[日本や世界や宇宙の動向 他]いよいよ、中国人民軍もシリアへ  / 難民支援:10億ユーロ追加 / トルコでは誰もが「難民」に 〜シリア問題は解決へ、連中の思惑は粉砕される〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 ロシア・中国軍がシリアに向かっているとのこと。これらの軍がイスラエルに対峙するものならば、聖書の予言からはハルマゲドンが近づいていることになります。しかし、その心配はありません。プーチン大統領はネタニヤフに、シリアがその銃口をイスラエルに向けることはない、とはっきり確約しているからです。ロシア軍、中国軍の行動をペンタゴン・CIAが容認しているとなると、事実上シリアでの混乱は、終息させる方向で合意が出来たものと思います。紆余曲折はあるでしょうが、最終的にイランの6か国協議が合意に至ったように、シリア問題も解決に向かう可能性が高くなったと思います。
 これはシリアのアサド政権の転覆、そしてウクライナでの戦争を画策した連中の完全な敗北を意味します。懸命に抵抗していると思われるのが、2つ目以降の記事でわかるように、難民危機を作り出した連中です。ジョージ・ソロスが中心に居ることはこれまでの記事でお伝えした通りです。トルコのエルドアンはロシアの進出に怯え切っているはずです。プーチン大統領の“地獄に落ちろ”という言葉が、耳から離れないのではないかと思います。
 欧州難民危機を利用して多くの国々で危機を作り出し、その反動を利用して、現在トルコに居る難民をシリアの北部、すなわち現在ISISが占拠している領域に押し込むつもりなのだと思います。そうすることで、シリアは事実上分割され、アサド政権転覆にISISは大きく近づくことになるからです。
 そうした思惑を含んだ“難民支援のための10億ユーロ追加支援”なのだと思います。しかし、ロシア、中国がこの領域に乗り込んで来たとなると、彼らの思惑は粉砕される可能性が高くなりました。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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いよいよ、中国人民軍もシリアに向かっています。
転載元より抜粋)
http://beforeitsnews.com/blogging-citizen-journalism/2015/09/breaking-ww3-alert-china-sent-warship-to-syria-to-assist-russians-fight-isis-u-s-2-2520978.html
(概要)
9月24日付け
第三次世界大戦の始まり?中国軍がアメリカやISISと戦闘中のロシアを軍事援助するためにシリアに向かっています。

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アラブの情報筋によると:
火曜日に中国海軍の軍艦がスエズ運河を通過しシリアに向かっているのが確認されました。
その目的は、シリア国内でISIS及びアサド政権を倒そうとしているアメリカ及湾岸の親米諸国と戦闘状態にあるロシアを軍事援助するためです。

シリアのラタキアに駐屯中のシリア陸軍の高官は、中国人民軍部隊と複数の戦闘機が6週間以内にシリア第二の都市、タルトゥースの港に到着する予定であると伝えています。ここには地中海地域のロシア海軍基地があります。
米政府筋によれば、つい最近、ロシア政府は28機の無人飛行機をラタキア近くの空軍基地に送り込みました。

そして、シリア国内を偵察飛行し、ISISの動きを監視しています。
米政府筋によれば、ロシアは2000人の部隊をシリアに空軍基地に送り込む予定です。

ガーディアン紙は、火曜日にIHS Janes Intelligence Review がサテライト画像を調査したところ、ロシアが大量の部隊をシリアのラタキア北部の2ヶ所に配備させているのが分かりました。

そしてアラブの情報筋は、中国がロシアを軍事援助するために軍隊をシリアに送り込んでいると伝えています。
中国とロシアは国連安保理にて共にアサド政権に対する決議に反対しました。

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専門家:米国は欧州の世論を操作するために意図して中東に無秩序を創り出した
転載元より抜粋)
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欧州文明にとっての最悪の敵は、米国、英国、EUの政治家たちである。地政学ウォッチャーのトニ・カルタルッチ氏がスプートニクの取材に対して述べた。

同氏によれば、中東から欧州に押し寄せる難民たちは、米国の政治家らの手先になっている。米国の政治家らは2007年以降、中東および北アフリカの政権転覆に励んでいる。

中東・北アフリカの混乱は意図的に仕組まれた。地域のみならず、欧州およびユーラシアにどのような悲惨な未来が待っているかを知り抜いた上で仕組まれたことなのだ」とカルタルッチ氏。

