日米地位協定に基づいて、日本の官僚と米軍が毎月会議を行なっている「日米合同委員会」が日本の「闇の心臓部」 ~統一教会の関連団体「世界戦略総合研究所」の代表・阿部正寿氏は「日米合同委員会」の議長だった

竹下雅敏氏からの情報です。
 2014年11月11日の記事で、「日本を支配する“憲法より上の法”の正体とは?」と題する矢部宏治氏のインタビュー記事を紹介しました。
 この中で矢部宏治氏は、空だけではなく地上も潜在的には100%占領されていると言っていました。日米地位協定に基づいて、日本の官僚と米軍が毎月会議(現在は2回)を行なっているのが「日米合同委員会」という組織で、ここが日本の「闇の心臓部」だと言っていました。なぜなら、日米合同委員会での合意事項は原則的に非公開で、その一部は議事録にも残らない「密約」だからです。
 矢部宏治氏は、「日米合同委員会のメンバーを経験した法務官僚の多くが、その後、法務省事務次官を経て検事総長に就任しています。つまり、この日米合同委員会が事実上、検事総長のポストを握っていて、その検事総長は米軍の意向に反抗する人間を攻撃し潰していくという構造がある。」と言っています。
 矢部宏治氏は、鳩山政権を潰したのは誰だったのかを調べることで、「日米合同委員会」という組織にたどり着いたわけです。
 ツイート動画の中で鳩山元総理は、“しかもそこで決まっていることがですね、なんであるかっていうのは一切秘密で、総理の私にも全く報告はないわけですよね。ですからその会合をやった事自体も伝わってきてないわけです。でも現実は、そういうものがあるということで、そしてそれが、ある意味で日本の憲法よりも上にいくような話になっている…”と言っています。
 “続きはこちらから”の記事は、統一教会の関連団体「世界戦略総合研究所」の代表・阿部正寿氏とあべぴょんの関係を示すものです。こちらの記事によれば、「世界戦略総合研究所」は生長の家や産経新聞とも繋がっていることが分かります。
 驚くのは、阿部正寿氏が「日米合同委員会」の議長だという情報が出ていること。正しい情報だと思います。矢部宏治氏がたどり着いた組織の議長が、「統一教会」の関係者だったというのは、どう考えれば良いのでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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日米地位協定Q&A
転載元)
問12:日米地位協定の実際の運用については、日米合同委員会で合意される秘密の合意で決められているというのは本当ですか。
 
(答)
日米合同委員会は、日米地位協定の実施に関する協議機関です。日米合同委員会における協議を経た合意事項は、そのほとんどが施設・区域の提供、返還等に関する事項であり、従来より、米側との協議の上で、その全文又は概要を公表してきています。今後とも、日米合同委員会での合意についての公表に努力していきたいと考えています。

公表されている日米合同委員会合意
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日米合同委員会組織図
転載元)
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配信元)
 


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米国政府への“逆失望”発言の首相補佐官に本紙副代表は1月から“失望中”
引用元)
(前略)
世界戦略総合研究所、略称は世界総研または戦略研、聞き慣れない団体だが、霊感商法で悪名高い統一教会の古参信者で構成された統一教会の関連団体だ。代表者は阿部正寿(まさとし)氏(75)。
(中略)
阿部氏は2000年に日本国家戦略総合研究所を設立、2008年には世界戦略総合研究所と改称し、都内ホテルや集会施設などで隔月開催される定例会では国会議員や大学教授の他、靖国神社の元権宮司や明治天皇の玄孫の竹田恒泰氏などを講師として招聘してきた。
 
◆安倍晋三“総裁”も講演

2010年2月には秋元司参議院議員(当時、現衆議)や安倍晋三自民党総裁が講演をしている。
(中略)

現首相と統一教会重鎮、二人の“アベ”の握手 世界総研HPより

安倍晋三に至っては第九十代内閣総理大臣の肩書きで講演している。

世界総研HPより
(中略)
世界総研の定例会の開催場所としてここ数回、参議院議員会館の会議室が使われていたというのだから驚きだ。
 
議員会館会議室は国会議員の口利きがなければ使用できない。霊感商法などで悪名高き教団の関連団体が何故、国会議員会館を使用できたのか? そこには複数の国会議員がこの統一教会関連団体に便宜を図ってきた事実がある。
(以下略)
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配信元)
 
 

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