竹下雅敏氏からの情報です。
記事の前半部分は、欧米支配層のウクライナ略奪の本質を見事に描き出してくれています。後半はプーチンが対応を誤ると第三次大戦になること、またそうなるようにナチ・ネオコンがロシアを挑発し続けていることが書かれています。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ウクライナ掠奪開始
転載元より抜粋)
マスコミに載らない海外記事 14/3/6
2014年3月6日
Paul Craig Roberts
コメルサント-ウクライナ報道によれば、政府を装うアメリカ政府傀儡のキエフ財務大臣は、ウクライナに金を貸す欧米銀行家が、ウクライナの貧乏人を犠牲にして返済が受けられるようにすべく、ウクライナの年金を160ドルから、80ドルに削減する経済緊縮政策を準備中だ。 http://www.kommersant.ua/doc/2424454 またもやギリシャの繰り返しだ。
選挙で選ばれた正当なウクライナ政権に対し、アメリカ政府が画策したクーデターで権力の座につけられた傀儡政権が安定性や正当性を獲得するより前に、欧米の略奪者達は、既に仕事にとりかかっている。EU加盟で、より良い生活ができるというプロパガンダを、素朴にも信じ込んだ抗議行動参加者は、4月迄に年金を半分に削減される運命だ。しかし、これとて始まりに過ぎない。
腐敗した欧米マスコミは借款を“支援”と表現している。ところが、EUがキエフに提供しようとしている110億ユーロは支援ではない。借款だ。しかも、キエフがIMF緊縮政策を受け入れることを含め、様々な条件付きだ。
選挙で選ばれた政権を打倒するのに利用された、抗議行動に参加した、だまされやすいウクライナ人は、 EUに加盟さえすれば、たやすく金もうけができるようになるという、アメリカ政府の財政支援を受けたNGOがついた嘘を信じていたことを想起願いたい。ところが今や、彼等は、年金を削減され、IMF緊縮政策に見舞われる。
緊縮政策では、社会福祉、教育資金が削減され、政府職員が首切りされ、通貨は切り下げられ、ロシアのガス、電気を含む輸入品の価格が上がり、ウクライナの資産を、欧米大企業による乗っ取りに開放する。
ウクライナの農地は、アメリカ・アグリビジネス企業の手に落ちるだろう。
この文を書いている時点では、クリミアは、ウクライナから分離したように見える。アメリカ政府と、そのNATO傀儡は、経済制裁を怒鳴り散らし、脅す以外は何もできない。
キエフのアメリカ政府傀儡は、クリミアについては、怒鳴り散らす以外何もできない。ロシア-ウクライナ協定の下、ロシアは25,000人の兵士をクリミアに駐留させることが認められている。アメリカ/EUマスコミが、“16,000人の兵士によるロシア侵略”非難しているのは、全くの無知か、アメリカ政府の嘘への共犯かのいずれかだ。明らかにアメリカ/EUマスコミは腐敗している。連中の報道を信頼するのは愚者のみだ。
自らの無能さから、クリミアを失ったことを自覚したアメリカ政府は、キエフの傀儡に命じて、マイダン抗議行動の一部が攻撃していたウクライナ人新興実業家を、東ウクライナの都市で、支配者の座につけた。
抗議するロシア人指導者達は逮捕され、行方不明になっている。アメリカ政府は東ウクライナにおける自決運動の弾圧に忙しいのだ。
新興財閥のタルタとコロモイスキーが、ドネツィクとドニプロペトロウシク市長の座に据えられ、ロシア人逮捕を推進し、言葉にするのもはばかれる犯罪を犯しているが、皆様がアメリカ売女マスコミからそれに関する報道を知る聞ことは絶対にない。プーチンの介入を要求するいかなる当局も存在させなくするため、分離派の指導者達を、逮捕し、葬り去るというのがアメリカ政府の戦略だ。
もしプーチンが、アメリカ政府が東ウクライナのロシア諸州を確保するにまかせてしまえば、彼はアメリカ政府がつけこむ弱さをさらけ出すことになる。アメリカ政府は弱点につけこみ、プーチンに戦争を強いる事になろう。