氏によれば、米国の政治家らは欧州に管理不能なほど大量の移民が押し寄せる事態をあらかじめ予定していた。「米国のような戦闘行為を遂行している国が大規模な人口移動を予想できる状態になかったなどとは考えにくい。米国の政治家らは考え抜かれた計画を持っていたと考えるほうが自然だ。難民を利用して世論を操作し、シリア政府、さらにはそれ以外のものに対しても軍事的な干渉を強めるきっかけにしようとしたのだ。」

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EU 難民支援のために10億ユーロ追加支援へ
転載元より抜粋)
EU(欧州連合)加盟国の首脳らは、難民支援のために、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国連世界食糧計画(WFP)に、少なくとも10億ユーロを追加支援することで合意した。欧州理事会のトゥスク議長が、非公式のEU首脳会議を総括する記者会見で発表した。

トゥスク議長は、「首脳たちは、レバノン、ヨルダン、トルコ、またその他の地域の国々への支援を強化することで合意した。主に資金拠出による支援で協力を強化する考えだ。地域の難民支援のために少なくとも10億ユーロがNHCRやWFPに追加支援される」と語った。

欧州委員会のユンケル委員長は、欧州委員会と欧州議会の活動のお陰で、16万人の難民がEUに定住することができると指摘し、「これは具体的に16万人のより良い未来を意味しているだけでなく、難民の流入に強く苦しむEUの国々の負担も軽減する」と語った。


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トルコでは誰もが「難民」になり、欧州に入り込める
転載元より抜粋)
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イスタンブールのアクサライ広場には連夜、欧州渡航を夢見て、偽造されたシリア旅券を手にした難民・移民が集まっている。違法な業者はほとんどトルコ政府の目と鼻の先でパスポート商売を行なっている。

欧州入りを望む300人ほどの人が連夜、広場に集まっている。彼らは壁沿いにグループを作り、人身密輸業者の「調整役」からの連絡を待つ。「調整役」は偽造パスポートから乗船券まで、あらゆるものを彼らに与える。

イスタンブールで人身密売を行なう20代前半のシリア人アフマドさん(安全のため仮名にしてある)がBerlingske通信に自分の仕事について語ってくれた。

© AFP 2015/ DIMITAR DILKOFF ブルガリア 移民問題で国境閉鎖

© AFP 2015/ DIMITAR DILKOFF
ブルガリア 移民問題で国境閉鎖

アフマドさんとの会談が成立したことは、難民や移民についてよく聞かれるうわさが本当であることの証拠だ。つまり、イスタンブールの市場でパスポートが買えるというのは本当だったのだ。トルコ警察は賄賂をもらって、こうした人々を見て見ぬ振りしている、といううわさも、本当だったのだ。北アフリカ、チェチェン、アルバニア、イラクの人々はシリアのパスポートを買うためにイスタンブールにやってくる、というあのうわさは本当だったのだ。なぜならシリア旅券は今、欧州への扉を開いてくれる最良の身分証だからだ。

アフマドさん自身、今年に入ってから2000人以上を欧州に送り込んだという。

私のグループでは、シリア旅券をもった人のうち、たったの20%しか、本当のシリア人はいなかった。大半はシリア旅券を現地の市場で買った移民たちだ」とアフマドさん。

アフマドさんは、規則や価格について語ってくれた。シリア人が新しいパスポートを買う場合は1000ユーロ、シリア人以外が買う場合はその5倍だという。

どういう論理でそうなるかというと、非シリア人はシリアの戦争を欧州へ渡るための口実として利用するのである。そのことの対価を彼らは払わなければならない、というわけだ。結局この人たちは、本当に悲惨なめにあったシリア人から、場所を奪うということなのだから。

アフマドさんは、自分が送り出した人のなかにテロ組織「イスラム国」の戦士がいたかどうかはしらない、と語っている。

「それは目に見える特徴で判断できることではない。戦士は欧州に送られる前に髭をそられる。そうして、その他すべての人と同じかっこうになってしまう。戦士がそこに紛れていたのかどうかということは、私にはわからないのだ」。

アフマドさんは複雑な倫理的問題というものに拘泥しない。彼には単にお金を稼ぐことが必要なのである。そうしていまエジプトに暮らしている家族を養うことが、彼には必要なのである。ふつうのトルコの給料では、彼には足りないのである。

トルコでは偽造パスポートを売買した人は25年の禁固刑が科される、ということに一応はなっているのだが、実際上はほとんど合法的に偽造パスポートの売買が行なわれている。

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