注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
罪状その1:ウォーターゲート関係者を乗せた飛行機を墜落させて口封じ
アメリカ極秘政治警察のテロリスト長官ロバート・スワン・マラー三世は――以前であれば;連邦捜査局【FBI】のトップとしても最良の選択肢だったに違いない。
あの当時はFBIが航空機破壊工作の隠蔽において主要な役割を演じていた――例えば1972年、ニクソンが大統領に再選されたひと月後にシカゴで起こったウォーターゲート飛行機墜落などだ。
この墜落でウォーターゲート【事件】の関係者12名が死亡した。その中にはウォーターゲートのこそ泥E・ハワード・ハントの妻、ドロシー・ハントも含まれる。二人は共にニクソン政権のホワイトハウスから200万ドルを脅しとっていた。
Bill Pierce/The LIFE Images Collection/Getty Images
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Richard Nixon leaving the White House following his resignation, August 9, 1974 pic.twitter.com/UcDpMKfVRo
彼らは、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺におけるニクソンの役割について詳しく示す証拠書類を有していたのだ。
この航空惨事はそれを裏付ける1,300頁に及ぶもみ消された政府文書と共に、シャーマン・スコルニックによって書かれた本の中で暴かれていたのだが、ロックフェラー家によって出版を阻止されてしまった;当時のユナイテッド航空の過半数の株を有していた一族に。
元FBI職員で後のテネシー州メンフィス市長は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア暗殺におけるFBIの役割を隠蔽した(ウィリアム・ペッパーの『殺害命令』、キャロル&グラフ出版、ニューヨーク、1995年を参照のこと)。
罪状その2:CIA工作員の乗った飛行機を墜落させて口封じ
こういった隠蔽や流血パターンに関わっていたのが、ロバート・スワン・マラー三世だ。
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マラーはジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ政権下の司法省刑事局の重要な職員である。
マラーは1988年12月にスコットランドのロッカビーに墜落したパンアメリカン航空103便の爆破を監督していた。ブッシュ父が大統領に選出された約6週間後のことだ。
8名のグループ、ないしは50名にものぼるかもしれないCIAの覆面工作員が103便には搭乗していた。不機嫌そうな彼らは、中東でアメリカ人の人質数名を救出する作戦に失敗して戻るところだった。
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彼らは、副大統領だった父ブッシュの裏切り行為が【作戦】失敗の原因だと責めていた。
というのも、ブッシュはイラクの絶対的指導者サダム・フセインの極秘の個人的なビジネス・パートナーだったのだ。
二人は共に、マフィアよろしく、か弱きペルシャ湾の石油にまみれた首長連中の国々から“みかじめ料”を何十億ドルも巻き上げていた。
極秘の当該パートナー取引は、シカゴの報道されなかった連邦裁判訴訟の中で、もみ消されようとした銀行記録の一部を構成していた。
シャーマン・スコルニックは公判に出席するだけの気概を持った唯一の記者だった。
職員が1つの飛行機に集団で搭乗することを禁じたCIA規則に反して、この秘密任務を担った複数の班は互いの安全に繋がるだろうと一緒にいたのだ。
少なくとも内8人は、秘密裏に整えられた1989年前半の議会での公聴会にて、人質救出の意図的なしくじりに関する裏切りのかどで父ブッシュを名指しすることが予定されていた。
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例えば:父ブッシュがアメリカ系ラファージュ、つまりフランス企業アメリカ支店の所有権をかなりの割合で持っていた点とか。1980年から1988年までのイラン・イラク戦争でイランの人々に対して、そしてイラク国内のクルド系反体制派に対して使用される毒ガスを製造する原料をサダム・フセインに供給していたと言われている【企業だ】。
【当時】この会社の取締役の一人は、殆ど名が知られていないリトルロック市の弁護士ヒラリー・ローダム・クリントンだった。彼女とその夫のウィリアム・ロックフェラー・クリントンは既に、父ブッシュという【ビル・クリントンの】CIAの師匠に対抗するフリをして、大統領の座に据えてもらうという、1992年に展開される予定の陰謀の一翼を担っていた。
