注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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5月21日、日本でもMarch Against Monsanto(反モンサント大行進)
引用元)
Genetic Roulette 16/5/4
今、なぜ、世界でモンサント反対デモか?
遺伝子組み換え作物の栽培が始まって今年で20年、遺伝子組み換え作物の栽培は世界で大きな問題を作り出してきました。栽培地域での生態系の破壊、住民のガンや出生異常などの健康被害、世界の消費者や家畜の健康被害への懸念、さらには遺伝子組み換え企業による食料生産の支配などへの懸念が高まっています。
遺伝子組み換えと健康被害
昨年3月にはWHOの外部研究機関がモンサントの殺草剤(農薬)ラウンドアップ(グリホサート)を実験動物上での発ガン性認定となる2Aにランク付けしましたが、モンサントはラウンドアップがこのような健康被害を生み出すことを長いことひた隠ししてきたことがわかっています。しかし、モンサントは米国政府との近い関係を利用して、危険性を訴える意見を踏みつぶしてこの殺草剤を世界に売り出すことに成功させ、ラウンドアップはモンサントのドル箱となりました。
(中略)
モンサント社とはどんな企業?
(中略)
モンサント社は種子市場で世界最大のシェアを持つ企業ですが、もとは戦争を通じて大きくなった化学企業でした。その手がけた製品とはサッカリン、PCB、DDT、アスパルテーム(人工甘味料)、牛成長ホルモンなど健康被害を引き起こし、禁止されたもの、あるいは禁止運動の対象となっているものばかりであり、さらにモンサント社は原爆製造計画やベトナム戦争での枯れ葉剤製造にも関わっています。
(中略)
モンサント社は自由貿易協定などを通じて、世界の農民に種子企業から種子を買わせることを強制し、種子企業を買収し、独占することで、世界の食料生産を支配することを狙っています。
(中略)
世界の人びとがこうしたモンサント社の実態を知り、それに反対する行動を行ってきた結果、このところ、モンサント社の株価は落ち、モンサント社は研究所をいくつも閉鎖し、リストラせざるをえない状況になっています。そうした行動の元になってきたのが世界で同時に行われるMarch Against Monsanto(モンサントに反対する行進)です。
日本でのモンサント社とは?
モンサントは日本ではどんな存在なのでしょうか?日本では現在、遺伝子組み換え作物の商業栽培は行われていません。そのため、日本でのモンサントの存在は見えにくくなっています。しかし、日本は実はモンサントの大きなお得意様なのです。日本は世界で最大級の遺伝子組み換え輸入国で、しかも日本の遺伝子組み換え食品表示は既存する世界の制度の中でもっとも緩いため、日本の消費者は知らないうちに大量の遺伝子組み換え食品を食べています。
そして、日本政府は米国政府以上にモンサントの要求に対して従順で米国政府よりも先にモンサント社の遺伝子組み換えを承認することもよくあります。フランスなどでは一般の店では売ることが禁止されているモンサントのラウンドアップも日本ではホームセンターなどでは大々的に売っており、規制されていません。日本は現在、モンサントの天国と言ってもいい状況です。
日本政府も批准に向けて動き出しているTPPを成立させることで、各国政府の権限が弱められ、遺伝子組み換え企業への反対がより困難となり、企業特権が認められてしまうことが危惧されています。
(中略)
消費者の健康や生産者の権利を奪うモンサントに対して日本からもノーの声を上げていく必要があります。
ぜひ、あなたもモンサントに対してノーの声を!
遺伝子組み換え作物の栽培が始まって今年で20年、遺伝子組み換え作物の栽培は世界で大きな問題を作り出してきました。栽培地域での生態系の破壊、住民のガンや出生異常などの健康被害、世界の消費者や家畜の健康被害への懸念、さらには遺伝子組み換え企業による食料生産の支配などへの懸念が高まっています。
遺伝子組み換えと健康被害
昨年3月にはWHOの外部研究機関がモンサントの殺草剤(農薬)ラウンドアップ(グリホサート)を実験動物上での発ガン性認定となる2Aにランク付けしましたが、モンサントはラウンドアップがこのような健康被害を生み出すことを長いことひた隠ししてきたことがわかっています。しかし、モンサントは米国政府との近い関係を利用して、危険性を訴える意見を踏みつぶしてこの殺草剤を世界に売り出すことに成功させ、ラウンドアップはモンサントのドル箱となりました。
