17/6/26 フルフォード情報英語版:旧体制が崩壊するにつれ、中央ヨーロッパ、アジアなどで起きている歴史的変化

 かつて、ロスチャイルド家によって権力を奪われた、欧州の王家ハプスブルクが、再び息を吹き返すのでしょうか。EUから独立して国防の合同訓練を行う国々が、100年前のオーストリア=ハンガリー帝国と重なるそうです。
 また、トランプ大統領の娘婿クシュナー氏による、イスラエルへの政権交代要請が目を引きます。世界にとっても、またクシュナー氏に対する評価にも節目となるか。さらに今回、日本の加計学園疑惑について、フルフォード氏は、「あっせん収賄」よりももっと深刻な、731部隊の流れを汲む、生物化学兵器の開発計画があることを警告しています。戦争犯罪として報じるべきと訴えています。7/1時事ブログにて指摘された、安倍政権と731部隊の関わりも合わせて認識しておきたいところです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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旧体制が崩壊するにつれ、中央ヨーロッパ、アジアなどで起きている歴史的変化
投稿者:フルフォード

pixabay[CC0]



ハプスブルク王朝の復活か


時には、歴史的な変化が、このような目立たない見出しで発表されることがある:『プラハにおいて、6カ国の国防相が協力に焦点を合わせる

もっと的確な見出しをつけるとすれば、『オーストリア=ハンガリー帝国が100年ぶりに復活』になるだろう。記事によれば、チェコ、スロバキア、ハンガリー、オーストリア、スロベニア、クロアチアは、国境防衛ための合同訓練を実施する予定だという。それぞれの国の国境をつなぐと、オーストリア=ハンガリー帝国の国境とほぼ同じになり、これらの国境線の中で、市民、警察、軍隊が協力し合う。EUから独立して運営されるこのようなケースでは、共有された外部国境は、ひとつの国家の定義にあてはまる。

大量難民に全力を尽くす中央欧州防衛協力(CEDC)


第1次世界大戦後に滅亡したハプスブルク王朝は、戦争で勝利したザクセン=コーブルク=ゴータ王家とロスチャイルドのライバルだったということを知っておくべきだろう。ハンガリーがザクセン=ゴーダ・ロスチャイルド中央銀行から脱却したのは、そういったことが理由かもしれない。

汎ヨーロッパ連合(Paneuropean Union)の代表であり、ハプスブルグ家当主であるカール・フォン・ハプスブルグは、彼のライバルであるザクセン=ゴーダ・ロスチャイルドがその権力の大半を失った今こそ、先祖の帝国を復活させる好機と見ていると考えるのが妥当だろう。

カール・フォン・ハプスブルグ氏
https://en.wikipedia.org/wiki/Karl_von_Habsburg



竹下氏のコメント
オーストリア・ハンガリー帝国復活ですが、この背後にいるのもやはり、ヘンリー・キッシンジャー氏のはずです。彼はカール・ハプスブルグ・ロートリンゲンに助言していると思います。中東、カタールの問題にキッシンジャー氏が関与していることは、これまでに何度かコメントしました。朝鮮半島の統一は、キッシンジャー氏がトランプ政権成立以前から取り組んでいたもので、こうした動きを阻止し、北朝鮮を導火線とする第三次大戦を引き起こそうとしたのがロスチャイルド家です。これらの状況から、キッシンジャー氏はロスチャイルド家を潰す側に回っていると考えられます。すなわち、プーチン大統領とキッシンジャー氏は協調して動いているわけです。

出典:オーストリア、ハンガリー帝国の復活 / イージス艦と貨物コンテナ船の衝突事件 〜キッシンジャー氏の働きとネオコン・安倍政権に対する警告〜(2017/07/01 )

ロシアに接近する欧州


欧州の他の地域では、ドイツと米国間の分裂が深まりつつあるようだ。ドイツ人がより安価なロシアのガスを買うことを阻止しようとしたことへの報復として、ドイツ国民は現在、EUのアメリカ制裁措置について公に議論している。

ロシアに新たな制裁措置を課せば、ドイツは米国に制裁を課すと威嚇

ヨーロッパ人はさらに、ドナルド・トランプ大統領が率いるアメリカと訣別して、海外で活動する能力を備えた合同軍を創設することを推し進めている。

また、ロスチャイルドの奴隷エマニュエル・マクロン仏大統領は、シリア問題をめぐって、今や公然とロシア側についた。これは、明らかに、日和見主義のロスチャイルドが、彼らの利益を守るためには、今、誰にこびるべきかを理解しているということだ。