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北米でこの墜落の連載を組んだのはたったの一紙、墜落によって揉み潰されたアメリカCIAの部隊による極秘の取り決めの幾つかについてあらましを述べていた。カナダのトロント・スター紙である。
多くの者が、場合によっては地元当局よりもFBI職員の方がスコットランドのロッカビーの墜落現場へどうすれば早く現れ【ることが出来】たのかと当惑していた。
賞を取ったパンアメリカン103便のドキュメンタリー映画ではこう述べられている:
これはイギリス人記者デヴィッド・ベン=アリヤーによるドキュメンタリー『マルタの裏切り』の中で報じられている。
関連したドキュメンタリーの幾つかに取り組んでいたフランコヴィッチはその後、殺害された。
地元の救出チームの一員は当時を記憶をこう語っている:
とある本の著者(捜査官で元法執行機関の職員、『メデューサ・ファイル』を書いたクレイグ・ロバーツ【※ポール・クレイグ・ロバーツとは別人】)が指摘しているが――アメリカ人FBI職員がいたであろう一番近い地点のロンドンから、ロッカビーは350マイル以上も離れているというのにおかしい。
あの夜ロンドンからロッカビーに到着するには、起こるべき一連の出来事を考慮すると、飛行機を使ったとしてもゆうに1時間以上はかかったであろうに。
この詳細を鑑みるに、アメリカのFBIと司法省刑事局の主任、ロバート・S・マラー三世にはどう見ても確実に事前知識があったのだ。
マラーは公けの場でこのように述べている:
Who will be indicted in Robert Mueller's Russia investigation? https://t.co/8FiHdDQ6KG
— JW Putney (@jw3778_jw) 30 October 2017
米国やスコットランドでとったとされる自らの言動で、マラーは全ての責めをリビアと数名のリビア人によるマルタでの乗り継ぎへ向けた。
このようにして、マラーはブッシュの息子ジェブとジョージ・Wによって補佐されつつ、中東における【墜落】前の父ブッシュによる裏切り活動から注目を逸らしたのだ。
罪状その3:パナマ侵攻の後押しと口封じ
大統領になった父ブッシュは、ブッシュ家のために背信行為を行ったマラーに褒美を与えた。
マラーは:
例えば1989年のパナマ侵攻前、パナマの指導者マヌエル・アントニオ・ノリエガ将軍に対する麻薬密売容疑が確実なものか、ブッシュ氏はソーンバーグ氏を呼んで訊ねたことがあります。
ソーンバーグ氏は容疑が成立するというマラー氏が太鼓判を押したことを信じると言いました;そして【実際に成立】したのです。マラー氏が刑事局で監督した其の他の調査としては、1988年にスコットランドのロッカビーで墜落したパンアメリカン103便の爆破があります。」
――以上は2001年7月6日付けのニューヨーク・タイムズ紙でニール・A・ルイスが書いたマラーにまつわる記事から引用した。
父ブッシュは自分や息子ジェブ、ジョージ・W、ニールとの個人的な麻薬密売取引に誘い込まれたなぞと喋られないよう、パナマの絶対的指導者ノリエガを誘拐すべく、大統領に就任した直後の1989年にパナマ侵攻を仕掛けた。
Murió el dictador Manuel Antonio Noriega, a los 83 años de edad https://t.co/4sdkiGOaCR
— La Prensa Panamá (@prensacom) 30 May 2017
ノリエガを黙らせるために主要な役割を演じたのは、司法省刑事局のボスであるロバート・S・マラー三世だった。
ノリエガは父ブッシュが手配したCIA工作員だったのだから、自分は非難の矢面に立たされることになったか完全に無実のどちらかだとノリエガが主張する麻薬密売【取引】において、ブッシュ家の名前が一切出ないように検閲させるべく、マラーはフロリダ州の連邦判事たちを恐怖に陥らせ、絶対に命令に従うように根回ししたと言われている。
ブッシュはノリエガの前任者の暗殺を手配してやることで、ノリエガが権力の座に就くお膳立てをしてやった。(父ブッシュはサダム・フセインの前任者の暗殺も手配してやり、フセインが同様にイラクで頂点に登り詰める道のりを整えている)。
アメリカの連邦裁判官の中で、司法省とFBIを最も声高に批判していた一人はフロシダ州のアルシー・L・ヘイスティングス合衆国地方判事という、南部では非常に数少ない黒人の連邦判事だった。
FBIは報復措置として、ヘイスティングス判事をでっちあげの買収容疑で嵌めた。
其の他のフロリダ州連邦判事たちがブッシュ家の命令に従うよう、震え上がらせるため、ヘイスティングスの件はすぐさま下院司法委員会に付託され、そこで弾劾状の投票が行われた。
Exclusive: Taxpayers Paid $220K to Settle Case Involving Rep. Alcee Hastings https://t.co/Zvd9iJKfGX via @RollCall H. PAUL RICO'S FRIEND... DISGRACED EX-FEDERAL JUDGE... ANOTHER EXTINGUISHED MEMBER OF THE CONGRESSIONAL BLACK CAUCUS!
