NFLの国旗掲揚は国防総省の宣伝費 〜愛国心は両刃の剣(マスコミに載らない海外記事])〜

 先日の地球ニュースで、アメリカの妙ちきりんな騒動が紹介されました。NFLで国歌斉唱の時に膝をつくという抗議のポーズに、トランプ大統領が難癖つけたことから、メディアでの大騒ぎとなった件です。人種差別や愛国心、反トランプの旗印など、それらしい題目はあるものの、論争の核心は見えないまま、不自然な対立が煽られました。そんな折、ポール・クレイグ・ロバーツ氏がこの話題について触れました。
氏は、膝をつく選手達に対する見当外れとも言える抗議行動の数々を例に挙げながら、これらを「過度の愛国心」だとして、理不尽だし、経済損失も大きい。そして何より、こうした愛国心がネオコンやイスラエル・ロビーのイラン戦争への野心に利用される恐れがある、という論を展開しました。地球ニュースでも「2009年までは夜間試合の場合なら選手達はロッカールームに引っ込んでいるのが普通だった」と解説されていましたが、どうやらその後、アメリカ政府は、国旗掲揚の儀式のために何百万ドルというお金を払うようになり、このことについて、ロン・ポール議員が「戦争支持の宣伝のために使われている!」と非難する経緯もあったようです。してみると、ロバーツ氏の愛国心への警戒感は、今回の騒動の、少なくとも一面は見せてくれたようです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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愛国心は両刃の剣
(前略) トランプは、こういう電子メールを送った。NFLの抗議行動参加者に反対して“国旗と、この偉大な国をトランプ大統領とともに支持するか?”

この幼稚さは、アメリカの恥だ。

(中略)軍安保複合体と、覇権主義的なネオコンと、イスラエル・ロビーが舌なめずりをして待ち構えている。連中は、この無知な愛国心の発露をどうすれば良いか知っている。連中は、これをイラン、北朝鮮、中国とロシアに向けるだろう。連中の利益は益々膨れ上がり、ネオコンの野望は実現し、イスラエルは、アメリカに、自分たちの拡張の邪魔になっているもう一つの国、イランを壊滅させるだろう。少なくとも、彼らはそう考えている。
(以下略)
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転載元)

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