注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
パキスタンの各メディアは8日月曜、同国の軍事筋の話として、パキスタン海軍で使用されている兵器のほとんどはアメリカ製である。だが、現在パキスタンは特に潜水艦などの海軍用兵器を中国から輸入しようとしている」と報じています。
また、パキスタンはトルコや中国からの軍用ヘリコプターの購入を検討しており、パキスタン海軍もトルコと南アフリカからの戦艦の購入を検討中です。
(中略)
パキスタンはまた、中国製のミサイル防衛システムを受領しています。
この軍事筋はさらに、「パキスタンは、数ヶ月前からアメリカへの訓練兵の派遣を停止している」としました。
現在、パキスタン空軍は、ほぼ中国の共同で製造したF17型戦闘機のみを使用しており、この戦闘機の4世代型、5世代型の製造についてはロシアと協議することを考えています。
(中略)
情報筋は、「アメリカからのF16型戦闘機の購入契約が失効して以来、パキスタンは軍備購入の際のアメリカへの依存を止めることに決めた」としました。
パキスタンが今回の決定を下したのは、アメリカによる圧力の繰り返しと、アメリカとの相互不信が高まっている中でのことです。
アメリカ政府は最近、パキスタンがテロ対策でアメリカに協力していないとの理由から、パキスタンに対する安全保障面での20億ドルの資金提供計画の中止を決定しました。
この措置は、アメリカのトランプ大統領が今月1日、パキスタンを再び策略国家だとし、「アメリカの政治家は、過去15年間にわたりパキスタンに330億ドルを援助するという愚鈍な行動をとってきたが、これに対しパキスタンはアメリカを欺いた」と発言した後のことです。
(中略)
こうした中、首相や外相を初めとするパキスタンの政府責任者は最近,反パキスタン的なアメリカの発言を否定し、アメリカが最近になってパキスタンを非難しているのは、アフガニスタンにおけるアメリカの軍事政策の失敗が原因だとしています。
昨年9月以来、トランプ大統領がパキスタンに疑いをかけたことを受け、両国の関係が悪化しています。
(以下略)
ロシア外務省報道官マリア・ザハロバ「アフガンのヘロイン密輸ネットワークは、世界の平和と安定にとって脅威だ。国際組織はこれと闘わなければならない」 https://t.co/aV2tEE1GCt
— mko (@trappedsoldier) November 16, 2017
#Zakharova: Afghanistan’s drug trafficking industry is a threat to international security and stability, according to the UN Security Council pic.twitter.com/DqZjmcqgqj
— MFA Russia 🇷🇺 (@mfa_russia) 2017年11月16日
アフガン戦争17年目に入ろうとしているが、まだ「勝てない戦争」に執着するトランプ。アフガンはリチウムなど貴重な鉱物資源が100兆円以上存在。アメリカ人の血を流したくないので、隣国のパキスタンに参戦しろとトランプ・ティラーソン・マティス・ペンスが続けて訪問し恫喝https://t.co/j3dy7Daz8M
— mko (@trappedsoldier) December 29, 2017
パキスタン外相アジーフ「米国はもはや同盟国ではない! 我々は米国の『敵』を自分の敵と考え、グアンタナモを満杯にするのに協力し、傭兵ブラックウォーターにもVISAを発行し、自国を犠牲にしてきた。パキスタンに援助してきたと文句を言うなら、その詳細を発表しよう。我々は米国に協力しない」 https://t.co/e4lH3fHqz6
— mko (@trappedsoldier) January 6, 2018
FM: Pakistan Doesn’t Consider US An Ally Anymorehttps://t.co/ofy5lsso8b pic.twitter.com/kB4V4padFW
— Fars News Agency (@EnglishFars) 2018年1月6日
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没落するアメリカは、中国の成功が気に入らないわけで、アメリカから離れようとするパキスタンを恫喝しようとしましたが、返って“パキスタンを中国との協力へ押しやった”ようです。
mko さんのツイートにある通り、アメリカはパキスタンの協力が得られないと、“アフガンに駐留する米 NATO 軍への補給路”が断たれてしまいます。米軍は、士気が低くやたらと弱いので、タリバンに殲滅されてしまうでしょう。アメリカにとっては、最悪の事態になってしまいます。
私たちは、アメリカという悪の帝国が滅び行く様を見ているところです。