[創造デザイン学会]悪質な西側メディアによるシリアの破壊

 この記事の著者は、シリアの惨状に対して無知でいられるのは、メディアによるプロパガンダや、単に「知らないから」だけではなく、多くの人々が"利益と更なる儲けと個人的安楽への渇望にとりつかれ…、自己中心的で、…自分の近親さえ顧みない…、良心を失った"状態であるからと指摘し、そのような"洗脳されたゾンビ状態から目覚めよ。そして、我々すべてが持って生まれた良心に、わずかの火を灯さなければならない"と告げています。
 また記事の中では、欧米のシリア国民に対する悪魔的な所業の根元が、宗教に端を発し、CIA、MI6、モサドなどに受け継がれていることも指摘されています。
 悪魔崇拝者の偽ユダヤ人と戦ってきた歴史をもつプーチン大統領率いるロシア、中国、イランなどの世界最強の同盟国をもつシリアが究極的には勝利することも指摘されています。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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悪質な西側メディアによるシリアの破壊
転載元)
(前略) 

Peter Koenig
Information Clearing House, October 6, 2016
 

⇒ ウソに基づく対シリア戦争

⇒ ウソに基づく対シリア戦争



    500万のシリア人民がすでに祖国を追われている。現在彼らは、中東全体に散らばっている――レバノン、ヨルダン、イラク、エジプト、トルコなど。中には、ヨーロッパ、カナダ、チリにまで行った人たちもいる。

    (中略) 

    どうして世界の残りの者たちが、傍観するだけで、彼らが地獄を引き回らされるのを見ているのか?

    答えは明らかだ。世界の残りの者たちは知らないからである。彼らは理解していない! 西側のマスメディアや洗脳教化機関から流れ出るプロパガンダは、あまりにも徹底し、プロの知恵をもっているので、世界中の大多数の人々にとって、シリアに関するすべてが、ぼやけて見通せず、信じられないほど複雑に見える。

    アル‐アサド大統領は毎日のように悪魔扱いをされている。英雄的なレジスタンスは、“体制側の残忍な行動”と呼ばれ、西側に使われるテロ・グループは“穏健派反政府軍”だと言われる。」

――これは、親友アンドレ・ヴルチェクの最近の論文「西側帝国主義に対するシリアの英雄的戦い」からの引用である。
http://www.informationclearinghouse.info/article45599.htm

彼はむしろ控えめな言い方をしている。(中略)… 

西洋(西側)ともいうヨーロッパは、虚偽が蔓延し、利益と更なる儲けと個人的安楽への渇望にとりつかれている。そこには自己中心的で、世界の人々は言うに及ばず、自分の近親さえ顧みない者たちが住んでいる。(中略)…今、すべての良心を失った。(中略)…そこには恥の観念のかけらも残っていない。

現実を見よう。西側世界を支配する6つの、アングロ・アメリカンの巨大メディアは、プロパガンダに何十億というカネを費やすことができる。カネは問題ではない。それは虚空から作られる。戦争のためのカネも問題ではない。それも虚空から得られる。それはドル製造印刷機、すなわちアメリカの私立銀行制度によって作られる。

今日、アメリカで作られるすべてのカネの97%は、ほとんどウォール街によって、負債の形で、私立銀行によって作られている。そして地球規模での金融詐欺の縮図はゴールドマン・サックスである。この同じG・サックスが、かつてそこの重役だった人を頭とする欧州中央銀行を通じて、EUの金融財政政策を立てている。

http://www.businessinsider.com/these-6-corporations-control-90-of-the-media-in-america-2012-6

だからアメリカの負債を、自分の準備金庫の財務省債券として買っている世界の他の国は、実は、すべての戦争を財政援助し、シリア、ロシア、中国、イラン、ベネズエラのような、屈しない国々の誹謗の援助をしているのである。

(中略) 

シリアの戦いは確かに英雄的である。この国は大胆に立ち上がる一方で、何十万という死者を埋葬している。その多くは女性や子供で、彼らは将来のシリアを再建するはずだった。彼らは、クラスター爆弾、リンを詰めたミサイル、殺人サリンガス、などによって悲惨な、苦痛を伴う死を遂げている。