(中略)
モンサント社とはどんな企業?
(中略)
モンサント社は種子市場で世界最大のシェアを持つ企業ですが、もとは戦争を通じて大きくなった化学企業でした。その手がけた製品とはサッカリン、PCB、DDT、アスパルテーム(人工甘味料)、牛成長ホルモンなど健康被害を引き起こし、禁止されたもの、あるいは禁止運動の対象となっているものばかりであり、さらにモンサント社は原爆製造計画やベトナム戦争での枯れ葉剤製造にも関わっています。
(中略)
モンサント社は自由貿易協定などを通じて、世界の農民に種子企業から種子を買わせることを強制し、種子企業を買収し、独占することで、世界の食料生産を支配することを狙っています。
(中略)
世界の人びとがこうしたモンサント社の実態を知り、それに反対する行動を行ってきた結果、このところ、モンサント社の株価は落ち、モンサント社は研究所をいくつも閉鎖し、リストラせざるをえない状況になっています。そうした行動の元になってきたのが世界で同時に行われるMarch Against Monsanto(モンサントに反対する行進)です。
日本でのモンサント社とは?
モンサントは日本ではどんな存在なのでしょうか?日本では現在、遺伝子組み換え作物の商業栽培は行われていません。そのため、日本でのモンサントの存在は見えにくくなっています。しかし、日本は実はモンサントの大きなお得意様なのです。日本は世界で最大級の遺伝子組み換え輸入国で、しかも日本の遺伝子組み換え食品表示は既存する世界の制度の中でもっとも緩いため、日本の消費者は知らないうちに大量の遺伝子組み換え食品を食べています。
そして、日本政府は米国政府以上にモンサントの要求に対して従順で米国政府よりも先にモンサント社の遺伝子組み換えを承認することもよくあります。フランスなどでは一般の店では売ることが禁止されているモンサントのラウンドアップも日本ではホームセンターなどでは大々的に売っており、規制されていません。日本は現在、モンサントの天国と言ってもいい状況です。
日本政府も批准に向けて動き出しているTPPを成立させることで、各国政府の権限が弱められ、遺伝子組み換え企業への反対がより困難となり、企業特権が認められてしまうことが危惧されています。
(中略)
消費者の健康や生産者の権利を奪うモンサントに対して日本からもノーの声を上げていく必要があります。
ぜひ、あなたもモンサントに対してノーの声を!
●日時:2016 年 5 月 21 日(土)15:00 ~ 16:30
銀座デモ(モンサント社前付近)を予定
詳細決定次第、告知します
このページの内容は自由にコピーして広げていただいて結構ですが、予定は変更になる可能性があるので、出典が http://geneticroulette.net/mam であり、予定変更がないか、オリジナルのページで確認の上、参加してほしい旨を明記するか、この文章含めてコピーをお願いします。
銀座デモ(モンサント社前付近)を予定
詳細決定次第、告知します
このページの内容は自由にコピーして広げていただいて結構ですが、予定は変更になる可能性があるので、出典が http://geneticroulette.net/mam であり、予定変更がないか、オリジナルのページで確認の上、参加してほしい旨を明記するか、この文章含めてコピーをお願いします。
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世界がモンサントに対して立ち上がる――400都市以上が遺伝子組み換えに抗議
引用元)
創造デザイン学会 15/5/25
May 24, 2015
RT (Russia Today)
(前略)
400を超える都市の活動家たちが、GMO(遺伝子組み換え製品=種子)とモンサント社の食糧供給の独占支配に対して、反対の声をあげた。
土曜日(23日)は、3年目の地球的な「モンサントに反対するマーチ」(MAM)が行われた日となった。オーガナイザーによると、48か国が、この巨大な地球的デモに参加する計画をしていた。(中略) 地球上のどこで抗議が起こっているかを見ることができる。
(中略)
アジア、アフリカ、ヨーロッパでもまた大きな集会があった。(下)

