17/5/8 フルフォード情報英語版:今こそ、カナダは、倒産した株式会社アメリカにLBOを仕掛けるべき時だ!

 金融経済の手法を逆手にとって、カナダが、倒産した株式会社アメリカを買収し、それによって平和へのプロセスを加速させる、というユニークな提案です。また、レポート後半にある、紛争終結で失業する傭兵たちに対し、インフラ・プロジェクトの仕事を準備する、という施作も目を引きました。世界の転換期、混乱の中にも、胸踊る試みがうかがえます。 
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

――――――――――――――――――――――――
今こそ、カナダは、倒産した株式会社アメリカにLBOを仕掛けるべき時だ!
投稿者:フルフォード 

pixabay[CC0]


倒産したアメリカ株式会社を買収する!


何も起きていないふりをし続けてきたものの、実際は、株式会社アメリカ政府(プエルトリコで登記され、ワシントンDCが本拠地)が、先週、破産していたことが明らかとなった。プエルトリコの破産は、デトロイトの破産の類とはわけが違う。なぜなら、プエルトリコは、ワシントンDC全額出資の子会社であるからだ。その親会社は、責めを負わなくてはならない。

先週、中国財務大臣が、「金融の緊急事態」を理由に、突然、日本や韓国の当事者との会議をキャンセルしたのは、このためだ。

http://www.reuters.com/article/us-adb-asia-trilateral-idUSKBN1802V2

先週、英国王室がバッキンガム宮殿で緊急会議を開き、フィリップ王配(=エリザベス女王の夫)の引退を発表したのも、このことが理由だ。

ある銀行幹部によると、どちらの緊急会議も、中国のゴールドによって裏付けられ、世界の王室の多くのメンバーが握っているSuper Petchili債またはLung-Tsing-U-Hai 債の現金化に関係していたという。 
(訳者追記:Super Petchili(Lung-Tsing-U-Hai(蘭泰豫海鉄道国債))は、1913年(中華民国2年)発行の中国鉄道国債。どちらも同じもののようです。)

具体的に言うと、情報源によれば、フィリップ王配は辞任と引き換えに、彼のPetchili債を現金化することが許されたという。つまり、英国王室は今では、完全に惑星を変えるのに十分なお金を手にしたということだ。

だとすれば、それは、今やカナダが、破綻した株式会社アメリカの債権者に対して、LBO(=買収対象となる企業の資産を担保にして、少ない自己資金で企業を買収すること)の融資を呼びかける立場にあるということだ。

(訳者追記:カナダは、英国連邦王国のひとつで、立憲君主制国家。現在のカナダ国王は、英国のエリザベス女王。また、ここで著者が言っているのは、莫大な資金を得たイギリス連邦のカナダが主導者となって債権者たちを募り、カナダが株式会社アメリカを買収すべきだということのようです。)

それが叶ったら、ワシントンDCから放出されてきた終わりなき狂気と犯罪は、終止符を打つことになる。
これが、この惑星にどのように影響するかについては見過ごされているが、フランス大統領選よりもはるかに重要なことなので、このことに関しては、さらに深く洞察して行くつもりだ。


画像の出典: Author: ggggggg [CC-BY-SA-4.0] & Author: thierry-ehrmann
フランス大統領選タグはこちら


フランスの戦いは終わらない


この選挙は、ロスチャイルドの奴隷、エマニュエル・マクロンのために、ロスチャイルド家によって盗まれたもので、その票数は、大胆不敵にも悪魔の数字66.06%だった。

フランスの選挙は、実際にはヨーロッパの支配権をめぐるドイツ対ロシアの代理戦争だ。米海軍諜報部は、選挙に先立って、ドイツ軍がフランスに派遣されていたと報告しているが、一方、ペンタゴン筋は、同時期に、ロシア軍はセルビアに向かったと言っている。

