWDS(白龍会)計画を支持している。このキャンペーンには、アラスカとユーラシア、ユーラシアと日本、アフリカとユーラシアをつなぐトンネルが見込まれている。砂漠を緑に変え、海に魚を補充するなどの大きなプロジェクトも含まれている。アジア人はまた、彼または彼女の後任者がアジア人である限り、欧米人をその機関のトップとして喜んで受け入れるとも言っている。それ以降は、民族や文化の起源に関わらず最高の人の手に仕事が渡るだろう。

米国が、中国との戦争を誘発する行為を避けたとしても、米ドルは国によって支配されていないため、トランプ政権が連邦準備制度理事会を奪うことは簡単にはできないだろう。カナダや欧州の大半を含む100以上の国々は、すでに中国がAIIBを率いることを支持しており、新たな「炭素割り当て」国際財政投票制度に調印した。米国が一方的にこれを乗っ取ろうとすれば孤立し、まもなく世界各地の800拠点以上に分散した米軍の賃金を支払うことができなくなるだろう。

代替案は、このニュースレターがずっと前から推奨しているものだが、トランプが、米国政府の管理する財務省でドルを発行することだ。これらのドルは、政府が米国のインフラ、教育、国内の軍事活動、研究開発費などのために必要な金額をいくらでも発行することができる。国際的には、国際通貨ドルの約半分の価値がある。これにより、米国産業は一夜にして再び競争力を持ち、米国の巨大な投資、観光、輸出ブームにつながるだろう。対照的に、中国の輸入品は一夜で価格が跳ね上がるだろう。

このようなイベントが起きれば、アジアは、新しい未来企画庁が世界中で行われる米軍の地球に役立つ活動に資金を提供し続けることに合意している。

トランプの唯一の他の代替手段は関税を引き上げることだが、第二次世界大戦後のアルゼンチンの経験からすれば、これをすれば、孤立した米国が第三世界の地位へゆっくりと縮退していくことにつながるだろう。

ペンタゴン情報源から進展情報


いずれにせよ、トランプ政権はこの問題全てに、西側の権力闘争後、さらに巻き込まれていくことになるだろう。この分野では、ペンタゴンの情報源から多くの新しい進展が報告された。

『トランプ大統領が1月27日に国防総省を訪れた後、軍はブッシュ大統領のカルテルやISISを撤回し、秘密裏の作戦を行うため、アマゾンに拠点を置くブラジルのミサイル基地にアクセスする可能性がある。』それから、『サンディエゴのカバール基地は1月24日に爆破された』とも報じている。

さらに、別の進展は、トランプのラングレーCIA本部訪問とジョセフ・ダンフォード将軍のブリュッセル訪問の後、CIAとヨーロッパは、ソロスと彼のNGOをターゲットにしているという。ソロス個人はおそらく死んでいるが、ソロス・ロスチャイルドの表組織も解体しようとしている。

ペンタゴン情報筋からの報告はもう1つある。『ペラペラ自白している麻薬密売人ホアキン・グズマン(通称:エルチャポ)のお陰で、トランプは、シカゴを奪取するために捜査官を送り、CIA連合メキシコ・カルテルのドラッグ流通の中心であるモサドのボス、ラーム・エマニュエル(シカゴ市長)を解雇するだろう。

これらのすべてのマッチョな状況に対して、女性の穏やかな声が語る言葉を、今こそ想像してみよう。12人の米国大統領に会ってきたエリザベス女王が、現在起きていることに対して何を言うかは推測できないが、『戦いではなく愛し合おう』というようなアドバイスになるのは間違いない。

http://twistedsifter.com/2013/01/pictures-of-queen-elizabeth-with-us-presidents/

最後になったが、南極の訪問は今のところ延期となった。

翻訳:緑花
※見出しは編集者によるものです。 

お願い
フルフォード氏本人から快く許可をいただき、英語版レポートをシャンティ・フーラで翻訳して転載させていただいております。ただ、フルフォード氏の活動を支えるためにも有料の日本語版メルマガを購読して応援してもらえると有難いです。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

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