NHK紅白歌合戦の裏側【金・女・暴力団】を元NHK職員が実名付きで語ります。[後編]

竹下雅敏氏からの情報です。
 後編は、NHK芸能部と業者との関わり、そして、芸能のもう一つの目玉である相撲協会の闇が語られます。
 NHK芸能部が業者に対して架空請求を行わせ、NHKの経理局から支払われた「紅白歌合戦の予算」の多くを芸能部にキックバックさせることで、組織的に数十億ものお金を横領する流れがあること、その構造に警察のメスが入りかけた時に、鍵を握る業者が東京湾に沈んだことが、具体的に実名で語られます。そう言えばNHKの横領が話題になった当時、私自身も、NHKの思惑通り「大きな組織の中には一人くらい不正を働く者も居るのね。」と思った記憶があります。前提にNHKは品行方正というイメージが抜きがたくありました。
 さらに、業者の不審な死をきっかけに、立花氏は、相撲協会が暴力団と深く繋がっていることをNHKが積極的に利用し、表に出ない年間数十億ものお金を相撲協会に渡して「NHKに都合の悪い人間を始末させている」という背筋の凍るような実態を糾弾します。良心に従い告発しようとして葬られた人々は一体どれほどか。
 紅白の予算にせよ相撲協会への怪しい裏金にせよ、それら不正なお金に受信料が利用されるということは、国民が知らないうちに犯罪に加担していることになります。
 いつも腹の据わった、軽快な語り口の立花氏が、時折、怒りに声を震わせて、NHKを無邪気に視聴する人々に「早く気づけ!」と訴える動画です。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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NHK紅白歌合戦の裏側【金・女・暴力団】を元NHK職員が実名付きで語ります。[後編]
配信元)



《文字起こし開始》


(11:40)
で、問題になったのはこっちの方、業者の方なんですね。



NHKの芸能部っていうのは、もうこういうね、金と女の汚い関係をやっているから、お金の感覚が完全に麻痺してるんですね。で、どんなやり方をするかっていうと、これ、まあニッシンドウ、僕、名前も別に隠しもしないんで、ニッシンドウという業者がありました。少なくとも。今もあるかどうかわかりませんが。このニッシンドウという業者にですね、例えば、このニッシンドウという業者がさらに下請け会社からトロフィーを、7万円のトロフィーを10個買うと70万円でしょう。これを購入してですね、納品してもらうと、ここで70万円の取引が、70万円のトロフィーが入りますよね。で、ここから、NHKの芸能部に納品されるわけです。70万円分の「モノ」が。


ところがですよ。芸能部というところは、こんなものね、70万円でも70万円かどうか分からないから、200万円請求してくれというわけです、業者に、200万円。そうすると、業者は200万円請求すると、NHKの芸能部は「これ200万円払うとったってくれ」とこう行くわけです。芸能部は経理局に200万円払ってくれと伝票を作るわけですね。
経理局はもう馬鹿だから、NHKの経理局ってホント馬鹿なんすよ。全然チェックしないから。言われたまま200万円払うんですよ。

とするとこの業者は、NHKから200万円、経理局から200万円もらいました。で、トロフィー会社、実際、この業者の下請け会社には70万円しか払いません。で、まあ税金とか、ここの業者(ニッシンドウ)の利益があるから、30万円くらいもらうわけです、ニッシンドウさんは。

で、残りの余った、200万円から70万円と30万円を引いた100万円が、NHKのこの(天海)部長とかにキックバックされるんです。不当なお金が回って行くということなんです。で、これを、こういう不正なお金のやり取りをしてたのが、磯野さんというチーフプロデューサーです。


してたというか、やっていてですね、週刊文春の中村竜太郎さんというのですが、これ今あのー、フリーになってですね、けっこう、、調べてみて下さい、フジテレビの「バイキング」とか「みんなのニュース」とかによく今出てるみたいですけど、中村竜太郎さんという週刊文春の記者がですね、磯野さんの、この2億円に渡る不正なお金の流れ、もちろんこのニッシンドウだけじゃないんですが、いろいろな業者を使ってですね、2億円をポッポナイナイ、いわゆる横領をしていた。これ実際捕まりました。実刑5年です。5年間刑務所に行ったんですよ、この磯野さんという人。

(14:24)
で、これが暴かれたのが2004年の7月20日だったんですね。もうだから今から13年半前、約もう14年前です。僕が報道局というところから編成局に人事異動になったその日の夜だったんですけども、週刊文春が、NHKのこの磯野さんの不正をですね、記事にするという情報が入ったために、夜の8時に緊急に記者会見を開いて、NHKの内部の調査で不正経理が発覚しましたと言って、理事たちが頭を下げたんです。当時は2000万円とかって言っていたのですけど、最終的に調べたら2億円だったんです。

