グーグルは異を唱えたら即クビ! <その2>

 異論を許さない閉鎖的な会社を良くしようと、社内メモを書いたら社外にまで公表されて即刻クビ。第二弾では、8月初頭のこの騒動で脚光を浴びているグーグル社をじっくりと見て行こうと思います。
 親会社、親会社の株主と会長、グーグル社の副社長と〆は社長でどうぞ。皆さん共通して、ヒラリー愛に満ち満ち溢れていらっしゃいます。うーん、とっても類友。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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グーグルは異を唱えたら即クビ! <その2>

グーグルってどんな会社?


グーグルはこってこての左派です。言っときますけど、今のアメリカで「左派」ってのは俗にCNNみたいな「トランプ憎しのヒラリー狂信者」ってことです(※本来のリベラルは定義が異なりますが、今回この件に喰い付いた左派メディアはトランプが「フェイクニュース」と揶揄する連中)。

大統領選挙期間中、グーグルではヒラリーに都合の悪い検索結果は出ないように操作されていたことは有名ですよね。例えばこちらの実際の検索結果比較のスクショ。或いはこちらのエプスタイン氏による解説なんて面白いですよ~。

「Hillary Clinton is(ヒラリー・クリントンは……)」と打ち込むと、グーグル様は「winning(勝っている)」だのと自動的に提案して来ますが、「Donald Trump is(ドナルド・トランプは……)」と打ち込むと真っ先に出て来る次の提案は「dead(死亡)」(爆)。最近はコンピューター業界も呪術に興味があるのでしょうか。言霊の重要性に間違った方向へ目覚めちゃったのでしょうか。


ではまずはこちらのグーグル系列構造図をどうぞ:

 

YouTubeはグーグルの傘下で、一番上の親会社はアルファベットという会社。2年前の2015年に初登場した会社ですから、聞いたことがない名前かもしれません。昔は全部ごっそり「グーグル」ブランドだったんですよ。

アルファベットなんて立ち上げたのは、リスク分散だろうとか、他社買収を容易にするためだろうとか(つまりグーグルという名前が前面に出ない)、原因がはっきりしないので憶測が飛び交っています。税金対策なんじゃないかとか、グーグルのEU競争法違反が問題になり出したからだとか云々。



その1:株主はこんなの

 


兎にも角にもこちらの記事曰く、アルファベット社はヒラリーの親分ジョージ・ソロスが積極的に株を買い漁っているところです。

余談ですが別の記事によると、ソロスってば並行してNetflix社の株にも相当手を出している御様子。それであのホワイトヘルメットの嘘っぱちな偽善ドキュメンタリーがNetflixで作成されたんかいな、と。ウクライナを引っ掻き回し、ヨーロッパに移民を送り込む、傍迷惑な御仁の影がネット業界大手でもチラつきます。



その2:会長はこんなの

 


グーグルの元CEOで現在はアルファベットの会長エリック・シュミットは、例えばこの記事によると、オバマ時代から民主党に選挙上の技術的アドバイスをしております。

勿論ヒラリー陣営にも。ポデスタが「今夜、エリックに会ったんだけど協力してくれるってよ」と報告したメール、ウィキリークスにしっかり暴露されちゃった。おまけにヒラリー陣営のテクノロジー部門(※選挙人の動向のデータ分析したり、戦略的な広告を打ったり、スマホなどで情報提供をする)を担うトップの会社は、エリックが資金提供して発足させたもの。



その3:副社長はこう対応

 

今年6月からグーグルの多様性受け入れ部門チーフかつ副社長に就任したダニエル・ブラウンは、今回のデモア氏のメモに関して「ひとこと言わずにはいられない」とのことで、こちらの記事に掲載された社内メールを全社員に配信しました:

    多様性とその受け入れは我が社の根本を成す価値の一つであり、私たちが継続して培っている社風でもあります。いち企業として成功する上で、多様性とその受け入れは決定的なものだと断固として信じており、この点を長期的に支持し尽力する所存です。
 

エンジニア部門の副社長アリ・バローも「どんな人も受け入れるオープンな環境を築くことは私たちのあり方の根幹を成すことであり、正しいことでもあるです」との社内メールを回したらしく、それに大いに賛同すると書いていました。

