[Sputnik]マケイン氏、FIFAに対する軍事作戦の開始を呼びかけ(ジョーク) / 米国はFIFAをロシアに対する「政治的武器」として利用 

竹下雅敏氏からの情報です。
 FIFAのスキャンダルですが、“続きはこちらから”以降の記事で、太字にした部分がポイントだと思います。“米議員ら”は結局ロシアでのサッカーW杯の開催を阻止したいようです。そのため、ブラッター現会長の再選を阻みたかったようですが、残念ながらブラッター氏は再選を果たし、米国の思惑はうまく行かなかったことになります。
 最初の記事は、この米議員らの中にマケインが居ることを示すもので、マケインなら“FIFAのクーデターを成功させるために、穏健派に40億ドルを支出し、スイスに軍隊を送る”のではないかというジョークです。
 マケ犬氏ぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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マケイン氏、FIFAに対する軍事作戦の開始を呼びかけ
転載元)
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米国の諷刺家アンディ・ボロヴィツ氏がニューヨーカー誌上で、攻撃的な発言で有名なジョン・マケイン上院議員を皮肉ってみせた。テーマはFIFAをめぐるスキャンダル。

マケイン氏の視点では、オバマ政権がFIFAに対してとっている措置は「脆弱で、非効率」であろう、とボロヴィツ氏は考えた。

「力というただひとつのことしか理解できない人がいる。FIFAは懲罰力というものを、我らが軍事力の猛威を、感じ取らなければならない」。上院におけるマケイン氏の発言をボロヴィツ氏はこのように想定した。

小物を逮捕しても、FIFAの長がのさばっているようでは意味がない。私はゼップ・ブラッターを地獄の門まで追跡する」とマケイン氏の名を借りて、ボロヴィツ氏。

同氏は、マケイン氏はさらに、FIFAの穏健派支持のために40億ドルを支出するよう求めるだろうとか、米国がスイスに軍隊を送る用意があることを宣言するだろう、などと皮肉ってみせた。

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FIFA会長選 ブラッター氏が5期目の再選を果たす
転載元)
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29日、チューリッヒで国際サッカー連盟(FIFA)の会長選挙が行われ、現職のブラッター会長が5期目の再選を果たした。1回目の投票では決まらず、再度投票が行われるかと思われたが、唯一の対立候補だったヨルダンのアリ王子が辞退し、ブラッター会長の再選が決まった。 

79歳のブラッター会長は1回目の投票で133票を獲得、アリ王子は73票だった。ブラッター会長が2回目の投票で単純過半数を獲得するには十分な票だった。

FIFA会長選は史上初めて、大規模な汚職スキャンダルの波の中で実施された。スキャンダルは、W杯開催の申請、マーケティング、放送権をめぐる過去20年間における広範囲におよぶFIFAの汚職に関するもので、詐欺、恐喝、マネーロンダリングも容疑に含まれている。

スイス連邦司法警察省は27日、2018年のロシア大会、および2022年のカタール大会の開催地選出に関連して、刑事訴訟を起こしたと伝えた。ロシアとカタールは2010年に、それぞれ2018年と2022年のW杯開催権を獲得した。


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米国はFIFAをロシアに対する「政治的武器」として利用
転載元より抜粋)
FIFA(国際サッカー連盟)をめぐるスキャンダルでの米国の主な課題は、スポーツ界における汚職との戦いではなく、現指導部の更迭。ロシアの専門家たちは、このような見方を表している。 

現FIFAの指導部は2018年にロシアでサッカーW杯を開催する案を支持し、米国から独立した政策をとっている。ロシア人専門家らは、このことが米国には気に入らないのだろうとの見解を表している。

米議員からは「ロシアに大会の開催を許可することで、FIFAはプーチン政権に経済的な救命浮き輪を差し出すことになる」という声明が表されている。

米議員らは、ブラッター現会長への支持をやめるようFIFAに対して呼びかけまで表明していたことから、今回のスキャンダルが現指導部更迭を狙ったものであることは容易にうかがえる。ブラッター氏は現在、FIFA会長選挙で再選を目指して立候補している。

米国の汚職対策は、非常に多くの疑問を呼んでいる。政治学者のアンドレイ・マノイロ氏は、ラジオ「スプートニク」からのインタビューに対し、今回の米国の収賄疑惑をめぐる調査はFIFAの会長選挙を前に始まったと指摘した。FIFA会長選は、5月29日に行われる予定。

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プーチン大統領がFIFAスキャンダルにコメント、また米国が司法権を広めたがっている
転載元より抜粋)
プーチン大統領は国際サッカー連盟(FIFA)役員の逮捕が米国側からの照会で行われたことについて「非常に不可解」と語った。 

27日、FIFAの役人数人がチューリッヒで収賄罪で逮捕された。米国の最高検事は、過去20年、FIFAではワールドカップ開催の申請、マーケティング、放送権をめぐって汚職が蔓延しており、詐欺、恐喝、マネーロンダリングも横行しているとする声明を表している。

プーチン大統領は、米国、スイス政権によって行われたFIFAの捜査について記者団の質問に答えたなかで、「逮捕が行われたことに関して言えば、これは少なくとも非常に不可解に思える。なぜなら逮捕は米国側から収賄罪の照会という形で行われたからだ」と語っている。

プーチン大統領は、「そうした人々のうち誰かが何らかの違反をおかしたのかもしれない。私は知らない。だがこの件に米国は何の関係もないことははっきりしている。あの役員たちは米国市民ではない。しかも何らかの事件が起きたとしても、これは米国領域のことではない。このため米国はこの件には何の関わりもない。これはいつもの、自国の裁判権を他の国にも普及させようとする試みだ」と語っている。

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プーチン大統領:米国はブラッターFIFA会長の再選を阻止しようとしている
転載元より抜粋)
ロシアのプーチン大統領は木曜、FIFA(国際サッカー連盟)をめぐる騒動について記者らの質問に答えた。プーチン大統領によれば、米国はFIFAのヨゼフ・ブラッター会長の再選を阻止しようとしており、それは国際機関の活動原則への甚だしい違反である。 

「遺憾ながら米国は、自らの利己的目的を達成するためにこうした方法をとり、違法な振舞をし、人々を追跡している。FIFA会長選挙を前に起きた事象はこうした思考を誘発する」とプーチン大統領。

UEFA(欧州サッカー連盟)実行委員会は今回の騒動を受け、FIFA会長選を延期するよう勧告した。

FIFA会長には5選を目指すブラッター氏のほか、ヨルダン王子アリ・ビン・アル・フセイン氏が名乗りを上げている。

今回の逮捕劇に関わらず、ロシアサッカー連盟はブラッター候補を支持している。同氏が世界のサッカーに多大な貢献を果たしてきたからだ、とロシアサッカー連盟のニコライ・トルストィフ総裁は記者らに語った。

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