[動画]台湾で学生が議会占拠 なぜ? & 学生リーダーインタビュー

竹下雅敏氏からの情報です。
 台湾の国会占拠事件は、IWJがドキュメント台湾国会占拠(1)(2)として、報道していました。
 やはりその内容は、昨日の記事以上のものはありませんでした。今日の動画はその簡単な要約になっていますが、特に下の学生リーダーのインタビューを見ていると、やはり学生の側に義があるとしか思えないものになっています。
 我が身に置き換えて考えれば、彼らはこの行為によって刑務所に入る可能性が高いわけで、よほど覚悟を決めた者か、あるいは背後に団体が居るかのいずれかだということになります。ただこの男の子の顔を見る限り、背後に思惑を持った集団が居るようには感じられません。
例えて言うと、反原発に立ち上がった山本太郎氏の背後に思惑を持った特別な集団が居ないのと同様です。反原発デモが民意によるものであるように、この国会占拠事件が民意によるものだとすると、これは権力者側にとって震撼すべき出来事です。どの国も、出来るだけこの件は注目されたくないと思うでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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台湾で学生が議会占拠 なぜ?
転載元より抜粋)


公開日: 2014/03/19

3月18日夜、台湾の国会にあたる立法院に学生ら100人以上が乱入し、占拠する事件­が起きている。これは台湾と中国の間で調印された「両岸サービス業貿易協議」に反発す­る目的で行われたもの。同協議には台湾にとって不平等な条項が多数含まれるとして、以­前から台湾国内で根強い反発を受けていた。特に問題となっているのが、中国の起業家た­ちへの優遇だ。例えば、中国の起業家は台湾の銀行に600万元(日本円でおよそ200­0万円)を支払うと、台湾へ3年間移住することが可能。さらにビザの更新も無制限に行­えるという。これを受け、「中小企業の切り捨てだ」「メディア産業などに中国当局の監­視が入るのでは」と反対する声が上がっている。また、中国人の長期的な移住が可能にな­るため、「これをきっかけに、台湾の中国編入の流れが強まるのでは」との懸念も大きい­ようだ。3月20日現在も占拠状態は解消しておらず、学生らは3月21日まで続けると­の宣言を発表している。

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台湾国会占拠学生リーダーインタビュー(日本語翻訳字幕)
転載元より抜粋)
編注)日本語字幕は赤字で右から左に流れています


公開日: 2014/03/20

台湾の国会を占拠している学生のリーダー格の二人のうちの一人が、メディアのインタビ­ューに答えました。しっかりした要求と自分たちの信念を表すと供に親ごさん達へのメセ­ージを伝えています。やはり親を思うと涙するんだろうな、心配かけてすみません、こん­なことになってすみません、でも僕たちは自分たちの未来に向けて信念を持って行動して­いる気が伝わります

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