ロシアに潜むマルタ騎士団


しかし、ロシアの影響力の高まりとマルタ騎士団が掌握しようとしている巨大な権力闘争は繋がっていると、FSB筋は言う。ロシアのFSB筋によれば、以下のロシア人たちは、マルタ騎士団の十字勲章の授与者だ:

セルゲイ・ショイグ国防相
B.A.ベレゾフスキー
パーベル・ボロジン
G.E.ブルブリス
ミハイル・ゴルバチョフ
ボリス・エリツィン
V.V.イリューシン
V.V.コスチコフ
M.Yu.レジン
S.F.リソフスキー
エフゲニー・プリマコフ
A.V.ルツコイ
S.A.フィラートフ
シャイミーエフ
S.M.シャフライ
V.B.ユマシェフ
S.V.ヤストレムスキー

『ロシアを破壊し(そして残った)産業、科学、教育の崩壊、ロシア人の絶滅、国民の精神的貧困を促進してきた組織に関与しているこれらの者たちがなぜ?』という白龍会の疑問に、FSB筋は言葉をつなげた。

『ロシアの国家としての独立と主権と権力の破壊を舞台裏で助けていることを賞されて、フリーメーソン騎士団の十字勲章が授与されたのだ。』と、情報源は続ける。

情報筋によると、マルタ騎士団は、ロシアの全ての民間警備会社を支配しようとしているという。彼らは、「マルタ騎士団の小さな操り人形」であるフォナレフ氏率いるロシアのボディーガード協会を通じてこれを行おうとしている。親組織は、国際ボディーガード・セキュリティサービス協会(IBSSA)だ。

情報源であるロシア政府高官によると、『彼らのウェブサイトを読む時は、「反」という文字を取って読むように・・・というのも、ホスピタル騎士団と赤十字は、人身売買と臓器盗難に関与していると聞いているので。』

全体の組織は、マルタ騎士団の幹部のジョージ・ポッパー教授が率いている。


レオ・ザガミは、悪魔崇拝者であることを自ら認めているが、黒い太陽崇拝のP2フリーメーソンロッジが、マルタ騎士団に命令を下したと主張した。

マルタ騎士団の大部分のメンバーが悪魔崇拝者という意味ではなく、階層の最上部にいる特定の重要人物だけが悪魔崇拝者だ。

いずれにしても、IBSSAがロシアのすべての民間警備会社を支配しようとする試みは、絶対的中央集権の世界独裁を作り出そうとしているファシストP2フリーメーソンロッジが、いかにもやりそうなことだ。ロシアの白龍会は、中央集権型の単一支配に反対し、そこでの権力闘争に打ち勝つつもりだ。


各国の政権交代の動き:サウジ、イスラエル、ウクライナ


他の場所の権力闘争も悪魔主義者たちに対抗している。
中東では、サルマン国王が息子のムハンマド・ビン・サルマンを皇太子に指名し、アメリカ当局と太いパイプを持っている彼の義理の兄であるナエフを解任した。公に姿を現した最近のサルマン国王は、即位した頃の老人サルマン国王より若く見えるので、彼は影武者であり、31歳のムハンマド・ビン・サルマンが、現在のサウジアラビア国王だと考えて間違いないだろう。

しかし、ペンタゴン筋によれば、『これは、世界的な通貨リセットを遅らせるための悪あがきにすぎない。』という。さらに、『サウジアラビアは、ロシア・イラン・カタールの企業連合によって孤立させられており、近いうちに、まだ持っているなけなしの原油を、人民元や非米ドル通貨で売るしかなくなるだろう』とのことだ。現在、サウジ政権を支援しているのは、アラブ首長国連邦、バーレーン、エジプト、イスラエルだけだ。

ペンタゴン筋によると、ドナルド・トランプ米大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナーが、イスラエルのベニヤミン・ネタニヤフ首相と会談して政権交替を求めるために、米軍と諜報機関の指令により、イスラエルに送られたという。

犯罪的ネタニヤフ政権が軍事的に世界から孤立していることを警告するために、ロシアの新しい空軍基地で保護されていたイランとヒズボラの軍隊がイスラエル国境に到着したのは、偶然の一致ではない。米軍は、犯罪的なネタニヤフ政権を守るために戦うつもりはない、とペンタゴン筋は伝える。

