あの小出裕章が北朝鮮の核に対して緊急メール

 時事ブログをご覧の読者の方々は、8月時点からすでに、北朝鮮のミサイル騒動が、日米の政権維持のための茶番だと認識しておられたと思うので、この記事自体には驚かれないと思います。
 が、しかし、まのじはあえて、あえて、取り上げたかった! あの、そよそよした風貌からは想像できない強い意志で、人類愛と学者魂を貫かれた小出先生を、こよなく尊敬するからなのであります(ぽっ)。
 その小出先生が、9月5日に緊急メールを出されたようです。「ひらすら危機を煽ることだけをやっている」「ひどい国とひどいマスコミ」に、人々が安易に乗せられてしまう危険を感じられたのかもしれません。
 分かりやすい、心に届く言葉で「冷静にならなければ」と呼びかけておられます。「北朝鮮が持っている原子炉は、日本の原発の原子炉の100分の1以下という小さなものです。(中略)仮に原爆を作れたとしても、その数は知れています。」とし、「問題は、そんなことではなく、朝鮮半島の分断を終わらせ、平和を回復することです。」と、日本が本当に見失ってはならない視点を訴える内容です。そうでした、本来、アジアの平和に日本こそがリーダーシップを発揮すべき立場なのでした。それなのに、今の日本は危機感を煽られ、知らぬうちに大局を見失い、いつのまにか加害者になってしまいかねない状況です。
 良心に従って、ずっと原発の危険性を訴えて来られた方の心ある警告に、耳を傾けようと思います。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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あの小出裕章が北朝鮮の核に対して緊急メール
転載元)



『福島第一原発事故の発生を正しく予想していた科学者小出裕章助教の判断』 

 原子力工学の専門家として原発村からの数々の嫌がらせや村八分にもめげず40年にわたって未だ完成していない未熟な原発の危険性を世間に訴えていた気骨の科学者であり、現在の福島第一原発事故の発生を事前に正しく予測していた。

ただ、現在の一度にこれだけ多くの原発が多重事故で同時に制御不能に陥る事態までは予想していなかったようで、現在の政府や東電の御粗末な対応や無責任には呆れ返っているし、事故を防げなかった原子力学者の一人として『私は敗北した。』と発言していて、事故による放射性汚染物質の未曾有の拡散と規模にショックを受けているようです。

このためなのか、小出氏は2011年に福島県周辺の汚染地域の農産物では、安全な食べものなんてもうない。農業など産業保護の為には大人には責任がある。(放射能の影響がより大きい)子どもを守るために大人は食べてください。未成年の保護目的の18歳未満禁止の制度を汚染食品にも当てはめて60禁、50禁、30禁など放射能汚染濃度の順に大人が食べるとの考え方を提案している。

今回も宇宙空間を飛ぶミサイル実験にJアラートの緊急避難勧告だとか、北朝鮮の水爆実験で大騒ぎする日本に対して、一言でいえば政府やマスコミに踊らされず『冷静になって、自分の頭で考えろ』と警告しているのです。北朝鮮が保有する原子炉は日本が持っている原子炉に比べればオモチャの様な小ささなのですよ。北の核が悪いなら桁違い多い中国の核兵器はもっと悪い。もしも、中国の核兵器が危ないなら、もっと桁違いに多いアメリカの方が危ない。

しかも本当に危険性があるなら、真っ先に日本海沿岸に多数ある原発を一刻も早く全部廃炉にする必要があるが、なんと、廃炉どころか、逆に反対を押し切ってまで再稼働しているのです。
(以下略)

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