でもデモア氏は「我が社の行為規範や方針や差別を禁じる法に打ち出された雇用の平等という精神と協調」していないので駄目だそうです。「多くの皆さんと同様、私もメモがジェンダーに関する間違った思い込みを推進するものだと感じました」……ならば、まずは話し合ってみてはいかがでしょう。もっと色んな専門家を呼んで議論したらどうでしょう。何故に「どんな人も受け入れる自由な社風」が即刻解雇に直結するよオイ。

だってね、デモア氏がメモをそもそも書かずにはいられなかった原因って、グーグルの“リベラル”な社風に孤立感と危機感を抱いたから。会社で多様性の講習を受けさせられて、「それは性差別だから言っちゃ駄目」「これはしちゃ駄目」って散々指導されて、その偽善者っぷりに辟易したんです。

実際に女性の同僚にセクハラしたのならともかく、普っ通にプログラマーとして働くのに、そんな社員教育がしつこく必要ですか。「我が社は男女平等を推進している立派な会社でっせ~」的な社外アピールにはなるでしょうけど。巻き込まれる社員はたまったもんじゃありません。この騒動で、デモア氏はグーグルの偽善を図らずも見事に証明してみせちゃいました。


メモによるブーメラン



結果、ブラウン副社長は世間からはこう見做されるし:
人事(ヒューマン・リソース)部からのお知らせです。
あなたは資源(リソース)です、人間(ヒューマン)じゃありません

彼女、LinkedInの自身の経歴によると、それまでずっとインテルの人事部を率いておりました。ヒラリー陣営に参加し、これまた自身のツイート内容によると、電話受付のボランティアスタッフまでしたり、積極的に選挙応援していた様子。こちらのツイートによるとトランプへのジハードを訴えるイスラム活動家、リンダ・サルソーアもフォローしていることが判明。

加えてこちらの記事によれば、ヒラリーが負けた現在、大統領になっていた場合の仮想ツイートまでフォローしてはります。例えば「就任140日目:トランプの公聴会を実況ツイート(奴を収監してやったわ)。附箋に『失せやがれ』ってはっきり書いてライアンの机へ貼り付け。ビルにブリートを買いにいかせたの」……君こそ現実、見よっか。

デモア氏をクビにしてから、芋づる式に暴露された御自身のアカウントは非公開になされました。もしも~し? 「多様性とその受け入れ」はどこ行った。オープンな社風ちゃうんかい。

グーグル社は、昨年ヒラリーがトランプに負けた時の社内ミーティングで幹部どもがそのことばっかしスピーチして、最後には涙流していたそうですから、そういう意味では彼女にぴったりです。ちなみにこれを告発した社員は見ていて「恥ずかしかった」と。確かに嫌だなー、そんな政治色の濃い会議に出席させられんの。



その4:社長はこう対応

 


このところ、同じシリコンバレーのウーバー・テクノロジーズ社がセクハラ放置で大問題になっていますから(※そしてとある記事によるとアルファベット系列傘下は2013年からウーバーの株を6.8%所有しています。たったの6.8%? いえ、2015年夏の時価でイコール34億ドルですよ)、グーグルのCEOサンダー・ピチャイの対応早かった。家族との休暇を切り上げ、月曜日中に社内メールを送信

    あのメモは我々と共に働く人々に明らかに衝撃を与えた。幾人かは傷付いているし、性別で判断されるのだと感じてしまった。我々と共に働く人々は会議で何か発言しようとする度、メモの言う『自己主張が強い』よりも『愛想がいい』、『ストレスへの抵抗力が低い』、あるいは『神経過敏な』存在なんかじゃないと証明する必要があるだなんて、不安に思うべきではない。
 

デモア氏のメモの一部は「我が社の行為規範に反し、職場における有害なジェンダー的ステレオタイプを促進したために一線を越えた」、つまり女性はそういう傾向があるって決めつけを流布したせいでクビだと説明しています。まぁ確かにメモをそうまとめちゃったら、女性はカチンときますよね。お茶くみ要員扱いすんじゃねーって。

社員の一部はショックでお休みしちゃったそう(という建て前の抗議かな)。一部のオルタナ右派動画では「んなことで仕事放棄する社員こそクビにしろよ」と突っ込んでいました。

文・Yutika

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