[Sputnikほか]ギリシャ、通貨ドラクマ復活へ & ドイツとの新たな友好関係 〜 当初から伝えてきたギリシャ危機の処方箋

竹下雅敏氏からの情報です。
 やはりギリシャはドラクマに戻るようです。2つ目の記事では、すでにドイツとの交渉が成立しているようです。
 このことで、ギリシャがEUから追放されてもロシアが助けるので、問題は無いでしょう。また仮にEUに残れるとすれば、当初から言っていたEU内の地域通貨としてのドラクマ発行ということで、ギリシャ経済は持ち直すことになると思います。いずれにしても、ギリシャ経済が再生するには、この方向しかありません。
 ギリシャ危機が起こった当初から、時事ブログではこのことを言って来たのですが、実現するのにこれだけの時間がかかり、その間IMFの緊縮財政政策に従ったため、国民はとんでもない苦しみを味わうことになってしまいました。しかし、他人事として笑える立場にありません。今後日本は、ギリシャ以上にひどい状態になる可能性があります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ギリシャ、通貨ドラクマ復活へ
転載元より抜粋)
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ギリシャ政府が銀行システムの国有化と自国通貨ドラクマの復活に関する緊急措置計画を準備している。ドラクマは金融危機回避のためユーロと並行して使われるようになる。

年金や社会保障を適時に払えるようにするための決定。国際融資元の資金の計算が極めて緩慢なため、機動性の確保が求められた。英紙テレグラフが報じた。ギリシャが最後に借款を受け取ったのは昨年夏のことだ。

ギリシャ政府はこのイニシアチブを、もしも欧州のパートナーたちとの金融支援合意が達成されなかった場合、実現する意向だ。その場合ギリシャは2011年から流通が停止していたドラクマに回帰する。
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独ギリシャ両首相、新たな両国関係の開始を宣言
転載元より抜粋)
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23日ベルリンでメルケル独首相とギリシャのツィプラス首相の会談が実施。両首脳ともにギリシャの債務問題の解決法を合同で模索する構えを確認。またギリシャはドイツに対し、第2次大戦の賠償を求めないことを表明した。

短い会談のあとツィプラス首相は二国間の友好と新たな関係の開始について言及し、ギリシャは自国の問題について他国を責めないと強調。さらにギリシャは国内問題を抱えており、これに取り組む必要があるとして、問題の筆頭は税金の未払いと付け加えた。

会談は両首脳の直接的な顔合わせを狙ったものだったが、戦後賠償といった不都合な問題も取り上げられた。これは第2次大戦中にナチスによってギリシャが蒙った被害の賠償要求だが、メルケル首相は会談後の記者会見で、この問題は解決したと語り、ツィプラス首相もギリシャ政府はギリシャ領内でのドイツ資本没収の構えはないことを明らかにしている
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4月8日にギリシャはデフォルト宣言をする可能性が??
転載元より抜粋)
http://beforeitsnews.com/eu/2015/04/breaking-greece-to-default-late-hours-of-8th-april-sources-2581078.html
(概要)
4月3日付け:
ギリシャが4月8日にデフォルトするとの情報が入ってきました。その根拠は。。。ギリシャはこれ以上IMFに借金を返さない可能性があると3日前から報道されているからです。
3日前から同じような内容の記事が複数ネット上に投稿されました。

金曜日午後1時時点(中央ヨーロッパ標準時)での見方ですが、4月8日水曜日の夕方近くにギリシャはデフォルト宣言をするのではないかと考えています。つまり、ギリシャはこれ以上IMFに借金を返すつもりがないということです。4日間のイースターホリデー(4月3日~6日)には銀行は全て閉まっています。そしてこの間に、ユーロと並んでギリシャ通貨のドラクマを使用するようになるのではないかと考えられます。
ギリシャ政府はIMFに借金を返さないことでユーロ諸国に圧力をかけ、譲歩させようとしているのかもしれません。
専門作業部会がギリシャ問題を着実に処理しようとしているとの報道は全くの嘘であるとギリシャの閣僚が口をそろえて主張しています。
水曜日の協議ではユーロ諸国の意見が真っ二つに分かれるだろうとも言われています。

来週の水曜日にギリシャは(実際に)どのように決断するのでしょうか。

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