イスラエルが引き起こしている出来事の終末論的な側面 / イエス・キリストの前世の一つは、“エリコの人民を、老若男女問わず家畜も含めて全てを皆殺しにした”というヨシュアだった

竹下雅敏氏からの情報です。
 動画の冒頭で石濱哲信氏は、“日本安全対策推進機構、そして日防隊の総括をやっております石濱です。同時に日本保守党の党首でもあります”と話しています。石濱哲信氏が党首である日本保守党は、百田尚樹氏が代表の日本保守党とは別の政治団体です。
 私は、石濱哲信氏と一水会は本当の保守だと思っています。日本には頭が悪く、愛国者のふりをしたエセ保守が多いので、騙されないようにしてください。
 10月9日の記事で、プーチン大統領のメンターと言われるアレクサンドル・ドゥーギン氏のツイートを紹介しました。氏は、“イスラエルでのエスカレーションは、連鎖反応を引き起こす可能性がある。…この出来事の終末論的な側面を見失ってはならない。つまり、エルサレムをめぐる緊張と、神殿山に第三神殿を建設するという(イスラエルにとっての)メシア的地平(イスラム教の重要な聖地であるアル・アクサ・モスクを取り壊さなければ不可能)が再び高まっているのだ。…いずれにせよ、終末論を無視する者は、偉大な現代政治について何も理解できないことは明らかだ”と記していました。
 冒頭の動画を見れば、「この出来事の終末論的な側面」が非常に良く分かります。例えば動画の9分38秒では、“エリコというのは歴史上最も古い町と言われてますね。…入っていった時に、老人も若者も男も女も子供も牛も羊もロバも、ことごとく剣にかけて滅ぼしたと。そして最後はですね、火をつけるんですね。そして火で町と全てのものを焼いた。このイメージがありますから、今あのガザ地区で、最後に大放火で焼き尽くす、あるいは入植地に入ったイスラエル人が、パレスチナ人が住んでいた家に火をつけるのはこの辺にあるわけですね”と言っています。
 エリコの人民を、老若男女問わず家畜も含めて全てを皆殺しにしたのは、モーセの後継者ヨシュアでした。
 10分21秒で、アイという町を襲って失敗したエピソードを取り上げています。ウィキペディアの「アイ攻略」のところも分かりにくいので、ヨシュア記第7章から抜粋すると、エリコを攻略した際にアカンが盗みを働いていたことが、アイ攻略に失敗した原因でした。犯人をくじ引きで特定したところ、“アカンがくじに当った。アカンはユダの部族のうちの、ゼラの子、ザブデの子なるカルミの子である。…アカンはヨシュアに答えた、「ほんとうにわたしはイスラエルの神、主に対して罪を犯しました。わたしがしたのはこうです。わたしはぶんどり物のうちに、シナルの美しい外套一枚と銀二百シケルと、目方五十シケルの金の延べ棒一本のあるのを見て、ほしくなり、それを取りました。わたしの天幕の中に、地に隠してあります。銀はその下にあります」。…ヨシュアはすべてのイスラエルびとと共に、ゼラの子アカンを捕え、かの銀と外套と金の延べ棒、および彼のむすこ、娘、牛、ろば、羊、天幕など、彼の持ち物をことごとく取って、アコルの谷へ引いていった。…すべてのイスラエルびとは石で彼を撃ち殺し、また彼の家族をも石で撃ち殺し、火をもって焼いた”と書かれています。
 「そして主は激しい怒りをやめられた(7章26節)」ということなのですが、グノーシス派の人たちが、“旧約の神は、実は悪魔なのだ”と考えたのは、とても良く分かります。
 実際には悪魔ではなく、旧約聖書でイスラエルの民を導いたのはメタトロンでした。偽典『エノク書』ではエノクが天上に昇りメタトロンになったと思わせる記述がある、とあるようにメタトロンの前世はエノクでした。
 11月4日の記事で説明したように神智学では、“エデンの園でイブを誘惑した蛇(サタン)を人間に知恵を授けた真の救済神だと考える”のです。このイブを誘惑した蛇の名は、サナット・クマーラです。神智学では、旧約の神と新約の神は同一であり、それはサナット・クマーラのことです。
 そして、サナット・クマーラの代理人としてイスラエルの民を導いたのがメタトロンなのです。メタトロンが「小YHWH」(YHWH はヘブライで神を表す)という異称を持つのはこのためです。
 新約では、サナット・クマーラの代理人としてイエスを霊導(オーバーシャドウ)したのがマイトレーヤだったと考えるのです。
 “続きはこちらから”をご覧ください。神智学において、“イエス大師は、キリスト教の救世主イエス・キリストを霊的指導者のひとりとみなしたもの”です。そして、イエスの前世の一つは、“エリコの人民を、老若男女問わず家畜も含めて全てを皆殺しにした”というヨシュアなのです。
 このコメントに記した神智学の概念は、基本的に正しいのです。旧約の神、新約の神は「神」ではなく「魔」なのです。「悪魔」ではありませんでした。地球の人々は、こうした「神」ではないものを「神」として崇めてきたことで、完全な混乱に陥っています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
【日本保守党】日本人が知らない一神教の共通点と虚構。「ゴエム」と「ヒューマン・アニマルズ」の違い。
配信元)
————————————————————————
ヨシュア
ヨシュアは、『旧約聖書』の「民数記」や「ヨシュア記」に登場するユダヤ人の指導者。新約聖書のイエスと同じ名前で、「ヤハウェは救い」という意味。

