まるでわざと食糧危機を演出しているような、中国政府による狂気の「ゼロコロナ」政策継続の意味

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の動画で、“現在三千万近い人々が、中国独裁政府の都市封鎖によって外出を禁じられている。…実際に感染症状があるのはただ800人に過ぎず…人々が食糧不足で餓死していると知りながら…政府はなおもドローンを使って大音量で呼びかけ…自宅待機を強要している”と言っています。
 こうした状況下で、“上海の警察は地元住民の栽培野菜を破壊”しているのです。中国独裁政府が人々を殺そうとしているとしか思えないのですが、不思議な事にこの惨状を主要メディアは伝えません。
 In Deepさんは、「中国では現在、ロックダウンでかなりの食糧生産が止まっている」可能性が高いとしていますが、まるでわざと食糧危機を演出しているような、中国政府による狂気の「ゼロコロナ」政策継続の意味は何か。
 “中国とロシアが現在の通貨制度から脱却し、本質的に新しい経済を開始する可能性があり、米国が十分な生産能力を持たず、中国からの輸入に過度に依存していることを考慮すれば、中国から他の場所に向かう製品のサプライチェーンを破壊すると、この巻き添え被害が世界的に発生する可能性”があります。
 すなわち、「中国政府は、西側諸国からさらに経済的に離れようとしており、西側世界に圧力をかけるために生産を遅らせる言い訳を作るために(ロックダウンを)行った」のではないか、とする説をIn Deepさんは紹介しています。
 この巻き添え被害を受けて、最大級のダメージを受けるのは日本ではないのかと思えるのですが…。日本の政治家の無能ぶりを見れば、「国家が助けてくれると考えるのは無理」です。時間はほとんど残されていませんが、どうすれば生き残る可能性が最も高いかを考えて行動してください。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
 
 
上海の警察は地元住民の栽培野菜を破壊しています。 封鎖、食糧不足...ええ、これは理にかなっています。 彼らはそれを失っています…(オプションの音)
(Google機械翻訳)


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中国のロックダウンは「第三次世界大戦の延長」かと。目的は「西側の食糧、エネルギー供給と流通システムの混乱による経済の崩壊」
転載元)
(前略)
今年の中国全人代で、「中国政府は、食糧安全保障を最優先に掲げる」としていたことが報じられていましたが、なんと、「中国では現在、ロックダウンでかなりの食糧生産が止まっている」可能性が高いのです。
 
以下の記事で米エポックタイムズの記事をご紹介しています。

(中略)
中国は、その人口からも、「世界最大の食糧消費国」であるわけで、仮にその中国に食料危機が起きたとすれば、周辺国の巻き込まれ様は中途半端なものにはならないはずです。
 
特に自給率の低い国はひとたまりもないのではないでしょうか。

現時点ですでに、日本が直接、小麦や穀物などを輸入しているわけではないロシアやウクライナの輸出が停止している状態だけで、今のような食糧価格の高騰が起きているのですから、今年後半や来年などに、たとえば、「中国がすべての食糧の輸出を完全に停止」したり、あるいは「強引に海外から食糧を輸入しまくる」というようなことになった場合、私たちも非常に苦しくなると思われます。ロシアの非友好国には、ロシアからの穀物も望めません。

そして、何より現在の上海のロックダウンで「最も影響を受けているのはどこか」というのは、「西側」です。
 
以下は、ファイナンシャル・タイムズの記事からの抜粋です。

上海のロックダウンは世界的なサプライチェーンの不安をかき立てる
ft.com 2022/04/13
 
上海近郊で世界最大の電子機器製造ハブの1つが停止し、中国の経済不安を悪化させると共に、世界のサプライチェーンの混乱を悪化させている。
 
重要な電子部品の数十の生産社が、4月13日、上海に近い都市、昆山の工場の生産を停止した。企業やアナリストたちは、当初上海でのみ適用されていたロックダウン規則が昆山に拡大された後、生産工場の閉鎖は避けられないと述べた。
(中略)
アナリストたちは、停止は部品不足を悪化させるリスクがあると述べた。
 