僕は、その頃ですね、芸能部の一連の不正の事件の、不正を暴くための調査チームに行ったんです。行ったというか、もう転勤した先がその編成局の経理ってとこだったんで。で、最初2000万円と発表していたのが、どんどんこれが増えて行くんです。で、調べて行くと、磯野さんというチーフプロデューサーだけじゃなくて、天海さんや並木さん、そしてDという今名前をあえて言いませんけど、まあ、言ってもいいんですけど、あのー、ヤナギさんとかね、とかねっていうとNHKにいる人みんなわかってるんですけど、いっぱいいるんです、10人くらい。そうすると、多くの人が金額は別にしても、2億円とか何億円とか悪いことしとるんですよ、みんなこれ。ちなみにこの並木さんでしたら5億円やってると週刊誌に書かれてます。実際この並木さんの方が磯野さんより偉いですから、5億円くらい、この人はやったんじゃないかと言われてますが、いずれにしても僕たちが調べた、NHKの内部で調べたら、20億から30億円も不正なお金が使われていたんですよ、この紅白歌合戦の予算、まあ紅白だけじゃないんですけど、紅白歌合戦の予算などを使って、なんとこの芸能部に所属している部長以下、チーフプロデューサー、チーフディレクター、エグゼクティブディレクターが、20億、30億円もの犯罪を犯していることが分かった。

(16:33)
そしてですね、その調査をしている時に、なんとなんと恐ろしい事件が発覚してですね、これ全然公になってませんが、この業者ですね、このニッシンドウの重役さんがですね、なんと東京湾に車ごと落ちて死んじゃったんですよ。もうこの時ね、捜査2課です、警視庁の捜査2課が「NHKさん、本気でやるんですか」と。「こんなことは、ね、業者にいわゆる高い額、架空の請求書や高い請求書を発行させてキックバックしてるなんていうのは、あたり前にによくあってることで、テレビ局ではあたり前のことでしょ。」と。「NHKさんが本気でやるんだったら、警視庁としてもちゃんとやります。」ということで、実際、警視庁は、NHKはこういう交渉をしたんです。

磯野というチーフプロデューサーがもう週刊文春の中村竜太郎さんに目をつけられて、証拠まで握られてるから、この磯野の単独犯にしてくれと。この磯野だけが悪いことにすることについては、NHKは協力します、と言って、わざわざ渋谷のセンターの中の一室をですね、警視庁捜査2課のためにですね、ひとつ部屋を設けて、この20億から30億の不正経理の中の、磯野が関わったものだけを警察に出すってことをやってたんですね。で、当然ですね、こういう業者が架空の請求書を発行しないとね、70万円とか100万円のものを200万円で請求しましたっていう業者の証言がないとですね、裏付けが取れないから業者を呼んだんですが、その警察が呼んだ、ニッシンドウの重役を呼んだ日に、任意の警察の事情聴取を受けたその日の夜に、東京湾に車ごと落ちて死んでるんですよ。怖い話でしょ。ブレーキを踏んだのかとか、よくわかりません。少なくとも、警察に事情聴取をされた日の夜に、東京湾に落ちて死んでるんですよ。それがいきなり自殺、なんですよ。殺されてる可能性あるじゃないですか、NHKの関係者とか、NHKの人にね。

(18:52)
なぜこの人が殺されるのかって言うと、この業者の人は多分本当のことを言ったんだと思います。警察の事情聴取で。「えー、磯野さん、やりましたよ。NHKさんと取引してNHKさんの言うこと聞かないと、NHKの仕事を取れないから、会社が潰れるから、NHKの芸能部の天海さんであろうが、並木さんであろうが、磯野さんであろうが、Dさんであろうが、Eさんであろうが、Fさんであろうが、Gさんであろうが、NHKさんの言われる通り請求書を書いて、で、NHKから入金になったものをNHKの各ディレクターとかプロデューサーにお金を払ってましたよ。」ということを多分本当のことを言ったんでしょうね。

そうすると、この業者が全てのNHKの芸能セクションの人間と悪いことをしていた、この人が本当のことを言うと、単独犯にしたかったNHK、磯野チーフプロデューサーだけに罪をなすりつけたかったNHKの経営側としたらですね、困ったことになると。困ったから、この人を殺してしまったんじゃないか、ということが、これはまあ推測の話ですけどね。もともと死んだことは間違いないけども、自殺したのか、殺されたのかわかりません。事故かもわかりません。