— Howie Carr (@HowieCarrShow) 9 December 2017
上院の弾劾裁判では、ヘイスティングス判事による自分は無実でFBIに嵌められたという罪状認否に対して、少しでも興味を持とうとしたり、出席したりした上院議員たちは、規則に反してほんの一握りの数であった。
独占状態のメディアは判事を悪くみせようと、上院の裁判へ向かう道すがらその入り口のバリケード封鎖を通るために身をかがめた写真をことさらに大きく扱った。
そして合衆国の、ほんの数名の議員などではなく、上院全体が――弾劾裁判で裁く側に坐るべきだと?
状況一変
マラーはいつもの手をまた使おうとしているに違いない。
【しかし】これまでとは裏腹に、現在のマラーには最高の敵がいる。
奴の裏をかける人物、奴を出し抜ける人物だ;そしてマラーがこれまで戦った誰よりも遥かに賢い人物:ドナルド・J・トランプ大統領である。
自らの王国を支配し、誰が留まり誰が出て行くべきかを評価していく我々の大統領は、余裕でかつてない程最高の大統領なのかもしれない。
An 11-bedroom mansion owned by President Donald Trump on St. Martin has reportedly been torn apart by Hurricane Irma https://t.co/55lb6WCLdR pic.twitter.com/u7KauGRrUX
— MarketWatch (@MarketWatch) 8 September 2017
サンタクロースよろしく、【誰が善人で誰が悪人なのか】リストをチェックしては、また再度チェックしているという訣だ【※「サンタが街にやってくる」という有名な曲の歌詞をもじっている】――彼こそがアメリカ合衆国大統領なのであって、我々が“ドブ”と呼ぶものが一掃されるまで彼は確実に立ち止まったりしないであろう。
【一連の】起訴は間もなく実行され、出国を試みてあちこちの空港を目指す【出エジプト記のような】大移動を目撃することになる。だが大半の国家がトランプ大統領を本物の指導者だと見做しているのだから、“奴ら”はそう遠くへは逃れられまい。
大統領自身が奴らに令状を執行したとしても私は驚かないだろう。
そのような事態は起こりつつあるし、もうすぐ起こる:奴らの雇った暗殺者ロバート・マラーはその座から退陣させられ、「我々人民」に対して自分は悪者ではないと主張しようと無駄な足掻きの中で「厄介ごとに巻き込まれただけだ」と言い廻るのだろう。
マラー氏はロクでもない男だ。時が来れば――奴【の言う事】なぞ無視して、【その主張は頂けないと】親指を下にして見せてやったらいいのだ。
Instead of write memos, isn't it time for Trump to just fire the Special Counsel? https://t.co/oAUXyDLQxH
— Brutalist Media Platform (@brutalistPress) 4 June 2018
マラーは、自分が殺した大勢の人々に対してなんの慈悲もかけてやらなかったのは明々白々ではないか。あるいは奴が破滅させた大勢の人の人生についても。
今やロバート・スワン・マラー三世の量刑を決める時期が近付いている。
私はそれが大変重いことを願う。
スコルニック氏の時代も次元も超越するような【偉大な】勇気に感謝を【※スコルニック氏は2006年に死亡しています】。貴方のような人こそが英雄だ。
ありがとう。
ニール・キーナン
翻訳:Yutika
註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。
註:【 】内は訳者の追記部分です。訳文は日本語での読み易さを優先し、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。また見出しを挿入し、元記事で使用された画像は、同じもの(ないしは類似したもの)を掲載したツイッターに変換しております。
ソルカ女史情報だとCIAに見限られた同僚の救出を頑張って、ロシアから表彰間近だったこともあるみたいなので、爪の先くらいの善行は積んでたみたいです。
今回キーナン氏が元にしている情報は大変興味深いのですが、どれも少々古そうなものばかり。このタイミングで出してきたのは、裏切られたくないディープ・ステート側の脅しなのか、寝返らせたい良識派側の最後通牒なのか。気になるところです。
ちなみにISISにシリアで資金を渡していたラファージュ社は、日本では麻生と繋がっています。こちらも叩けば色々出て来そう。