注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
・2019年12月17日、「桜を見る会疑獄」の浮上で多数の疑惑に晒されている安倍総理が、またもマスコミとの食事会を都内の居酒屋で開催。毎日新聞・東京新聞を除いた記者クラブ各社が出席した中で、「100兆円の予算の話をしているのに(桜前夜祭の)5千円の話をやるの? 子供のサッカーと同じで、ボールに集まってるだけなんですよ」などと、最近の厳しい野党追及やマスコミ報道に強い不満をあらわにしたという。
・自身をめぐる大規模選挙違反疑惑等が大量に噴出している中、全く反省している様子のない安倍総理に、ネット上では怒りの声が殺到。改めて、安倍総理が自らの血筋や特権をいいことに、自らの違法行為を棚に上げつつ権力の座にふんぞり返っている実情が浮かび上がっている。
(中略)
「100兆円の予算の話をしているのに(桜見会前夜祭の)5000円の話をやるの? 子供のサッカーと同じでボールに集まってるだけなんですよ」と安倍首相。12月17日居酒屋での番記者オフ懇で。懇談は訪印中止を受けて急きょ設定され、毎日新聞、東京新聞を除く全社が参加。会費は4500円だったと(週刊現代)
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) 2019年12月23日
週刊現代の記事(総理オフレコ懇談)から引用ツイートしたところ多数の反響が。皆様の論点は大きく二つ。まずは「5000円の説明も満足にできない首相に100兆円の説明ができるのか」という疑問。もうひとつは参加しなかった毎日新聞と東京新聞への賛同=他メディア(とりわけ朝日)への失望と批判です。
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) 2019年12月23日
(中略)
こんな話を「オフ懇」と称して聞きっぱなしで終わる新聞記者は記者じゃない。オフ懇で書けないのならそもそもオフ懇に出るべきではない。正面から問い詰めて聞き出すべきだ。社は違ってもマスコミ人としての誇りがあるだろう。
— tombo (@Yama_to_Sima) 2019年12月23日
(中略)
田中康男さんは
— 山羽明人🍛60はでんでんコード (@cIHtcCLzQtI7ZPX) 2019年12月23日
自分のメディアでながさず
現代にリークしたので
へたれじゃねということでした。
流さなかったのではなく、流せなかったのでは?
— 🍁ほそやっちょ🍁 (@hosoyatti) 2019年12月23日
(中略)
”究極のおバカ宰相”安倍総理が、「先進国では絶対NG」の”マスコミ会食”をますます連発!毎日・東京新聞以外の大手はまたもゾロゾロ”安倍参り”!
(中略)
それにしても、ここまでネット上で怒りの声や非難が殺到しているにもかかわらず、それでも”ホイホイ”と安倍総理の仰せのままに会食に馳せ参じるマスコミの連中は、どこまで”奴隷”になれば気が済むのだろうか。
最近会食に行かなくなった毎日新聞と(前回の会食で批判を浴びたことが影響したのか)今回欠席した東京新聞はさておき、目先の権益や保身のために腐った権力にくっついていることで、安心した気分になっている大手マスコミ連中は、もはや、ここまで数々の無法行為を平然と繰り返すようになっている安倍政権の一味とみなされてもしかたないし、どうりで山口敬之氏と安倍総理とのズブズブ関係や逮捕中止や不起訴をめぐる数々の疑惑も堂々と報道できないわけだ。
そもそも、日本のマスコミ連中が「本来の仕事」をやりさえすれば、安倍政権なんかとっくのとうに終わっていたはずだし、ジャパンライフの被害者も詩織さんも、ここまで甚大な被害や苦しみを受けることもなかったうえに、私たち多くの日本国民も、ここまで深刻な貧困や不景気に見舞われることもなかったんじゃないかしら!?
いつも言ってることだけど、戦争や経済崩壊などの人間社会の深刻なカオスを引き起こす最大の”戦犯”は、時の腐敗した権力よりも、権力と癒着した「マスメディア」であることは歴史が物語っているし、日本がここまで酷い状態になってしまった「一番の元凶」は、安倍政権本体よりも、安倍政権と癒着してしまったマスコミということだ。
このように、安倍総理の命令通りにホイホイついていくアベ友マスコミがいるからこそ、安倍政権の腐敗がますます増長してしまっているわけだし、ここまで安倍一派が無法行為を好き放題できるのも、日本の腐りきった記者クラブマスコミ(そして、長州安倍一派の”私兵”である検察・警察)あってこそ…ってことだね。
しかし、その一方で、今回の懇談会の中で飛び出た安倍総理発言が流出しているということは、やはり、一時に比べると安倍総理の権力や統率力が明らかに落ちてきていることがうかがえるし、毎日・東京新聞の”撤退”の動きに対して、記者クラブ内でも何らかの”揺らぎ”が発生しているということだろう。
(以下略)
菅官房長官の記者会見が一時紛糾しました。複数の記者が手を挙げているのに、官邸報道室長が質問を打ち切ろうとしたからです。 「桜を見る会」問題が浮上して以来、そうした動きが続いています #桜を見る会 https://t.co/OxFYYl85hN
— 東京新聞政治部 (@tokyoseijibu) 2019年12月26日
今日の菅長官会見で、「桜を見る会」の質問が続き、官邸側が会見を打ち切ろうとするなか、幹事社のテレ東が「手が挙がっている社は質問させて欲しい」と異例の要請をしました。テレ東の篠原記者でしょうか。従来の官邸会見ではなかった勇気ある行動で素晴らしいと思います(続 https://t.co/wkHVTmKGvN
— Toshi Ogata (尾形 聡彦) (@ToshihikoOgata) 2019年12月25日
続き)官房長官会見は記者会の主催であり、記者が立ち上がれば、会見は大きく変えられます。特に幹事社は代表として意見しやすい立場で、私も財研キャップ時代、麻生財務相に改善を求めました。官邸クラブの今月の幹事社はテレ東、日経、時事。テレ東の記者が今日、幹事としての良いお手本を示しました
— Toshi Ogata (尾形 聡彦) (@ToshihikoOgata) 2019年12月25日
一見「素晴らしい」けど本来「当たり前」の行動ですよね。
— 藤井智尚 (@bbcy2j) 2019年12月26日
菅官房長官の記者会見では、かつて東京新聞望月記者が孤軍奮闘だった状況が変化し、「桜を見る会」以降、朝日安倍記者、毎日秋山記者、北海道新聞金子記者の名前を覚えるほど質問が活きてきました。助け舟の上村報道室長が、多くの挙手を残したまま質問を打ち切ることが常態化していたところ、珍しく記者側が食い下がって質問を消化させたそうです。本来のジャーナリズムからすれば当たり前の要求も、これまでは有り得なかったことを考えると水面下での変化を感じます。
ゆるねとにゅーすで解説されるように、マスコミが本来の仕事をしていれば、安倍政権など大昔に倒れていたはずでした。
「腐敗した安倍政権本体よりも、一番の元凶、最大の戦犯が政権に癒着したマスコミ」だという指摘にどれほどのメディアが耐えられるのでしょうか。