北朝鮮が「核保有国」として認められて金正恩党委員長が「米朝和平」に応じ、白頭山で米国に対する「勝利宣言」 ~平和条約の締結から半島の統一に向かう流れ~

竹下雅敏氏からの情報です。
 これも、キッシンジャー外交の勝利を示すものだと思います。北朝鮮が、“核戦力完成”をアピールし、今後、米国と国連が仲介に入ることで、和平交渉に入り、板垣英憲氏が言っているように、平和条約の締結から半島の統一に向かう流れが出来ている事を示すものだと思います。
 スプートニクの記事には、笑顔の金正恩氏が写っていますが、大変リラックスしているように見えます。これは、水面下で既に道筋が付いていることを示していると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【北朝鮮情勢】金正恩氏、“革命聖地”の白頭山に登頂 核戦力完成をアピール
引用元)
 【ソウル=名村隆寛】朝鮮中央放送など北朝鮮メディアは9日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が中国との国境にある北朝鮮最高峰の白頭山(ペクトゥサン)に登頂し、「国家核戦力完成の歴史的大業を輝かしく実現してきた激動の日々を感慨深く振り返った」と報じた。

(中略)

 報道には、11月末に強行した新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」の発射実験成功を金正恩氏の業績とし、「核戦力完成」の一つの区切りとして示す意図がうかがえる。

(以下略)
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国連事務次長訪朝 意思疎通の定例化で一致
転載元)
国連は9日、5~8日まで朝鮮民主主義人民共和国訪問を訪問していたフェルトマン国連事務次長(政治局長)が、李容浩(リ・ヨンホ)外相と会談し、北朝鮮に対話の窓口を開いておくよう呼び掛けたと発表した。日本経済新聞が報じた。

スプートニク日本

フェルトマン氏は北朝鮮で李容浩外相、朴明国(パク・ミョングク)外務次官と会談し、「朝鮮半島の現状が、現在の世界の平和と安全保障における最も緊迫かつ危険な問題となっている」という点で合意した。また、フェルトマン氏は北朝鮮に紛争リスクを低減するために対話の窓口を開くように求め、「誠実な対話プロセスを通じた外交的解決しか道はない」と主張した。

朝鮮中央通信によると、国連と北朝鮮は「往来による意思疎通の定例化」で一致した。


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ロシア外相、「北朝鮮は、アメリカとの直接交渉の用意あり」
転載元)
ロシアのラブロフ外務大臣が、「北朝鮮は、アメリカのティラーソン国務長官に対するメッセージにおいて、アメリカとの直接交渉の用意があると表明した」と語りました。

イギリスの新聞インディペンデントによりますと、ラブロフ大臣は、オーストリア・ウィーンでの欧州安全保障協力機構の外相会合において、「北朝鮮は、アメリカと直接交渉する用意があり、ロシアはこのメッセージをティラーソン国務長官に伝えた」と述べています。

また、「協議はおそらく、安全が保障されることが条件とされ、ロシアはこの交渉の円滑化を助ける用意がある」としました。

(以下略)
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北朝鮮が「核保有国」として認められて金正恩党委員長が「米朝和平」に応じ、白頭山で米国に対する「勝利宣言」をした
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
◆〔特別情報1〕
 国連のフェルトマン事務次長が12月5日~9日の日程で、「第2の日本」北朝鮮を訪問して、李容浩(リヨンホ)外相らと会談を行い、北朝鮮と国連の間で「様々なレベルでの往来を通じた意思疎通を定例化する」と合意して帰国した。この間にフェルトマン事務次長は、金正恩党委員長=元帥と会談し、「国連が米国との間を仲介し、米朝和平交渉を進めること」で合意したという。フェルトマン事務次長は、平壌空港で記者会見して北京経由で帰国の途に着いたという。この後、金正恩党委員長は、祖父の故金日成主席が日本の植民地時代に闘争拠点を置いた「革命の聖山」(同通信)とされる北朝鮮北部の白頭山に登り、「『国家核武力(戦力)完成の歴史的大業』を成し遂げた激動の日々を振り返った」と報告したという。これは、北朝鮮が「核保有国」として認められて「米朝和平」に応じることを意味しており、事実上、米国に対する「勝利宣言」と見られている。

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