竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ワシントンポスト:クレムリンはシリアでオバマ氏を打ちのめす
転載元より抜粋)
Sputnik 15/9/19
オバマ政権はシリア問題解決でロシアに敗北を喫する。米政権が事態の推移を傍観しているだけなのに対し、プーチン大統領の中東戦略は非常に強力で、明快だ。The Washington Postが報じた。
以下、同紙の記事の概要を紹介する。
オバマ大統領とその外交チームは又しても窮地に陥った。プーチン大統領は来週、国連で、ロシアを筆頭に「イスラム国」と戦う新たな連合体を結成することを提案するだろう。これにより、5億ドルの費用で養成されたことになっている幻の現地軍とともに物憂げな空爆を繰り返す、何の成果もないオバマの戦争が「変な戦争」であることが浮き彫りになる。ロシアには、アラブ世界におけるロシアの古くからの重要同盟国を支援する、という目的がある。オバマもケリーも、「クレムリンの凄腕たち」のやることなすことに、ただ驚き呆れるばかりであろう。
プーチン大統領の策略の何よりあざとい点は、シリア危機の解決が欧州難民危機の解決手段になる、ということである。欧州は罪の意識と恐怖にとらえられて、なすすべを知らない。そこへプーチン大統領が活路を示すのである。「戦争なくして難民なし」と。
つまりは、シリア化学兵器危機のシナリオが繰り返されるのだ。ロシアの介入で、状況が救済される。そうやって、ロシアは少しずつ、米国にとって掛け替えのないパートナーになっていくのである。米国がそれを望むと望まざるとに関わらず。
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バッシャール・アル・アサドの演説を聴いた
転載元より抜粋)
マスコミに載らない海外記事 15/9/17
By The Saker
2015日9月17日
The Saker of the Vineyard
多くの読者と同様、私も昨日のバッシャール・アル・アサドのロシア・マスコミ・インタビューを一時間聞いた。私は感銘を受けたと言わざるを得ない。
私にはシリア人の友人がいて、彼らからも、アサドの父、ハーフィズ・アル・アサドや、彼の政権の腐敗、非常に多数のシリア人がシリア治安機関に対して抱いていた極めて現実的な恐怖心や、彼を取り巻く裕福な有力者連中について、色々聞いている。
だが、現在、私は態度を変えつつあると言わなければならない。単にアサドと彼の軍が、現在、シリア国民をダーイシュの中世的狂気と凶暴さから守っている唯一の勢力であることに疑いの余地がないだけでなく、率直に言って、この人物に私はますます感銘している。
彼に第一に感心したのは、彼は明らかにすべきことを知っており、自分がしていることを信じている人物として、私の心を打つのだ。もちろん、私は読心術者ではなく、どれひとつ証明できないが、彼の演説を聴いて、そう感じたのだ。
二番目の同様に、私が感じた主観的感覚は、過去四年間で、この人物の器量が大きく成長したということだ。率直に言って、戦争前の彼を聞いていると、彼はどこか、毎夏サントロペや、マルベーリャや、ジュネーブで見かける典型的なアラブ人プレイボーイのようだと感じていた。必ずしも悪人というわけではなく、単に甘やかされて育った軽薄な人物だ。
だが昨日彼を聞いていて、2015年のアサドは十年ほど前のアサドとは全く違うという印象をもった。この戦争が彼を大きく変えたと感じたのだ。
私の三つ目の、そして最後の推測は、アサド政権に巣くっていた、CIAに雇われたありとあらゆるくずどもは、アサドが最長でも数か月のうちに打倒されると確信していたので逃亡したというのが私の想像だ。現在、彼の周囲は本当の愛国者たちによって固められているのだろうと私は推測している。
ロシアが“決めるのはシリア国民だ”として、実際に言っているのは、決めるのは“シリアの友人たち”や、他のどの“親切の枢軸”でもないということだ。言い換えれば、くたばれ、アメリカ/NATO/EU/等々だ。だから、シリアの将来に関するあらゆる外交的なえん曲表現にもかかわらず、現実は、アサドはクレムリンの全面支援を受けているのだ。
ダーイシュに対するいかなる軍事的取り組みも、シリアと協調しなければ、全く無意味だ。アメリカと連中の傀儡どもが現在行っていることは、違法であるのみならず、全く効果もないのだ。これを、100%合法な反ダーイシュ連合(シリアは主権国家なのだから、支援する誰でも招きいれられる)を作り上げることを目指す、(あらゆる空爆やミサイル攻撃がシリア軍の地上作戦と連携することになる)効果的な、ロシアの姿勢と比較されたい。