戦争は核戦争となろう。
記事原文のurl: www.paulcraigroberts.org/2014/03/06/looting-ukraine-begun/
Paul Craig Roberts
コメルサント-ウクライナ報道によれば、政府を装うアメリカ政府傀儡のキエフ財務大臣は、ウクライナに金を貸す欧米銀行家が、ウクライナの貧乏人を犠牲にして返済が受けられるようにすべく、ウクライナの年金を160ドルから、80ドルに削減する経済緊縮政策を準備中だ。 http://www.kommersant.ua/doc/2424454 またもやギリシャの繰り返しだ。
選挙で選ばれた正当なウクライナ政権に対し、アメリカ政府が画策したクーデターで権力の座につけられた傀儡政権が安定性や正当性を獲得するより前に、欧米の略奪者達は、既に仕事にとりかかっている。EU加盟で、より良い生活ができるというプロパガンダを、素朴にも信じ込んだ抗議行動参加者は、4月迄に年金を半分に削減される運命だ。しかし、これとて始まりに過ぎない。
腐敗した欧米マスコミは借款を“支援”と表現している。ところが、EUがキエフに提供しようとしている110億ユーロは支援ではない。借款だ。しかも、キエフがIMF緊縮政策を受け入れることを含め、様々な条件付きだ。
選挙で選ばれた政権を打倒するのに利用された、抗議行動に参加した、だまされやすいウクライナ人は、 EUに加盟さえすれば、たやすく金もうけができるようになるという、アメリカ政府の財政支援を受けたNGOがついた嘘を信じていたことを想起願いたい。ところが今や、彼等は、年金を削減され、IMF緊縮政策に見舞われる。
緊縮政策では、社会福祉、教育資金が削減され、政府職員が首切りされ、通貨は切り下げられ、ロシアのガス、電気を含む輸入品の価格が上がり、ウクライナの資産を、欧米大企業による乗っ取りに開放する。
ウクライナの農地は、アメリカ・アグリビジネス企業の手に落ちるだろう。
この文を書いている時点では、クリミアは、ウクライナから分離したように見える。アメリカ政府と、そのNATO傀儡は、経済制裁を怒鳴り散らし、脅す以外は何もできない。
キエフのアメリカ政府傀儡は、クリミアについては、怒鳴り散らす以外何もできない。ロシア-ウクライナ協定の下、ロシアは25,000人の兵士をクリミアに駐留させることが認められている。アメリカ/EUマスコミが、“16,000人の兵士によるロシア侵略”非難しているのは、全くの無知か、アメリカ政府の嘘への共犯かのいずれかだ。明らかにアメリカ/EUマスコミは腐敗している。連中の報道を信頼するのは愚者のみだ。
自らの無能さから、クリミアを失ったことを自覚したアメリカ政府は、キエフの傀儡に命じて、マイダン抗議行動の一部が攻撃していたウクライナ人新興実業家を、東ウクライナの都市で、支配者の座につけた。
抗議するロシア人指導者達は逮捕され、行方不明になっている。アメリカ政府は東ウクライナにおける自決運動の弾圧に忙しいのだ。
新興財閥のタルタとコロモイスキーが、ドネツィクとドニプロペトロウシク市長の座に据えられ、ロシア人逮捕を推進し、言葉にするのもはばかれる犯罪を犯しているが、皆様がアメリカ売女マスコミからそれに関する報道を知る聞ことは絶対にない。プーチンの介入を要求するいかなる当局も存在させなくするため、分離派の指導者達を、逮捕し、葬り去るというのがアメリカ政府の戦略だ。
もしプーチンが、アメリカ政府が東ウクライナのロシア諸州を確保するにまかせてしまえば、彼はアメリカ政府がつけこむ弱さをさらけ出すことになる。アメリカ政府は弱点につけこみ、プーチンに戦争を強いる事になろう。
戦争は核戦争となろう。
記事原文のurl: www.paulcraigroberts.org/2014/03/06/looting-ukraine-begun/