「なぜ、鏡は左右逆に見える?」 ~2000年以上「わからないまま」となっている問題を解明

竹下雅敏氏からの情報です。
 えっ? 2000年以上、「わからないまま」となっている問題を、最初に解明したのは私なんですか? 
 「なぜ、鏡は左右逆に見える?」という問いに興味を持ち、大学生になった時には、ほぼ完全な回答を得ていました。より、分かり易い説明を思いついたのは20年以上前だと思います。実は、この問題の回答は、とても簡単なのです。
 答えは、「自分で左右をひっくり返しているから、左右が逆になる」と心理的に思うのです。このことを、出来るだけ分かり易く説明してみましょう。
 色紙に「右」という文字を大きく書いて下さい。あなたは、「右」という文字の書かれた色紙を両手に持ち眺めます。あなたの前には、大きな鏡があり、手に持っている色紙をひっくり返して、鏡に映っている色紙の文字を見ます。
 この時、文字の左右が反転していると思った人は、色紙の上下をそのままにして、左右をひっくり返した人です。文字の上下が反転していると思った人は、色紙の左右をそのままにして、上下をひっくり返した人なのです。要するに色紙を鏡の方に向けて裏返すのに、左右に裏返した人は「左右」が逆に見え、上下に裏返した人は「上下」が逆に見えるという当たり前の事が起こっています。
 さて、それでは「右手にリンゴを持って鏡の前に立つと、鏡には確かに左右反対に写されている」と思うのは、何故でしょう。
 例えば、鏡に映っているあなたの背景にある時計の数字や位置を確認する時に、殆どの人は“振り返る”のです。鏡は単に背景を面対象に移しているだけですが、色紙を裏返して文字を確認した時とは異なり、この場合は、あなた自身が左右をひっくり返したように“振り返る”ので、「左右」が逆だと感じるのです。
 なので、背景にある時計の数字や位置を確認する時に“股の下から覗く”人は、左右ではなく上下が逆転していると思うのです。
 私達は、日常生活の中で自分の後ろにある風景を確認する際、殆どの人が“振り返る”という行動を取ります。いつも“股の下から覗く”習慣のある人は、鏡に映っている世界は上下が、逆転していると感じるでしょう。将来、宇宙空間で無重力の中で多くの時を過ごし、後ろを向くのにくるっと前後に回ることが日常になれば、鏡に映っている世界は上下が、逆転していると感じるでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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量子力学が明らかにした「光子が描くこの世の真実」
転載元)
(前略)
自分自身の存在位置がペアだ」ということを強く認識させられるテーマのものがあったのです。
それは、「なぜ、鏡は左右逆に見える?」という質問でした。その結論を簡単に書きますと、「それはいまだにわかっていない」のだそう。
(中略)
鏡に映っている光景を「左右逆と感じる人」と「逆ではないと感じる人」は、それぞれ同じくらいの比率でいるようなのです。たとえば、右手にリンゴを持って鏡の前に立つと、鏡には確かに左右反対に写されているわけですので、
「鏡では左手にリンゴを持っている」と感じる人と、
「鏡でも右手にリンゴを持っている」と感じる人の両方がいるのだそう。
(中略)
この「鏡がなぜ左右逆に見えるのか」という問題に関しては、2000年以上前に、哲学者プラトンが取り組んだのが最初だそうですが、プラトンもわからず、それから 2000年以上、「わからないまま」となっているのだそう。今では、心理学の問題として「解明ならず」ということになっているようです。
(以下略)

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