[AFP 他]プーチン露大統領、南欧パイプライン計画の打ち切りを突如表明

竹下雅敏氏からの情報です。
 EUに天然ガスを運ぶサウスストリーム計画を打ち切るとのこと。しかも“今後はトルコが天然ガス拠点として重要な役割を果たしていくはず”ということなので、ロシアはトルコと協力関係を結び、EUを見捨てたことがわかります。おそらくこれまでフラフラしていたトルコのエルドアン大統領が、ナサニエル陣営の指示に従うようになったのだと思います。
 おそらくこれでシリアのアサド政権が崩壊することは無いと考えられます。“続きはこちらから”のラブロフ外相の発言も、このことを裏付けています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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プーチン露大統領、南欧パイプライン計画の打ち切りを突如表明
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本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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トルコと「ガスプロム」 ガス分野における協力について協議
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© Photo: RIA Novosti/Alexey Kudenko

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ロシアのガス大手「ガスプロム」のアレクセイ・ミレル社長と、トルコのレジェップ・エルドアン大統領が29日、イスタンブールで実務会談し、ガス分野における両国の協力に関するあらゆる方向性について協議した。ガスプロム社の広報部が30日、発表した。

トルコはガスプロムにとってドイツに続いて第2位の市場。ガスプロムは2013年、トルコに267億立方メートルのガスを輸出した。

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ラヴロフ外相、以前のロシアとEU関係は不可能
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© Photo: RIA Novosti/Ramil Sitdikov

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ラヴロフ外相は外交国防政策評議会の会議で演説したなかで、ロシアはEUとの協力を拒まないが、「通常のビジネス」はこれ以上成立しないだろうとの見解を表した。

外相は「欧州との協力を拒んで、自分で自分の足を撃つような真似は誰もしない。だが、business as usual(通常のビジネス)はこれ以上無理であることはみんな理解している」と語った。外相は、以前のロシア・EU関係は公平なものではなかったとの見方を示し、「むこうの考えるビジネスとは、ロシアはあれをすべきだ、これをすべきだ」というものだったと語った。
外相は、EUとユーラシア経済共同体の間で統一した経済的人道的空間を構築する必要性に注視し、EUと関税同盟間に自由貿易圏の創設に向けた交渉を開始するよう提案した。この構想をロシアはバーゼルで開かれる欧州安全保障協力機構加盟国外相通常会議で押し出す構え。

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