バングラデッシュのデモ隊は、この国の首都のダッカ大学の美術学部のまわりに、人間の鎖を作った。インドでは、このバイオテクの巨人の独占的圧迫に苦しんでいる、何千という農家の人々が、ずっと前からモンサントに抗議している。(中略)
一方、南アフリカの活動家の群衆は、雨天にもかかわらずケープタウンに集結し、遺伝子組み換え作物に抗議して行進した。(下)
フランスでは、20以上の都市が参加し、パリ中央の通りのいくつかは完全に通行不能になった。フランスはモンサントの最大の市場の一つだ。

ドイツの首都ベルリンでは、ドイツがモンサントの種子を使っていないにもかかわらず、大きなデモが起った。(中略)

(中略)
英国ロンドンのデモ隊は、イギリスという島が孤立し小さいことを考えると、GMO作物のこの島の“占領”はより簡単で、より早く進むのではないか心配だと言った。
(中略)

モンサントとGMO食品に反対するマーチの波は、アメリカを襲った。抗議に参加した都市には、ニューヨーク、ワシントンDC、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、インデ ィアナポリス、ポートランド、オークランド、その他多数の都市がある。(中略) 何百という抗議者が、反GMO行動の一部として、ホワイトハウスと、モンサントのワシントンDC本店へ押しかけた。(中略)
(中略)
カナダもまた、この巨大農企業に反対を表明した。(中略)
(中略)
ハワイでもカリブ海でも、モンサントの権力に抗議し、ハワイの活動家たちは「GMOのない」島を要求し、プエルトリコ人たちは「毒はもういらない」と歌いながら、旗をもって行進した。
南米では強力な反 GMO 抗議が見られ、デモ隊はかなり強烈な絵を描いたプラカードを掲げていた。(中略)

ブラジルの抗議者たちは、ガスマスクと白いユニフォームを身に着け、血で汚れたように見える、反モンサントの旗を持っていた。アルゼンチン、ブエノス・アイレスでは、ガイ・フォークスのマスク(“アノニマス”)と、このバイオテク巨獣に反対するプラカードが、緑の本当の食物への要求と入りまじっていた。
(中略)

モンサントの代弁者 Charla Lord は、きょうの地球的運動に対して、このように声明を発表した――「当社は、すべての人が利用できる、よりバランスの取れた食物の生産を心掛けております。」
(以下略、続きは引用元でご覧下さい)
RT (Russia Today)
(前略)
400を超える都市の活動家たちが、GMO(遺伝子組み換え製品=種子)とモンサント社の食糧供給の独占支配に対して、反対の声をあげた。
土曜日(23日)は、3年目の地球的な「モンサントに反対するマーチ」(MAM)が行われた日となった。オーガナイザーによると、48か国が、この巨大な地球的デモに参加する計画をしていた。(中略) 地球上のどこで抗議が起こっているかを見ることができる。
(中略)
アジア、アフリカ、ヨーロッパでもまた大きな集会があった。(下)

バングラデッシュのデモ隊は、この国の首都のダッカ大学の美術学部のまわりに、人間の鎖を作った。インドでは、このバイオテクの巨人の独占的圧迫に苦しんでいる、何千という農家の人々が、ずっと前からモンサントに抗議している。(中略)
一方、南アフリカの活動家の群衆は、雨天にもかかわらずケープタウンに集結し、遺伝子組み換え作物に抗議して行進した。(下)
フランスでは、20以上の都市が参加し、パリ中央の通りのいくつかは完全に通行不能になった。フランスはモンサントの最大の市場の一つだ。

ドイツの首都ベルリンでは、ドイツがモンサントの種子を使っていないにもかかわらず、大きなデモが起った。(中略)

(中略)
英国ロンドンのデモ隊は、イギリスという島が孤立し小さいことを考えると、GMO作物のこの島の“占領”はより簡単で、より早く進むのではないか心配だと言った。
(中略)

モンサントとGMO食品に反対するマーチの波は、アメリカを襲った。抗議に参加した都市には、ニューヨーク、ワシントンDC、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、インデ ィアナポリス、ポートランド、オークランド、その他多数の都市がある。(中略) 何百という抗議者が、反GMO行動の一部として、ホワイトハウスと、モンサントのワシントンDC本店へ押しかけた。(中略)
(中略)
カナダもまた、この巨大農企業に反対を表明した。(中略)
(中略)
ハワイでもカリブ海でも、モンサントの権力に抗議し、ハワイの活動家たちは「GMOのない」島を要求し、プエルトリコ人たちは「毒はもういらない」と歌いながら、旗をもって行進した。
南米では強力な反 GMO 抗議が見られ、デモ隊はかなり強烈な絵を描いたプラカードを掲げていた。(中略)

ブラジルの抗議者たちは、ガスマスクと白いユニフォームを身に着け、血で汚れたように見える、反モンサントの旗を持っていた。アルゼンチン、ブエノス・アイレスでは、ガイ・フォークスのマスク(“アノニマス”)と、このバイオテク巨獣に反対するプラカードが、緑の本当の食物への要求と入りまじっていた。
(中略)

モンサントの代弁者 Charla Lord は、きょうの地球的運動に対して、このように声明を発表した――「当社は、すべての人が利用できる、よりバランスの取れた食物の生産を心掛けております。」
(以下略、続きは引用元でご覧下さい)
"日本は現在、モンサントの天国と言ってもいい状況"とあるように、モンサントの日本への侵食は深刻で、世界最大級の遺伝子組み換え輸入国であり、モンサントのドル箱「ラウンドアップ」もホームセンターや農協で大々的に売られています。
去年から遺伝子組み換え作物を使っても表示義務がない発泡酒に遺伝子組み換えトウモロコシが密かに使用されるようになりました。また、表示義務がない油にも大量の遺伝子組み換え作物が使われています。スーパーで安く売られているコーン油、大豆油、キャノーラ油(なたね油)、綿実油は、ほぼ全て遺伝子組み換えだと思われます。庶民が口にする低価格の発泡酒や油が狙い撃ちされているのは、"低所得者層に愛されているお酒ほど酒税が高い"のと同じような考え方だと思います。