また、ペトロ・ポロシェンコ大統領が『政権交代について議論するために』ワシントンに召喚されたウクライナでも同様の動きがある、と情報筋は言う。これらの動きは、すべての紛争を終わらせ、新しい金融システムへの下地を作るための世界的な取り組みの一環であると、彼らは言う。

米国でも政権交代が起こる可能性がある、と情報筋は続ける。最新の動向は、旧体制による「ロシアのせい」キャンペーン全体が失敗していることを示している。それどころか、『バーニー・サンダーズと妻のジェーンは、銀行詐欺でFBIの調査を受けており、ロレッタ・リンチ元司法長官は、司法妨害で司法省の調査下にあるため、カバールは劣勢となっている。』とペンタゴン筋は言う。
トランプは単に旧体制の邪悪な弱小派閥を代表しているにすぎず、本当に政権交代を必要とする時には、トランプ自身は、いずれ解任される見通しだと、情報筋は続ける。


統一へ歩み寄る朝鮮半島


アジアでも、多くのことが起きている。日本の皇室に近い右翼筋からは、先週、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、北朝鮮の最高指導者金正雲(キム・ジョンウン)と会談し、近い将来、朝鮮半島を統一することで合意したという情報が寄せられている。ハプスブルク復活の初期の状態に似たこの動きは、1913年設立の連邦準備制度理事会(FRB)の秘密政府の地位が崩壊している現在だからこそ可能なのだ、とアジアの白龍会筋は言う。


そして日本:加計学園の本当の危険性


一方、日本では、最先端の米ミサイル駆逐艦フィッツジェラルドが、フィリピン船籍の貨物船に襲われるという奇妙な事件が起きた。ペンタゴン筋は次のように推測する。『1967年のイスラエルによる米国情報収集艦リバティー号の攻撃から50周年を迎えたわずか数日後に起きたこの事件は、潜水艦を使用できない北朝鮮に濡れ衣を着せるための、イスラエルによる偽旗電子ハイジャックだったのではないか。』

竹下氏のコメント
 イージス艦のハッキングという説は、事実だと思います。問題は、これを誰が行ったのかです。安倍政権はネオコンに牛耳られており、彼らは中国との戦争を考えています。また、このようなハッキング技術はロシアか中国が所有していると考えるのが自然なので、今回の事件が中国軍部の仕業と考えるのは、筋が通っていると思います。おそらく、ネオコン、安倍政権に対する警告だと思います。

出典:オーストリア、ハンガリー帝国の復活 / イージス艦と貨物コンテナ船の衝突事件 〜キッシンジャー氏の働きとネオコン・安倍政権に対する警告〜(2017/07/01 )

もう一つの可能​​性として情報筋が言うには、『フィッツジェラルド号は、火星基地や、封印された技術や、人類に恩恵をもたらす秘密宇宙計画プログラム(ssp)の開示を求めて、米軍に対して核電磁パルスや電子戦争をしかけたせいで、身動きが取れなくなっているのかもしれない。』


画像の出典: 首相官邸HP



近年、日本に未来の秘密技術が何らかの形で配備されたことは間違いない。日本の地下にある軍用装備品の備蓄や九州にある基地が、最近、なんらかの秘密兵器によって破壊された。また、日本の軍事情報機関筋からは、巨大な未知の飛行物体の艦隊がその地域を飛行した後、福島周辺の放射線がすべて消えたという情報が寄せられている。

安倍晋三首相のファシスト政権にも包囲網が迫ってきている。新聞は、岡山県の加計学園の教育施設に獣医学部を新設するために安倍が不適切な影響力を行使したというスキャンダルを報じている。

加計学園のスキャンダルは、安倍のえこひいきを指摘する。


どの新聞も報道していないが、加計学園は、日本の悪名高き731部隊の生物・化学兵器研究所に関与していたのと同じ人々によって運営されており、「獣医科大学」は、生物・化学兵器開発の隠れ蓑だったと、皇室に近い情報筋は言う。
言い換えれば、新聞は、「あっせん収賄」というような気取った言葉を使うのをやめて、戦争犯罪について語るべきだ。いずれにしても、情報筋によれば、安倍は死にかけており、日本からファシズムが撤去されるのは、すなわち根本的な政権交代は時間の問題だ。



翻訳:緑花
※見出し・画像は編集者によるものです。

お願い
フルフォード氏本人から快く許可をいただき、英語版レポートをシャンティ・フーラで翻訳して転載させていただいております。ただ、フルフォード氏の活動を支えるためにも有料の日本語版メルマガを購読して応援してもらえると有難いです。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

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