それらは NATO、CIA、および中東の従僕同盟国によって、テロリストに手渡されたものだ。
他の人々は祖国を逃げ出さねばならなかった――自分の国が、飢餓、病気、差別、暴力の最も恐ろしい状態に陥ったために。しかし西側の主流メディアは、大衆を洗脳して、これはバシャール・アル‐アサドの仕業だと信じさせようとする。

この合法的なシリア大統領は、ロシアとプーチン大統領の援助を受けて、現在もシリア人口の80%に近い支持を得ている。これは前に言ったことだが繰り返さねばならない――我々は第三次大戦のさなかにいる。しかし外交のチェス戦略家ナンバーワン、ウラジミール・プーチンのおかげで、我々はこれまでのところ核戦争を免れている。 


シリアは西洋が発明した最も忌まわしい兵器と戦っている。それは単に殺すだけでなく、死ぬまでに恐ろしい苦しみを与えるように工夫されている。そして生き残る者には、何世代も続く障害や奇形を与えるようになっていて、たとえ平和が戻ったとしても、正常な生活のできない人々が何世代も続くだろう。イラクのファルージャは一つの例である。アレッポもまた、このようなゾッとする遺産となるかもしれない――もし、シリアとロシア軍によって早急に解放されなければ。

戦争の犠牲者の写真、または現実そのもの、シリアや中東で犯されている野蛮行為を見た上で、西側のウソ宣伝が、連日、執拗に繰り返されていることを知ったとき、西側は人間であることをやめたと結論するよりほかなくなる。

その経緯は、何百年も前に始まった、西洋とそのユダヤ‐キリスト一神教によって、文字通り全世界に対する、植民地搾取、大量虐殺、奴隷化、拷問から始まっている。水責めとか他の悪魔的な拷問の方法が、フランスやスペインのカトリックの王の下で考え出されたこと、12世紀に始まり、ほとんど800年も続いた、悪名高い宗教裁判のことを考えてみよ。 

その胸の悪くなる拷問の方法が、CIA、MI6(英情 報部)、モサド(イスラエル情報部)など、帝国に仕える現在の西側のすべての特殊部隊や秘密情報局に、そのまま受け継がれている。これ自身が、非人間的なヨーロッパ人種の子孫にほかならない。

シリアは、西側文化全体に立ち向っている。(中略)…我々、この恐怖を見透かしている者は、立ち上がって、それを人々に大声で告げなければならない――洗脳されたゾンビ状態から目覚めよ。そして、我々すべてが持って生まれた良心に、わずかの火を灯さなければならない。

(中略)… 

思い違いしてはならない、ワシントンは決してこれを放棄する気はない――自らは決して。彼らの目標は世界制覇、すなわち思い上がった彼らの PNAC(新しいアメリカの世紀計画) である。そしてこの目標達成のために、シリアを滅ぼすことが、ずっと前から、1990年代から計画されていた。“政権交代”は情け容赦なく追求されている。Wesley Clarkの2007年10月3日の講演「5 年間で 7 か国が滅びなければならない」をご覧ねがいたい。

https://youtu.be/nUCwCgthp_E

(中略)… 

怪物を敗退させる唯一の方法は、その血だらけの長靴の下から、絨毯、つまりカネの絨毯を引き抜くことである。これはすでに徐々に起こっており、思っているより、もっと早く起こるかもしれない。

(中略) 

モスクワの門前へのNATOの進出、また、大きく宣伝された、南シナ海での中国の主権への、アメリカの馬鹿々々しい脅しを見るなら、ワシントンがどんなことについても真剣に交渉する気のないことが明らかである――シリアの停戦にも、兵器用のプルトニウムの削減にも、ウクライナのドンバスの戦闘中止にも、どんなことにも。あらゆる外交努力は惨めな失敗に終わり、それは言葉による国連への侮辱、あらゆる西側メディアでのウソ、非難、否定によって逆襲される。

シリアは、ワシントンの“全面的世界支配”(Full Spectrum World Dominance)――PNAC(新しいアメリカの世紀計画)にはっきり述べられた目標――への踏み石にすぎないと考えられている。

しかしシリアは石ではない、いわんや踏み石ではない。シリアは堅固な石である。シリアは、ロシア、イラン、中国という、考え得る世界最強の同盟国をもっている。この平和同盟が究極的には、悪魔的な米‐NATO‐ブリュッセルの、破壊と殺しのテロ同盟に勝利するであろう。

(以下略)

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