生涯

エジプト脱出以降

エジプトを出て放浪するユダヤの民。その1人だったエフライム部族のヌンの子ホセアはモーセによってヨシュアと呼ばれるようになる。ヨシュアはモーセに命じられてアマレク人との戦闘を指揮し、勝利した経験があった。モーセがシナイ山に登り十戒石板を授かった時にも同行している。民が金の子牛を作り偶像崇拝をしている声を聞いた時には「宿営の中に戦いの声がします」とモーセに伝えた。

カナン偵察

彼はカレブたちと共に、モーセに命じられて自分たちの目指す約束の地であるカナン偵察する。ヨシュアとカレブはカナンのすばらしさを伝えるが、それ以外の者たちはカナンの地に入ることの困難を強調する。そのため、民は動揺し、モーセに向かって不平を言うが、ヨシュアとカレブだけは不平を言わなかった。このため、ヨシュアとカレブだけは約束の地に入ることをゆるされるが、他の成人たちには許されなかった(「民数記」)。約束の地に入れない事を知った民の一部は半ば強引にカナンの土地に入ろうと軍事行動を起こし、モーセの警告も無視して仕掛けるが、アマレク人とカナン人に撃破され敗走、追撃までもが加えられる有様となった。

モーセの後継者になる

モーセは120歳になると、自分の後継者としてヨシュアをたてて亡くなった(「申命記」)。

エリコ攻略

ヨシュアは指導者として約束の地に入るべくヨルダン川を渡ってエリコを攻める。エリコの城壁は祭司たちが吹く角笛と民の叫びの前に崩壊した。ヨシュアは遊女ラハブらを除くエリコの人民を老若男女問わず家畜も含めて全てを皆殺しにした。

アイ攻略

偵察員よりアイの人々は少ないと聞いていたヨシュアはおよそ3000人を向かわせるが予想に反して敗北を喫し、36人が敵に殺された。神ヤハウェに伺った所、滅ぼされるべきものが残っている事が分かり、くじの結果、アカンが該当する。事情を聞いたところエリコを攻略した際に滅びに捧げられるべきものをアカンが盗んでいたと判明し、アカンを石打ちに処した。

再度攻略に向かう際にはアイの人々の心理を突いた上での総力戦を展開し、アイの人々をすべて町からおびき出し、伏兵3万人を使ってアイの町を焼き払い、さらに挟撃態勢に持ち込み、アイの人々1万2千人を全滅させた。

その後

ヨシュアは民を率いてカナンの各地を侵略、抵抗運動を粉砕して全カナンを制圧した後にレビ族を除くイスラエルの十二族にくじびきによって分配した。

最期

ヨシュアは死の床で民の代表者たちに神への信頼を説き、この世を去った。110歳であった。その遺体はティムナト・セラに埋葬された。ヨシュア無き後は士師達が古代イスラエルの指導者的な立場を得る時代になる。


