2割の「働かないアリ」を科学的に証明、種の存続の上で有利だという結論に 〜「働かないアリ」の”秘密”について〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 “アリのコロニーにはほとんど「働かないアリ」が2割ほど存在する”、というのはよく聞く話です。しかし、それを2年にわたり観察し、それを科学的に証明したというのです。どうやら、約2割のアリは確かに労働と言える行動をほとんど取っていないことがわかり、全体で150匹のコロニーからよく働くアリと働かないアリをそれぞれ30匹ずつ取り出して観察すると、“やはり2割程度のアリがほとんど働かなくなる”らしいです。記事では、このようなアリの働き方の秘密をコンピューターシミュレーションを使って解いたところ、このような一見非効率な働き方の方が、種の存続の上で有利だという結論に達したとのことです。
 アリの世界では、“シロアリで確認されているのだが、卵を常になめ続けると言う作業”があり、これをわずか30分でも中断すると卵にカビが生えて死んでしまうということです。皆が一斉に働くシステムでは、全員がいっぺんに疲れて、こうした中断出来ない作業が致命的な影響を受ける可能性があるというわけです。そこで結論として、「働かないアリ」という一見無駄に見えるものに、“じつは存在意義がある”ということなのです。
 実は、こうした「働かないアリ」の名称や由来、そしてなぜ人間が効率を求めてこのように働かされているのか、という秘密を知っているのは、おそらく私だけだろうと思います。
 「働かないアリ」は、“意義蟻(いぎぎ)”と呼ばれています。チャネリング系では、イギギ・ビーイング(存在意義蟻)とも言うようです。彼らは実は、下級の神々なのです。シュメール神話には、彼らの秘密が隠されています。
 ウィキペディアによると、“イギギは、メソポタミア神話においては、上級の神々(アヌンナキ)に支配された、下級の神々を表す用語でもある。シュメール語では「見る者」の意。伝説によると、あるときイギギが、シャパトゥ(ヘブライ語ではサバト:安息日)にストライキを起こし、世界を維持する作業を続けることを拒んだとき、エンキは人間を作って作業をさせ、神々が働かなくともよいようにしたといわれている”とあります。
 神話を見れば、何故、彼らがいつもサボタージュしているのかがよくわかります。また、彼らの労働の肩代わりをさせられて、人間がこれほど馬車馬のように働かなければならない理由もわかるのです。シュメール神話、恐るべし。(本気にする人は居ないと思って書いています)。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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会社にも必要?「働かないアリ」の存在意義
■「働きアリの2割は働かない」を、2年かけて実証

アリのコロニーにはほとんど「働かないアリ」が2割ほど存在する。そして「働かないアリ」が存在しないと、コロニーは長続きできない――。進化生物学者で北海道大学大学院准教授の長谷川英祐氏が率いる研究グループは、長期にわたるアリの行動観察やコンピュータシミュレーションを通じて、こんな意外な事実を発見した。

(中略) 

■なぜ、わざわざ効率の悪いシステムをとるのか

(中略) 

長谷川氏らは、コンピュータシミュレーションを使ってこの謎を解くことにした。

(中略) 

結果、皆が一斉に働くシステムは、働かないアリがいるシステムに比べて、単位時間あたりの仕事処理量は多かったが、処理量にばらつきがあった。働かないアリのいるシステムのほうは、処理量は少ないが、常に一定の仕事が処理されていた。そして、仕事が処理されない時間があるとコロニーが絶滅すると仮定すると、働かないアリのいるシステムのほうがより長続きしたのだ。

(中略) 

「皆が一斉に働きだすシステムでは、疲れるのも一斉になりやすい。これが仕事処理量のばらつきにつながっていたのです」(長谷川氏)。

(中略) 

「働かないアリ」という、一見、短期的効率からは無駄に見えるものに、実は存在意義があることを明らかにした長谷川氏らの研究だが、こうした事例はほかにも挙げられるという。

(以下略、続きは引用元でご覧下さい)

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