編みもの(かぎあみ、棒あみ)が盛んなドイツ
実習ではかぎ編み、棒編みも行いました。実は私は初めての挑戦でした。今まで編み物をするチャンスがなかったのです・・実際に初めてやってみて、集中できてとても楽しいですね!
意外にも、ドイツは編み物が盛んで、半分くらいの生徒がすでにできる状態で、半分の生徒は初めてでしたけどね・・。日本の状況はどうでしょうか?私の40年以上前の中高時代、編み物をしていた生徒はほんの数人でしたが・・
こちらが私の作品、カタツムリバンドです・・
シュタイナー幼稚園では上記のカタツムリバンドがよく使われています。子供たちは遊びによく使います。このバンドで幼稚園での家作りのために布を結んだりしているのです・・手を使いますし、結ぶ練習になってとても良い方法だと思いました。
カタツムリバンドの作り方
用意するもの
・毛糸: ウール100%のものが手馴染みが良く、シュタイナー教育らしい質感になります
・かぎ針: 毛糸の太さに合わせたもの(3号〜5号)
・配色: 写真のように2色使うと、模様が際立って可愛らしくなります
作り方(かぎ針編み)
1.土台を作る(ピンクの部分)
① 作り目: 必要な長さ(1m〜1.5m程度)まで、ひたすら「くさり編み」をします
② 1段目: くさり編みの全目に「細編み(こまあみ)」または「長編み」を編み入れます
2.模様を入れる(黄色の部分)
黄色い糸がジグザグ、あるいは格子状に編みます
・2段目(黄色): 糸を黄色に変え、「細編み1目 + くさり編み1目(1目飛ばす)」を繰り返すと、メッシュ状の隙間ができます
・あるいは、長編みの足を下の段に深く差し込むことで、縦のラインを強調するデザインになります
3.縁取りと仕上げ(外側のピンク)
① 3段目(ピンク): 再びピンクに戻り、全体の縁を「細編み」でぐるりと一周囲みます
② 丸める: 片方の端からくるくると巻いていき、最後を紐やボタンで留められるようにすると、きれいな「カタツムリ」の形になります
幼稚園の実習で観察していますが、
自由遊びの時間に、このカタツムリバンドが非常に人気で、子供は色々な用途で使っています。例えば、男の子が基地を作るときに、階段の下の小さな小部屋をお布団で閉め切るために、階段の手すりにこのカタツムリバンド数個をお布団に結びつけて、締め切った部屋を作っています。この結ぶ作業がとても大事な点だと思います。
また、興味深いのが、女の子が2人で
お医者さんごっこをしていて、ハローと明るく挨拶しながら、お腹が痛い・・とお医者さんにやってきて、お腹を突如でん!と出して、
洋服とお腹の間に、カタツムリバンドをひゅるひゅると入れて、2人で笑っているのを見て、面白いな・・と思いました。医者が使う、聴診器を見立てたのでしょう。
(日本の子供の遊びと違い、お薬です・・のシーンはなく、明るく帰っていきました・・ドイツでは薬はあまり出さないことが子供の遊びからもわかります・・)
日本人の感覚が鈍っているのではないかと思われる現代において、「感覚を研ぎ澄ますにはどうすればよいか?」について、甲野善紀氏は“自分が「生きている」ということに対しての「本質的な向き合い」をすることは、すごく大事ですよね。例えば、今は「医療」というのは、とにかく食べられなかったら胃瘻をするとか、とにかく死なないようにするじゃないですか。でも口から食べられなくなったり、そういう普通の生活ができなくなったらもう終わりだという風なね。それを過剰に生かすでしょ。それこそ国の予算だってものすごい食うわけだし。そういう医療のあり方は、すごく問題があると思うんですよね。自分が「生きるとはどういうことか」という自分なりの思想をちゃんと持つべきだと思うし、だから今、若い人がやるべきことといったら、限界集落でも行って無農薬と無肥料で農業をやるようなね(11分24秒)。…色々もう限界まで来ているから、「何か大きく変わるんじゃないですか」としか思えないですけど。(21分17秒)”と話しています。これ以外も、多くの興味深い話をしています。
ツイートはクリックして全文をご覧ください。甲野善紀氏の考え方が良く分かる内容です。
2023年9月28日の記事で、COVID-19に関するスレッドを紹介しました。氏は、“本当にいい歳をした大人が、現在の感染対策の「馬鹿馬鹿しさでは済まない愚かさ、弊害」に気づかないというのは、いったい人間として何十年も生きてきて、学ぶべきほどのことは何も学んでいなかったと言えるのではないか”と言っていました。
これは、「生きている」ということに対しての「本質的な向き合い」を問いかける言葉だと思います。これまでに何度か触れましたが、あと3ヶ月の命、あと3日の命だと医師から宣告されても、まったく生き方が変わらない人だけが、本当の人生を生きている人なのです。