注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
スプートニク日本
同紙は、「メイ首相は昨日、トランプ大統領に対し、英国にはシリアへの軍事攻撃に同調する前に、アサド体制が実行した可能性がある化学攻撃のより多くの証拠が必要だ、と述べた」と報じている。
同紙は、「迅速な報復」に参加することに英首相が同意しなかったと確認している。
これより前、西側諸国は、東グータ地区ドゥーマで起きた化学兵器による攻撃をシリア政府によるものと決めつけた声明を表していた。これに対してロシアは、シリア軍は塩素爆弾を投下したとする情報を否定。ロシア外務省は、シリア軍が有毒物質を使用したとする情報の目的はテロリストを弁護し、外から行われうる武力攻撃を正当化するものとする声明を表した。
ロシア軍参謀本部は3月13日の時点ですでに、東グータ地区で武装戦闘員らによって、化学兵器使用を脚色した煽動が準備されている事実を公表しており、これが将来、シリア攻撃の口実に使われる可能性があると指摘していた。
アメリカはシリアの首都ダマスカスに対してか、あるいはシリア軍の基地に対してスマート爆弾で攻撃を加えると言っている。これに対し、ロシアは応分の報復を行い、アメリカのシリアに対する攻撃を放置することはない、と言っている。
(中略)
そもそものシリアによる毒ガス兵器使用について、何も明確な証拠が出されていないのだ。(中略)… アメリカはただ『シリアが毒ガス兵器を使った。』と繰り返し怒鳴っているだけであり、そのアメリカの主張を世界中で固定化しようとし、マスコミをフル動員している感じだ。
(中略)
アメリカの共和党議員だったロン・ポール氏は『毒ガス兵器の使用は作り話だ。』と否定している。
(中略)
北朝鮮問題でも、トランプは大口をたたいたが、結局、北朝鮮のトップと交渉することになった。もういい加減に嘘、ハッタリ、おおみえを言うのは止めるべきではないか。アメリカ人は騙せても、世界の人たちはその嘘を、既に見破っているのだから。
もし、現地に入ったOPCW(化学兵器禁止機関)が、シリアには化学兵器はありません、アサド政権が使用した証拠もありませんと、そう報告したらどうなるんだろうな。その可能性はきわめて高い。それを無視して米仏英が軍事攻撃したらどうなる。イラク戦争のときの「大量破壊兵器」と同じじゃないか。
— 世に倦む日日 (@yoniumuhibi) April 11, 2018
今回の化学兵器問題。ロシアが提案した決議案に対して、安保理15カ国のうち5カ国とか6カ国が賛成している。決して全面的に国際的孤立しているわけではない。あの反体制派の映像を怪しいと感じている国もあるということだ。前(最初のとき)も怪しいという声があった。https://t.co/eQSY0RAVZk
— 世に倦む日日 (@yoniumuhibi) April 12, 2018
今回、フランスがCIAとイスラエルのパシリになって動き、米国の政権と世論を(対シリア侵略戦争に)煽っている。しょーもない国。てめえのテリトリーだったところをロシアに取られたもんで、奪い返そうと必死。リビア攻撃とカダフィ暗殺のときもフランスが率先して動いていた。
— 世に倦む日日 (@yoniumuhibi) April 12, 2018
それにしても、CIA(軍産複合体)というのは、まさに米国の主権者だ。裏の主権者。憲法の外の権力。大統領より国民より権力がある。トランプは米軍をシリアから引き揚げさせようとしたわけでしょう。戦争はあらかた決着がついたし、これ以上居ても採算合わないから。それをCIAがひっくり返した。
— 世に倦む日日 (@yoniumuhibi) April 12, 2018
シリアの化学兵器をめぐり欧米が提出したシリア非難決議案も、ロシアが提出したOPCWによる調査をめざす決議案も、必要数9票を得られず採決できず。「なぜ調査そのものに反対する? これは多くを物語っている。欧米のシリア攻撃に向けた動きを深く心配している」―露国連大使https://t.co/9kjOJifzGr
— mko (@trappedsoldier) April 11, 2018
「シリアの化学兵器は、米国の対応を見れば、これが事前に長時間かけて準備されたキャンペーンだと分かる。もし違法にシリアを攻撃するなら、正気に戻ることを願うばかりだ。結果に責任があるのだから」―露国連大使ナベンツィアhttps://t.co/bzCkrugaVf
— mko (@trappedsoldier) April 11, 2018
シリアとロシアの要請に応え、OPCWが「化学兵器」の証拠収集のためにドゥーマに入った。OPCWには、組織として事実を明らかにする責任がある。https://t.co/CCfDQGiZbN
— mko (@trappedsoldier) April 11, 2018
ロシア軍のジャミング機能は強力。現在、米軍のドローンがロシア軍のジャミングにより飛行不能のようです。ドローンでターゲットを設定・誘導、もしくは空爆するので、これは重要。 https://t.co/FwKNNoT6tH
— mko (@trappedsoldier) April 11, 2018
黒海でロシア機のスホーイ24の電波妨害システムでイージスシステムが機能しなくなり航行不可能になったとか噂のたったあのドナルド・クックか。https://t.co/Vtt3s5pw7Z
— proletarian (@nohohon6098) 2018年4月11日
米国はシリアに対する強力な攻撃を検討。ロシア軍基地も含む22のターゲットを選定か。ロシアとシリアは、ドゥーマの「化学兵器攻撃」はフェイクだと立証しようとしているが、調査と関係なく軍事行動に突っ走る米英仏!https://t.co/2dfYLezRFn
— mko (@trappedsoldier) April 11, 2018
