竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ロシア首相、オバマ大統領の脳に変異の徴候を発見
転載元)
The Voice of Russia 14/10/17
ロシアのメドヴェージェフ首相は米国のオバマ大統領がロシアをエボラ出血熱に次ぐ2番目に重大な脅威としたことについて、困惑を示した。CNBC放送によるインタビューをリア・ノーヴォスチが伝えた。
「たとえば私には、オバマ大統領が国連総会の演壇に立ち、人類が直面している脅威又は課題を数え上げるに、一番目にはエボラ出血熱を挙げ、これは妥当だとして、二番目にロシア連邦を挙げ、三番目にやっと「イスラム国」を挙げたことが、非常に哀しい。私はこのことに言及すらしたくない。哀しいことだ。何か脳に異常があるんじゃないのか」と首相。
また両国関係については、首相は、対ロ制裁が解除されない限りリセットは不可能だ、との考えを示した。
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米国のイラク・シリア戦術は正当化されない
転載元)
The Voice of Russia 14/10/17
「イスラム国」がペルシャ湾で新たな戦争を仕掛けようとしている。同組織は新たな動画をネット上に掲載し、英国人捕虜ジョン・カントリー氏の口を借りて、全面的な世界戦争を展開すると宣言した。
「イスラム国」は米国を筆頭とする国際空軍連合による空爆への応答として、たびたびこうした動画を公開している。国際空軍連合は同組織がイラク・シリア国内に展開する拠点にたびたび攻撃を仕掛けているが、やはり地上軍の投入なくして「イスラム国」攻略は不可能との認識が強まりつつある。ワシントンは例のお気に入りの戦法に出る構えだ。自国の軍隊は投入せず、紛争地の戦士たちに軍事教練と装備を供与するというあの戦法に。オバマ大統領はシリアの「穏健派」に武器を送る計画にゴーサインを出した。この「穏健派」はたしかに反「イスラム国」の姿勢を示しているが、彼らが最終目的に奉じるのはバシャール・アサド政権の転覆である。過去に行われた同様の作戦は失敗に終わったと結論付けるCIAレポートの存在も指導部は意に介さない。
「米国はここ半世紀、自国の兵士によってでなく、他人を雇うことで戦争を遂行するようになっている」。そう語るのは、ロシア戦略研究所のアジダル・クルトフ氏だ。
「米国は、自らの地政学的狙いを果たすためならば、イスラム過激派や刑事犯罪者、右派テロ組織との接触も辞さない。そして多くの場合、過激派に供与された武器、資金、政治的な支援は所期の目的を果たさず、武装組織はワシントンの庇護を離れ、銃口を米国または米国の同盟国に向けかえる、という結末を招く」
ロシアは国際社会に対し一貫して、テロリストを「味方」と「敵」に二分するような矛盾した立場を取ることがないよう、呼びかけている。ロシアはまた古くから一貫して、テロと戦い、また外国のテロ対策を支援している。例えば、シリアやイラクなど中東諸国に対し、安全保障の強化を目的とした多額の援助を行っている。ロシアは今後もこうした努力を続けていく。ただし、国連安保理の承認を得ない、国際法違反の「空軍連合」などというものには参加しない。ロシア外務省はこうした立場である。
2つ目の記事は、現在行われている対ISISへの国際連合軍の攻撃に関するものです。この中で“過去に行われた同様の作戦は失敗に終わった”とCIAがレポートをしているとのこと。サウジアラビアがアサド政権の転覆を今では望んでいないので、私もCIAレポートと同様に、この作戦はうまく行かないと思っています。
また記事の最後の赤字部分にあるように、そのうちISISは、“銃口を米国または米国の同盟者に向けかえる”ことになると思います。このことも含めて意図されたものであり、コントロールされていれば問題無いのでしょうが、おそらくコントロールが出来ない状態になっていると思います。それが問題なのです。