また、アナリストたちは、ほとんどすべての電子機器で使用されるコンポーネントであるプリント回路基板の供給、およびスマートフォンやノートパソコンのケーシングの供給が、工場の操業停止の影響を最も受けると予想している。
(中略)
どこまで考えてみても、上海のロックダウンは、「タイミングが良すぎるだろ」ということです。ロシアとウクライナの問題で、食糧、物流、エネルギーにおいての大混乱が「目に見える形で西側で現れ始めたその時に」中国のロックダウンが始まった。「戦争だなあ」と思います。
(中略)
ワクチンや規制等による「不健康の強制的な拡大」から、食料・エネルギー危機という流れは完ぺきともいえます。

別に共謀しているわけではないでしょうが、
・ロシアの侵攻での混乱
・中国のロックダウンによる混乱
が同時期に起きている。
(中略)
日本のトップの方は、「食料自給率を上げないといけない」とか言いだしていることが報じられていますが、そんなもんすぐに上がるわけがないだろ、と。
 
そもそも、肥料価格とエネルギー価格の高騰で、既存の農家さんの農業継続自体が厳しくなっているのが現実で、今後、自給率が下がることはあっても、上がることはないです。
(中略)
1億人の国民にコロナワクチンを打ち、のんびりと「食料自給率を上げましょう」と言っている国家が助けてくれると考えるのは無理です。
 
今回は、アメリカの金融と経済系の記事を発信し続けている QTR フリンジファイナンスというサブスタック記事をご紹介して締めさせていただきます。上海のロックダウンの目的は何かという推測が書かれています。
(中略)

上海の最新のコロナ封鎖の状態から漂う何らかの不健全
Something Is Rotten In The State Of Shanghai’s Latest Covid Lockdowns
Quoth the Raven 2022/04/12
 
中国は、確かに独裁的な共産党政権ではあるが、それにしても、現在のロックダウンはやり過ぎであり、何か奇妙なことが起こっているように感じる。
(中略)
中国の数字を信じるなら、現在、中国では 1日に 2万5000人ほどの新たな感染確認数が発表されているが、率直に言えば、私は中国当局の数字を信じていない。(中略)… むしろ、中国共産党が推し進めようとしているあらゆる議題のニーズを満たすために、数字は何らかの形で誇張されている可能性が高いだろう。
(中略)
今年の春に向かって、世界的にコロナ規制から回復していくように感じていた。マスクの着用義務とワクチン義務が解除され、企業は回復し始め、私たちは今やコロナのリスクを適切に知っており、元の生活に戻るというような態度で夏に向かっている時だった。
 
なぜ、そのような時に、中国政府はこのような劇的な過剰反応をするのか? なぜこの時点で完全に非合理的で狂気の「ゼロコロナ」政策を継続するのか?
 
これは、中国自体にとってさえ、まったく意味がないはずだ。
 
中国のこの非常に劇的で過剰なコロナに対しての反応は異常であると感じ、昨日までは、中国政府が、国内での権力獲得のためのツールとして使用している可能性があるのだろうかとも考えた。
 
また、中国のこの過剰な対策は、中国以外の国々がまだ知らないコロナウイルスについての「何か」を中国が知っているという兆候であるのではないかとも考えた。
(中略)
しかし、昨日の午後、私に 3番目のワイルドな考えが頭に浮かんだ。
それは以下のような考えだ。
 
「中国が故意に自国を閉鎖し、世界のサプライチェーンをさらに破壊し、西側世界の生活の質を徹底的に落とすために力を発揮させているとしたら」

それはどうなるだろうかと。
 
なぜ中国とロシアが現在の通貨制度から脱却し、本質的に新しい経済を開始するだろうと私が思っているのかについて以前記したことがある。
 
中国がルーブルを支援し、金(ゴールド)でデジタル元を支援する可能性があることは、これらの国々が経済的に影響力を発揮し、世界の舞台で独立するための 1つの方法である可能性があることについて書いた。
 
また、米国が十分な生産能力を持たず、中国からの輸入に過度に依存しているという落とし穴について警告した。中国が米国とのこの関係のダイナミクスを理解していないはずがない。
(中略)
現時点で 、中国は、自国民のための生産能力の確保はしていないようだ。その理由として、上海で食糧不足と暴動が発生したという報告はいたるところにある
 
しかし、中国から他の場所に向かう製品のサプライチェーンを破壊すると、この巻き添え被害が世界的に発生する可能性はゼロではない可能性がある。
(以下略)

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