[Twitter他]ウクライナ南部・東部の人々に対して憎悪を露わにしたポロシェンコの演説とヤヌコーヴィッチ元大統領の復職

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭のポロシェンコの演説を櫻井ジャーナルが翻訳してくれています。一国の大統領が民族の融和を呼びかけるのではなく、こうしたむき出しの憎悪を露わにするというのは、異常なことです。もしこれが欧米に都合の悪い政権なら、こうした発言を大々的に取り上げてキエフ政権を激しく攻撃したはずです。ところが現実には、ナチスのホロコーストと同等の事が行われているのに、欧米メディアは沈黙したままです。
 しかし、背後では驚くべきことが起こっているようです。ロシアの声によると、欧州はヤヌコーヴィッチ元大統領の復職も視野に入れているとのこと。これが本当なら、ポロシェンコはますます追い詰められていることになります。
 ウクライナ南部・東部に対して、ますます敵対的なキエフ政権の言動に対し、プーチン大統領が強い姿勢で批判しています。こうした状況を考慮すると、やはりポロシェンコは絶体絶命だということがよくわかります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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Poroshenko: "Their children will hole up in the basements - this is how we win the war!" [ENG SUBS]
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

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沖縄は米軍基地を拒否する意思を示したが、基地の存在を許している日米安保はNATOと一体化する
転載元より抜粋)
ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領は11月13日にオデッサTVで東/南部の住民について次のように演説している:

 「我々には仕事があるが、奴らにはない。我々には年金があるが、奴らにはない。我々は子どもや人民や定年退職者の面倒をみるが、奴らは面倒をみない。我々の子どもは学校や幼稚園へ通うが、奴らの子どもは地下室に隠れるだけだ。奴らには何もできないからだ。こうやって我々はこの戦争に勝つのだ。」


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欧州裁判所、ヤヌコーヴィチをウクライナ大統領に復職させる可能性あり
転載元)
Photo: RIA Novosti

Photo: RIA Novosti



欧州人権裁判所はウクライナ第四代大統領ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ氏の提起した、欧州が氏の外国における銀行口座を凍結したことを不服とする訴訟を審理している。ヤヌコーヴィチ氏の提訴はウクライナにおけるクーデターの結果蹂躙されたEUとの合意を根拠としている。

ウクライナには欧州人権裁判所の審理を妨害するすべはない。インターポールのラインで氏を国際指名手配するあらゆる試みは功を奏しなかった、とoplot.infoは伝える。

同サイトは「もし欧州裁判所がヤヌコーヴィチ氏の訴えを認めたならば、キエフに今いる人々は全て犯罪者である、ということになる」としている。

というのも、欧州は段階的にある理解に進みつつある。つまり、「新しい計画を策定するまでの間は、誰に対しても問題を抱え、内部にさえ問題を抱える、制御不能の暫定政権などよりは、行動が予測可能なヤヌコーヴィチに情勢を管理させたほうがまし」であると。
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キエフによる対話の拒否で状況は袋小路に
転載元より抜粋)
© Photo: RIA Novosti/ Michael Klimentyev

© Photo: RIA Novosti/ Michael Klimentyev



モスクワはキエフが政治的敵対者を殲滅することを許しはしない。ロシアのプーチン大統領がドイツのTV放送ARDのインタビューで述べた。ウクライナ政権は南部・東部義勇軍との対話を拒み、そのことによって状況を袋小路に追い込んでいる。先日ウクライナのポロシェンコ大統領はウクライナは全面戦争も辞さないと宣言した。ウクライナ問題の解決には政治的な対話しかない。ウクライナは大きな、かつ多民族から成る国家であり、そこではロシア語が、ハンガリー語が、ポーランド語が、ウクライナ語が話されている。そんなすべての人々がひとつの祖国に帰属意識を感じられるようにしなければならないのに現実には民族主義的政策がとられている。政府の指導と管理が不十分なため、軍はかぎ十字を身に着け、また、かぎ十字風の行動を取っている。

ウクライナ国民銀行は、これから一か月の間に、義勇軍の制圧下にある地域に登記されている個人または法人の銀行口座を凍結することを発表した。また、この地域住民への年金の支払いも停止された。またポロシェンコ大統領の命令により、この地域に所在する政府の出先機関、政府資産は可能な限り引き上げられることとなった。キエフはほとんど、ウクライナ南部・東部との離縁の意思を宣言したのも同然だ。

大統領令を受け、指導部内では、ウクライナ南部・東部における紛争の今後について様々なシナリオが検討されている。全面戦争にそなえた動きもある。ポロシェンコ大統領によれば、ウクライナ軍の状態は、5か月前よりもぐっと改善している。9月5日にミンスクで結ばれた停戦合意が何のために利用されていたのか語るに落ちた形だ。

キエフはミンスク合意の条文をことごとく犯している。ウクライナ南部・東部に特別な法的地位を認めるという議会の決定も覆された。この決定はOSCEとの合意のもと、国連の承認も受けて成立したものだ。それをキエフは独断で覆して恥じない。それを国連や欧米諸国も見過ごしている。このようにプーチン大統領は指摘した。

ウクライナ東部ではいま軍事行動がとられている。ウクライナ中央政府はウクライナ東部に軍を送り込み、弾道ミサイルさえ使用している。そのことを誰も指摘しない。それは結局あなた方がウクライナ中央政府が自らの政治的敵対者を、また反対者を、一人残らず殲滅することを望んでいるということではないのか。それがあなたがの望みなのか。我々はそれを望まぬ。そして我々はそれを許さぬ

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