「待ってろよ! 新型のナイスでスマートなミサイルをお見舞いするから」―トランプはこのツイートで、シリアとロシアに対して宣戦布告したのか? https://t.co/usGHVWexYG
— mko (@trappedsoldier) April 11, 2018
Russia vows to shoot down any and all missiles fired at Syria. Get ready Russia, because they will be coming, nice and new and “smart!” You shouldn’t be partners with a Gas Killing Animal who kills his people and enjoys it!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年4月11日
ロシアの議員団がダマスカスを訪問! 米国が空爆すると宣言している、その前夜に。彼らはダマスカスは攻撃されないと確信しているか、もしくはロシアの重要な政治家がいることでアサド大統領自身への攻撃を阻もうとしている? すごいな、ロシアの政治家。 https://t.co/Ng1KgbhTXG
— mko (@trappedsoldier) April 11, 2018
A very risky move on Russia’s part to send senior political figures to Damascus on the eve of a promised strike. They either know that Damascus would not be targeted or they are willing to deploy Russians to Damascus to deter an attack on Assad himself
— Yury Barmin (@russia_mideast) 2018年4月11日
ロシアとイラン、共同してイスラエル攻撃へhttps://t.co/Uhnb0mgExG
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) April 11, 2018
ネタニヤフ、ビビり始めたのではないか?閣僚にシリア攻撃についてコメントしないように指示。この問題はセンシティブだから。
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) April 11, 2018
結局トランプはロシアをけしかけて、イスラエルに向けてミサイルを撃ち込む口実を与えている。https://t.co/WGueDmkIt1
ロシアは米軍がミサイルを撃てば発射サイトを攻撃すると言っている。一方トランプはミサイルを撃つと言っている。まさかワシントンから撃つのではなく、中東の戦争屋が撃つのだろう。それってロシアに米国の戦争屋を攻撃してくれと言っているようなものでは?https://t.co/RlCl9cudfM
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) April 11, 2018
この数カ月、イスラエルに対して間合いを詰めてきていたのはロシアだった。最後にトランプがシリアからの迅速な撤退を言い出して戦争屋とイスラエルが逆上して行動を始めた。ロシアの術中にはまっているように見える。ロシアも準備が整ったから間合いを詰めてきていたのだろう。
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) April 11, 2018
“続きはこちらから”以降のmkoさんの一連のツイートをご覧ください。ロシアはOPCW(化学兵器禁止機関)による調査を目指す決議案を提出しましたが、欧米は調査そのものに反対しているようで、採決すら出来なかったようです。そのOPCWですが、シリアとロシアの要請に応え、現地に入ったとあります。
イラク戦争を持ち出すまでもなく、これまでアメリカが主張したことが本当だったことは、ほとんどありません。今回の件もその経緯を見れば、シリア、ロシア側が本当のことを言っているのは明らかです。
mkoさんは、ロシア軍のジャミング機能が強力であると指摘しています。私もそう思っていて、これまで何度か指摘しましたが、ドクター中松は東京都知事選の選挙公約で、防衛戦略としてミサイルが発射地点に戻るようにすると言っていました。この発言を聞いた時、すでにそのような技術は存在すると思いました。
なので、万一開戦となった場合、イスラエル、フランス、そしてアメリカが発射したミサイルが、ロシアのジャミング機能によって発射地点に戻り、粉砕してしまうのではないかと想像しています。十分に考えられる事柄です。
驚いたのは、この緊迫した状況下でロシアの議員団がダマスカスを訪問していること。これは、ダマスカスがロシアによって強力に守られているという自信の表れか、それとも裏でアメリカと通じているかのどちらかです。
今回の件は、ディープステートを追い詰めているトランプ大統領と軍部の作戦としては非常に奇妙なもので、何か裏があると考えざるを得ません。このことに関して、藤原直哉氏が非常に優れた考察をしています。確かに、もし開戦となるとイスラエルが消滅する可能性があります。逆に言うと、イスラエル、フランスと言うよりは、ロスチャイルド家が第三次大戦(ハルマゲドン)の脅しをかけて、延命を図ろうとしていると思われるのですが、どう見ても米軍はロシアと最終戦争をする意思があるようには見えません。シリア空爆の意思すらないというのが私の見立てです。
なので、万一開戦となると、一方的にロシア、シリア、イランにイスラエルがやられてしまうという展開になりそうです。果たしてイスラエルは開戦する勇気があるのでしょうか。