————————————————————————
イエス大師
イエス大師(Master Jesus)は、神智学協会に発する近代神智学、およびその影響を受けた昇天大師派英語版)において、キリスト教の救世主イエス・キリストを霊的指導者のひとりとみなしたもの。キリスト教世界に衝撃を与え、カトリック教会に近代神智学を嫌悪させる一因になった。

概要

近代神智学の創始者ヘレナ・P・ブラヴァツキーが出会ったことがあると主張した「大師方」の一人ではなく、後継者のアニー・ベサントチャールズ・ウェブスター・レッドビータによって、両名の1913年の共著 Man: Whence, How and Whither (『人間 - どこから、どうやって、そしてどこへ』)において大師の一人に加えられた。

イエス大師は、ネオ神智学の教義においては古代の知恵の大師の一人、昇天大師派英語版)においてはアセンデッドマスター英語版)の一人であり、マスターたちの秘密結社グレート・ホワイト・ブラザーフッドの一員とされる。神智学協会から分派したアルケイン・スクールのアリス・ベイリーによれば、イエス大師はオカルティズムの概念である七光線英語版)のうち、第六光線を司る。

イエス大師の前世

普遍勝利教会英語版)の教祖エリザエス・クレア英語版)によると、イエス大師はアトランティスの皇帝に二度転生しているという。一度目は紀元前33050年、二度目は紀元前15000年のことである。アリス・ベイリーによるとイエス大師はかつて紀元前13世紀にヘブライの軍事指導者ヨシュアに、紀元前16世紀に大祭司ヨシュアに生まれ変わった。

イエス大師

昇天大師派の信奉者は、イエス大師はエルサレムでの磔によって「第四段階のイニシエーション英語版)」(近代神智学の概念)を受けたのだと信じている。

アルケイン・スクールのアリス・ベイリーシェア・インターナショナルベンジャミン・クレーム英語版)は、イエスは肉体から復活した時、テュアナのアポローニオスに生まれ変わったと信じている。一方、昇天大師派の信奉者は、イエスが自身の肉体を伴って復活し昇天したというキリスト教の見方を支持する。
昇天大師派の信奉者は、復活の後イエスが40日目に昇天したとき、彼はユダヤからカシミールに空中に浮遊して移動し、ここで81歳になるまで生き、そこでシャンバラに昇天したと信じている。

懐疑的見解

K・ポール・ジョンソン英語版)は、ヘレナ・P・ブラヴァツキーは大師方について書き、大師方からの手紙をこしらえたが、その大師方とは実際には彼女の助言者であった人々を理想化したものにすぎなかった、と主張している。ニューヨーク・タイムズの記事でポール・ツワイクは、ブラヴァツキーの啓示は欺瞞的なものであったと主張した。
————————————————————————
とんぱ 第1号 特集トランス・ヒマラヤ密教
出帆新社
トランス・ヒマラヤ密教のあらまし 仲里誠桔
(37~38ページ)
イエス大師は、さまざまなキリスト教会を通して流れ出るエネルギーの焦点であり、現在はシリア人としての肉体を持って聖地のある場所〔ローマ郊外-1998年現在〕に住んでいらっしゃる。…イエス大師ご自身は一般の人々の既成概念とは違ってむしろ厳格な軍人タイプで、鉄のような規律と意志の持ち主である。…イエス大師は聖書の物語の中でよく知られているが、最初はナンの息子ヨシュアとして現れ、次にエズラの時代にイエシュアとして登場し、このとき第三イニシエーションを受けている。なお『ザカリア書』にはこれがヨシュアとして述べられている〔ともに旧約聖書〕。また福音書の中では、二つの大犠牲を行ったのがよく知られている。一つは自分の肉体をキリストに捧げてそのご用に供したこと、もう一つは〔肉体生命も含めて-筆者注〕一切のものを放棄したことで、これは第四イニシエーションの特徴でもある。続いてタイアナのアポロニウス〔十字架上で刑死の後、一世紀の始め頃カッパドキアに生まれ変わる。ピタゴラスを主とする当時の諸密教を学び、事実上の修行の後、バビロンを経てインドに行き、帰ってからイエス時代をうわまわる数々の軌跡や予言を行う。晩年はエフェススで密教のアシュラムを開き、約百歳の長寿をまっとうした-筆者注〕として第五イニシエーションを受け、ついに“叡智の大師”となった。

Comments are closed.