館内全体をカバーするセントラル空調としてのナチュラルチラーの熱源燃料LPGの配管でのガス漏れによる爆発か?〜 イオンのみならず、経産省にとっても“想定外の事態”であったイオンモール熊本の爆発事故

竹下雅敏氏からの情報です。
 7月30日の記事で紹介した動画の中で深田萌絵氏は、“イオンのイオンモールの上に置いてあったガスコージェネレーションシステムというシステムがあったはずなのに、それが丸ごとなくなっているわけなんです”と話していました。 
 また昨日の記事では、“イオンにそのガスのコジェネを入れましたよっていうことを、経産省の資料の中に事例として出して謳っているんですよ。”と深田萌絵氏が話していたことをお伝えしました。
 問題は、“なぜメディアが、ガスコージェネレーションシステムについて言及しないのか?”という事なのですが、どうやらイオンモール熊本ではガスコージェネレーションシステムではなく、別の方式を採用していたようなのです。
 “続きはこちらから”の平田誠氏のツイートをご覧ください。“イオンモール熊本について、会見では空調にもLPガスを使用していたとのことでした…モール内の吹き抜けや共通通路など、館内全体をカバーするセントラル空調としての「ナチュラルチラー(吸収式冷温水器)」+ テナント店舗やシネコン、各レストランごとの個別空調としての「GHP」​という組み合わせ(ハイブリッド構成)と思われます”と言っています。
 そして、“ナチュラルチラー(吸収冷温水機)の熱源燃料(LPG)のLPG配管(館内引き込み部付近)でのガス漏れによる爆発と捉えるのが合理的”だと最後のツイートで指摘しています。
 冒頭の動画では、“イオンによると、イオンモール熊本では飲食店や館内空調のために LPガスを使用しています(2分2秒)。…敷地外のガスボンベから配管を引き込み、ガスを使うフードコートなどへ供給しています(2分24秒)。…「配管がまず、ズレたことによってガスが出ていると。ですから、この2階のフードコートと書いてあるところ、普通はここにガス器具を使っていますので、こちらからガスが漏れるんではないかということが、一般的には想定されて、いろんな基準が作られているんですが、このガス管の途中から漏れるということについては、あまり想定されていないというのが現状です。(5分55秒)」(元東京消防庁の佐藤康雄氏)”と報じています。
 朝日新聞の記事には、“経産省の担当者はイオンモール熊本の設備について、「ガスコージェネレーションやガス発電機のような設備はないことを確認した」と説明”とあります。
 面白いと思うのは、わざわざ「ガスは純粋に給湯器や調理に利用されていた」と語り、イオンの吉田昭夫社長が「飲食店、もしくは館内空調も含めてガス設備を使っておりますが、熊本は LPG を使っていたということであります。」と7月29日の記者会見で話しているにもかかわらず、経産省の担当者は館内空調にLPガスを使用していたことには触れたがらないように見えることです。
 東洋経済オンラインの記事には、「今回の爆発事故はイオンのみならず、経産省にとっても“想定外の事態”であったことは、30日、現場にいち早く経産省の職員が現地調査に入ったことからも明らかだ。」とあります。
 経産省の職員は、「東日本大震災の教訓」から何も学んでいないように見えます。地震の揺れで原発の配管はボロボロになっていたのに、「ガス管の途中から漏れるということについては、あまり想定されていないというのが現状」だというのです。
 経産省が関与すると「国土強靭化」ではなく、「国土狂人化」になるような気がするのは私だけ?
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【イオンモール熊本の爆発事故】避難後に戻った従業員を襲った悲劇…専門家と原因を検証
配信元)
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配信元)
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イオンモール熊本爆発「なぜ死者多数」LPガス原因説と識者分析
引用元)
(前略)
LPガスとは イオンモール熊本飲食や空調

Q.もう1点お願いします。こうした大きな地震などの災害時に、LPガス関連設備のリスクについて、爆発も含めてどの程度の想定があったのか、また、それがマニュアルに入っているのかも含めて教えてください。

吉田昭夫(イオン社長):基本的にショッピングセンターは、すべてガスを使います。都市ガスが使えるところは都市ガスを供給しております。飲食店、もしくは館内空調も含めてガス設備を使っておりますが、熊本はLPGを使っていたということであります。これは専門業者に施工していただき、基準をきちっとクリアした状態で設置されているものと、我々としては認識して使用しております。熊本については2005年に開店しておりますので、そのときから使っております。
(以下略)
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“防災モール”のパイオニアがなぜ…「イオンモール熊本」爆発で業界激震 デベロッパー社員が語る「商業施設に潜む“死角”」
引用元)
ショッピングセンター(SC)に携わるデベロッパーやプロパティマネジメントの関係者の間で、悲鳴にも似た声が上がった。
(中略)
■「防災モール」のパイオニアだったイオン

イオンモール熊本は、災害時に駐車場を避難場所にしたり、物資を供給したりする「防災拠点」として嘉島町と協定を結んでいた施設だ。この事故がなければ、地域住民が避難先として頼りにするはずだった。
(中略)
ちなみにイオンは18年、福島県いわき市に、「防災モール」としての機能を持たせた大型SC「イオンモールいわき小名浜」を開業している。非常用の電源設備や飲料水を確保できる水槽、災害用簡易トイレなどを備えているという。まさに防災モールのパイオニアだった。
(中略)
今回のイオンモール熊本にしても、東日本大震災の教訓から経産省が推し進めた「大規模施設のLPガス化政策」により、防災拠点として再整備されたモールだった。それだけに今回の爆発事故はイオンのみならず、経産省にとっても”想定外の事態”であったことは、30日、現場にいち早く経産省の職員が現地調査に入ったことからも明らかだ。
(以下略)
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爆発のイオン 経産省「ガスコジェネはない」 SNSで原因の見方も
引用元)
最大震度7の熊本地震の後、爆発が発生したイオンモール熊本(熊本県嘉島町)について、経済産業省は3日、ガスは調理や給湯に利用されていたと発表した。SNSなどではガスを使って発電や熱供給をする設備「ガスコージェネレーション」が爆発の原因との見方が出ていた。

経産省の担当者はイオンモール熊本の設備について、「ガスコージェネレーションやガス発電機のような設備はないことを確認した」と説明。「ガスは純粋に給湯器や調理に利用されていた」などと語った。

一方、X(旧ツイッター)では「大爆発の原因はガス発電システム」「発電設備が屋根の上にあったはずが、丸ごと吹っ飛んでいる」などと投稿されていた。

経産省は3日午後、警察や消防、ガス供給事業者らと合同で現場調査を実施した。
(以下略)

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配信元)
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