で、この時にですね、僕が一緒にこの内偵をしていた、内偵というか仕事をしていたNHKの弁護士、この間、東京最高裁判所の大法廷でNHK側の代理人と出ていた梅田君という弁護士なんですけどね、まだNHKの弁護士として居ます。梅田、、下の名前ちょっと忘れちゃったけど、えー、この話を実際その時してました。で、もう殺されたんじゃないか、で、僕はこの時に「NHKって人殺しまでするのか」と、ちょっと恐怖を感じましたけど、ちょっとというか相当恐怖を感じました。



(20:38)
でも、ビビッときたんですよ。あのー、、そう言えば、NHKにとって都合の悪い人間を処分しなきゃいけない、始末しなきゃいけないっていう話を聞いたことがある。上司から。どの時に聞いたか。それは、紅白歌合戦と同じようにNHKの大問題である大相撲です。

大相撲、相撲協会ですよ。相撲協会にお金を払っていたのは僕です。スポーツ報道センターってとこにいました。相撲協会との契約、6年契約をするんですけども、当時ひと場所、僕がやってた時は、4億円だったんですね。年間24億円。これをですね、ひと場所5億円にあげて年間30億円にしろと、確か平成、、、西暦でいうと2000年くらいですね。


どうして大相撲なんていうのが、民放は、、もう昔、全部民放もやってたんですよ。全ての民放がNHKも含めて大相撲中継してました。そこからまあ、フジテレビが止めたりとかですね、日本テレビが止めたりして、全部止めていって、今はNHKだけなんですよ。まあ今はというか、その時からNHKだけなんですよね、大相撲中継なんかしてたのは。それは、大相撲中継なんていうのは、視聴率が取れないから、もう民放は撤退していった。で、かつ、2000年くらいにですね、暴力団の対策の法律が厳しくなって、暴力団と付き合ってると会社自体が色々と取引ができなくなる、銀行とのね。

そんなこともあって、民放は撤退していったんですが、NHKはなんと4億円の放送権料を5億円に値上げしたんです。で、バカじゃなの?と僕は思いながら、これね担当者としてバカじゃないのか、この選択、と思って、言ってみたんです、上司にね。なんで相撲協会に値上げするんですかと。もう若の花も貴の花も引退もして、視聴率はもう二桁台から、一桁台に落ちてきて、民放はどこもやりたがってないものをね、こんなものにお金払って、値上げしてどうするんですかって言ったら、「いやあ、立花な」と当時のセンター長ですよ、ヒナタさんというセンター長、あと、アカツさんというCPに言われました。

(23:06)
「あのな、相撲協会というのはな、」まあ僕当時、ハナちゃんと呼ばれてたんですけれども「ハナちゃん、相撲協会というのは、コッチの世界としっかり繋がってるんだ」と。NHKにとって都合の悪いことを言う奴は、相撲協会から、その闇の、いわゆる暴力団ですよね、に、お金が渡ってるから、NHKに都合の悪い人間を、ここで抹殺するための金なんだ。


こんなことをですね、職場でちっさい小声で言われました。へえ〜、そんなもんなのかな、という、僕にはまだそんなね、一般職ですから、それを撤回させるような力はなかったので、納得できずに、これ払ってました。てか、こういう契約書を作ってですね、僕払ってたですよ、実際ね。支払伝票2ヶ月ごとに切ってましたから。5億円。請求書もらってね、相撲協会から。

(23:55)
だから結局、この相撲協会を使ってNHKがまさに闇社会の暴力団にですね、NHKの受信料がこうやって流れていくわけです。で、暴力団はそのお金をもらうためにNHKにとって都合の悪い人をこの世から抹殺する、とこういうメカニズムなんです。怖かったですよ、僕、だから。これを知ってたから。この流れ、自分が払ってる相撲協会の金は暴力団にも流れていて、こういう芸能の問題を内部告発をしたらですね、殺された人もいると。めちゃくちゃ怖かったです。

僕が週刊文春で内部告発するのは、2005年の4月ですけど、いや〜もうね、黙ってようと何度も思いましたよ。でも、これは、あのー、黙ってられへん。この人(磯野CP)だけが悪いんじゃないから。ね、これね、芸能部、NHKの芸能部というところでやってるんです。みんなやってるんです。でも、ね、週刊文春の中村竜太郎さんに暴かれた磯野さんだけが、一人悪者になってるようなことをするから。僕はそれは違うでしょ、て、やったんですけど、言ったんですけど、NHKとしたら、一人でね、大きな組織で個人的に悪いことをしてるのは、国民もね、そりゃたまにはあるだろう、許してくれると。でも、組織的に犯罪をしてるのは、これは許してくれないから、どうしても磯野の単独犯にしなきゃいけないんだっていう方針で、NHKは動いたんです。