昨日アサド演説を聴きながら、最終的には、アメリカが引き起こした狂気は終わり、大半の世界指導者たちが正気を取り戻し、更に言い表せないほどの恐怖で、中東や更に外部まで脅かす前に、ダーイシュのたわごとを止めることに本気で関心を持っている全員にとって、アサドと話すことは単なる“選択肢”ではなく、最優先事項であることを悟ることを彼は確信しているのだと私は感じた。
私は彼が正しいことを願っている。
記事原文のurl: http://thesaker.is/listening-to-bashar-al-assad/
2015日9月17日
The Saker of the Vineyard
多くの読者と同様、私も昨日のバッシャール・アル・アサドのロシア・マスコミ・インタビューを一時間聞いた。私は感銘を受けたと言わざるを得ない。
私にはシリア人の友人がいて、彼らからも、アサドの父、ハーフィズ・アル・アサドや、彼の政権の腐敗、非常に多数のシリア人がシリア治安機関に対して抱いていた極めて現実的な恐怖心や、彼を取り巻く裕福な有力者連中について、色々聞いている。
だが、現在、私は態度を変えつつあると言わなければならない。単にアサドと彼の軍が、現在、シリア国民をダーイシュの中世的狂気と凶暴さから守っている唯一の勢力であることに疑いの余地がないだけでなく、率直に言って、この人物に私はますます感銘している。
彼に第一に感心したのは、彼は明らかにすべきことを知っており、自分がしていることを信じている人物として、私の心を打つのだ。もちろん、私は読心術者ではなく、どれひとつ証明できないが、彼の演説を聴いて、そう感じたのだ。
二番目の同様に、私が感じた主観的感覚は、過去四年間で、この人物の器量が大きく成長したということだ。率直に言って、戦争前の彼を聞いていると、彼はどこか、毎夏サントロペや、マルベーリャや、ジュネーブで見かける典型的なアラブ人プレイボーイのようだと感じていた。必ずしも悪人というわけではなく、単に甘やかされて育った軽薄な人物だ。
だが昨日彼を聞いていて、2015年のアサドは十年ほど前のアサドとは全く違うという印象をもった。この戦争が彼を大きく変えたと感じたのだ。
私の三つ目の、そして最後の推測は、アサド政権に巣くっていた、CIAに雇われたありとあらゆるくずどもは、アサドが最長でも数か月のうちに打倒されると確信していたので逃亡したというのが私の想像だ。現在、彼の周囲は本当の愛国者たちによって固められているのだろうと私は推測している。
ロシアが“決めるのはシリア国民だ”として、実際に言っているのは、決めるのは“シリアの友人たち”や、他のどの“親切の枢軸”でもないということだ。言い換えれば、くたばれ、アメリカ/NATO/EU/等々だ。だから、シリアの将来に関するあらゆる外交的なえん曲表現にもかかわらず、現実は、アサドはクレムリンの全面支援を受けているのだ。
ダーイシュに対するいかなる軍事的取り組みも、シリアと協調しなければ、全く無意味だ。アメリカと連中の傀儡どもが現在行っていることは、違法であるのみならず、全く効果もないのだ。これを、100%合法な反ダーイシュ連合(シリアは主権国家なのだから、支援する誰でも招きいれられる)を作り上げることを目指す、(あらゆる空爆やミサイル攻撃がシリア軍の地上作戦と連携することになる)効果的な、ロシアの姿勢と比較されたい。
昨日アサド演説を聴きながら、最終的には、アメリカが引き起こした狂気は終わり、大半の世界指導者たちが正気を取り戻し、更に言い表せないほどの恐怖で、中東や更に外部まで脅かす前に、ダーイシュのたわごとを止めることに本気で関心を持っている全員にとって、アサドと話すことは単なる“選択肢”ではなく、最優先事項であることを悟ることを彼は確信しているのだと私は感じた。
私は彼が正しいことを願っている。
記事原文のurl: http://thesaker.is/listening-to-bashar-al-assad/
これまでもシリアには膨大な光が注ぎ込まれて来ました。それはアサド大統領がまともな人物であり、シリア国民はアサド大統領を支持していたからです。シリアが平和を取り戻すには、闇の連中が滅びるよりないのですが、その時まで継続的に、今後も膨大な光が注ぎ込まれるはずです。
気になるのは日本の将来です。下の記事の中で、“大半の世界指導者たちが正気を取り戻し…悟ることを彼は確信している”とありますが、日本の真の指導者たちも早く正気を取り戻してもらいたいと考えています。望みは十分にあると思っています。