オバマ政権はシリア問題解決でロシアに敗北を喫する。米政権が事態の推移を傍観しているだけなのに対し、プーチン大統領の中東戦略は非常に強力で、明快だ。The Washington Postが報じた。
以下、同紙の記事の概要を紹介する。
オバマ大統領とその外交チームは又しても窮地に陥った。プーチン大統領は来週、国連で、ロシアを筆頭に「イスラム国」と戦う新たな連合体を結成することを提案するだろう。これにより、5億ドルの費用で養成されたことになっている幻の現地軍とともに物憂げな空爆を繰り返す、何の成果もないオバマの戦争が「変な戦争」であることが浮き彫りになる。ロシアには、アラブ世界におけるロシアの古くからの重要同盟国を支援する、という目的がある。
オバマもケリーも、「クレムリンの凄腕たち」のやることなすことに、ただ驚き呆れるばかりであろう。
プーチン大統領の策略の何よりあざとい点は、
シリア危機の解決が欧州難民危機の解決手段になる、ということである。
欧州は罪の意識と恐怖にとらえられて、
なすすべを知らない。そこへプーチン大統領が活路を示すのである。「戦争なくして難民なし」と。
つまりは、シリア化学兵器危機のシナリオが繰り返されるのだ。ロシアの介入で、状況が救済される。そうやって、ロシアは少しずつ、米国にとって掛け替えのないパートナーになっていくのである。米国がそれを望むと望まざるとに関わらず。
研究者にとっては、受け入れられない事態ですが、事実として消える以上、既存の物理学では説明出来ないことが起こっているわけです。
理論はいずれ物理学者が構築するとして、取り敢えず福島が救われる可能性が出てきたということだと思います。