で、僕はもうそれは許せなかったから。ね、ちゃんとゴメンナサイをして、国民に悪いことは悪いとゴメンナサイをして、もう紅白歌合戦なんかやめてしまえばいい。NHKに芸能部なんていらない。もう芸能部は、こういうね汚い芸能プロダクションや、暴力団と繋がってるから、NHKは報道とか、スポーツとか教育とか福祉とか、そういうことをすればいいじゃないかと。民放が芸能なんかやるんだから。まあ、こんな話をしてですね、やってたんですけど、まあ未だに紅白歌合戦やってますよね、NHK。みなさんの声を聞かずに。これは、未だにNHKの芸能セクションが暴力団や芸能プロダクションを、もう一緒ですよ、相撲も未だにやめないでしょう。

(26:16)
だからね、僕はNHKに受信料を払うことなんかないって言ってるんですよ。NHKなんか見るのはね、こういうことが分からない人達はね、ちょっとちゃんと理解して欲しいんですよ。で、だから僕はNHKの紅白歌合戦なんか見ないし、当然相撲なんか見ないし、今、貴乃花が一生懸命、相撲協会と戦ってますよね。でも被害者であった貴乃花が理事を追いやられて、というような状況になってるのは、もうまさに相撲協会とNHKなんてホント似ているし、あのー、組織の不正を正そうとすると、暴いて正そうとすると、その人一人が集中砲火されて潰されるんですよ。

僕が、この相撲協会に年間30億のお金を払ってるということを週刊誌に言った。これが僕は懲戒処分だって言われて1ヶ月の出勤停止になったんですよ。こっちの人はね、この天海さんていう人は、、磯野さんは懲戒免職になりましたけど、この人が2億円もお金を横領されたからという理由で、ちゃんとチェックできなかったという理由で、この人(天海)6ヶ月なんですよ。停職ね。確かに6ヶ月の停職処分を受けてます。でもその後、もうバンバン出世してますから。

で、僕は、国民が知るべき大相撲の放送権料が4億から5億に上がって、ちなみに高校野球は無料なんですよ。大相撲なんていうのは、NHKは幕下あたりからやってるでしょう。序二段とか三段目、これもね、もうこんなの誰も見てないのにやめたらいいじゃないかというと、いやいや、その田舎の力士がね、田舎から力士になって幕下でデビューするとか、序二段でやるとなると、そこの地元の人は政治家に圧力かけるんですって。うちの子供が、とか、うちの親戚が相撲でやってるから、先生の力でNHKのね相撲中継を序の口からやってくれみたいな圧力がNHKにかかってくるんですよ。まあそういう、まあちょっとホント、言いたいこと一杯あるんですけども。もうね、今話題になってる紅白歌合戦やこの大相撲、このいわゆる芸能ですよね。これはもう本当に汚い世界です。変なお金が流れ、女性の体が流れ、場合によっちゃ暴力団や人殺しが起こってるようなことを未だにNHKはやってるんですよ。

(28:37)
で、こんなところに、お金を払わなきゃいけないという法律があることがおかしい訳で、これを変えていくのが、NHKから国民を守る党の公約であります。このNHK問題、しっかりとですね、何が問題なのか、僕はしっかりと理解をしているから、こんな活動を長年続けているんです。ですから今、僕の活動は、NHKに受信料を払わないようにしようというとこらへんの一点に、前面に出してますけど、根底にですね、NHKと政治家の結びつきや、NHKと暴力団との結びつき、そして、真面目に、というか正直に告発した人がですね、人殺しにあうという殺されてしまうようなことをですね、目の当たりにして見てるんですね。ですから命がけの戦いをしてるということを、これは僕は胸を張って自慢できるものだと思ってます。NHKと戦うということはまさに命がけの活動であってですね、この活動が多くの方に評価をされて、新しい年を迎えることができました。

紅白歌合戦のきらびやかな華やかな部分だけを見て、喜んでいる場合ではありません。みなさんの中でですね、どうして、NHKは紅白の出場歌手を国民の皆様に決めてもらえないのか、っていうところをぜひ考えていただいてですね、NHKの問題、今年も鋭く追求していきたいと思いますので、NHKから国民を守る党、そして立花孝志ひとり放送局、そして立花孝志個人を本年もよろしくお願いいたします。
以上、NHKをぶっ壊す。

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