ソビエト連邦国防省では、超常的能力を持った超人を養成する作業が行われていた。この極秘プロジェクトを指導したのは、工学博士でロシア自然科学アカデミー会員でもあるアレクセイ・ユーリエヴィッチ・サヴィン予備役中将だった。サヴィン博士は初めて、プロジェクトの一部詳細について記者らに語った。
ソビエト連邦国防省参謀本部の主要課題のひとつは、人間の知的リソースの解明であった。このプログラムには200名以上の高度専門家たちが全国から集まった。
サヴィン博士によれば、人間の脳をして地球外知能と交信せしめるような特別のメソッドが研究されたという。その結果は素晴らしいもので、6名が物理的な接触に成功し、2名は宇宙船に滞在することに成功したという。
その結果、他の文明の権力機構、保育・教育システムなどについて知ることができたが、軍事目的での情報はなにも入手することが出来なかった。
サヴィン博士によれば、「いまのところ地球人はかなり若い文明なので、宇宙人にとっては会話相手として未熟だ。しかし我々も宇宙の一部であることには変わりがないため、
我々の行動が自分自身、そして他の文明にも害を及ぼす恐れがある。それゆえに、我々は監視されている。」という。また気候変動や飲料水不足などの問題を与えることで、地球を実験の場として使っている可能性もあると指摘されている。
ソ連では地球外知能との交信プログラムが、他の国々に比べて数年はやく始まっていたが、国内での政治状況により妨害されてしまった。1993年から研究は中止され、グループは解散されてしまった。
Pravda.ru より