現在の情勢を見て、ヒトラーの娘アンジェラ・メルケルは、公然とした戦いを通さず、この度は密かな方法を使うことで、フランス征服という父の偉業を踏襲した。

しかしいずれにせよ、敗北したフランス大統領選候補者のマリーヌ・ル・ペンは、実はモサド・エージェントの娘であったと、現在、日本の軍情報部は言っている。
これはつまり、たとえル・ペンが大統領になっていたとしても、ロスチャイルド家がフランスの選挙で勝利したことになったということだ。大多数のフランス人は、「ペストとコレラのどちらか、または、ファシズム独裁政権と銀行家の独裁者のどちらかを選ばなくてはならない」ものとして選挙を見なしていたので、フランスの戦いは決して終わったわけではない。

http://www.independent.co.uk/news/world/europe/france-presidential-elections-le-pen-macron-french-polls-vote-abstentions-odds-who-will-win-a7722356.html


選挙直前にハッカーにすっぱ抜かれたマクロンの脱税やその他の犯罪の証拠は消えたわけではなく、刑事訴追とそれに続く本当のフランス革命は、まだ起こり得るのだ。

いずれにしても、フランスの選挙が窃盗されていたとしても、基本的な現実が変わるわけではない。それは、フランスがイタリアとスペインと共に破産しており、ドイツはそれらの国の主要債権者であり、これらの国は財政を通じてひそやかなやり方で内密に征服されたという現実だ。


ロシア軍のセルビア派遣の意味


ヨーロッパに影響を及ぼすドイツとロシアの代理競争は、今や東方に移っている。

出典:Wikipedia(Author:МиланЈелисавчић



その戦いの前線で、ロシア人は、少なくとも15万の軍隊をセルビアへ派遣した。ペンタゴン筋によれば、その理由は、『セルビアを守り、バルカン諸国で展開されているダーシェンのヘロインとハシシ(大麻)作戦を止めるために』だ。

また、ロシア人は、ハザールマフィアの*大アルバニアプロジェクトを止めるためにそこにいるのだと、セルビアの情報筋は続ける。セルビア人情報筋によれば、ハザール人の大アルバニアプロジェクトの目的は、アフガニスタンのヘロインの新たな流通経路を確保すること以外にも、数兆ドルの価値がある鉱物資源を盗むことだと言う。ロシア人は目下、ハザール人によるこの資源窃盗とキリスト教徒民族浄化を止めようとしている。

*(訳者追記:大アルバニアとは、アルバニア内外にまたがって分布しているアルバニア人の居住地域を統一し、アルバニアの領土とする大アルバニア主義の願望を表している。アルバニア人の間では、「民族的アルバニア」とも呼ばれる。Wikipediaより抜粋)

Author:MarcNozell


トランプ大統領の中東訪問は何を意味するのか?:イスラエルとの距離


全体的に見ると、ドイツとロシアは、ヨーロッパでそれぞれが影響を及ぼすゾーンを構築するために、有利な立場を得ようと画策しているように見える。
悪魔を崇拝しているハザール人との戦いはまた、全ての一神教の宗教が関わるものへ拡大してきているように見える。これは、ローマ教皇フランシスコとロシア正教会の総主教キリル1世が、2016年の初めに、1000年間で初めて、2つの教会のトップが会談した時に見てとれた。先週、教皇フランシスコはエジプトへ出向き、そこでトップのイスラム教徒の聖職者たちと会って、悪魔崇拝者とそれらのダーイッシュ軍に敵対することへの支持を得た。

それで、ドナルド・トランプ米大統領は、今月末にバチカン、イスラエル、サウジアラビアを訪問する予定となった。これらは、世界の3つの主要な一神教であるキリスト教、ユダヤ教、イスラム教それぞれの最も重要な聖地だ。
一神教に関係する何か大きなことが起きようとしているのだろうか?
これは中国や英国王室内での緊急金融会議と何か関係があるのだろうか?
チャンネルはそのまま!

株式会社アメリカの事実上の倒産により、その大統領であるドナルド・トランプと彼の影の支配者たちは、ハザールの悪魔崇拝者に対して、より強硬な反対の態度をとらざるを得なくなったのではないかと、ホワイトドラゴン筋は言う。そういったわけで、トランプは、ロシア、イラン、トルコが提案した、イスラエルが占拠しているゴラン高原を含むシリアの飛行禁止区域案に合意したのだと、ペンタゴンとモサド筋は言う。イスラエル人は、不法に奪った土地を引き渡してパレスチナ人と和解するように世界中の他の国々から強く求められているため、今やすっかり頭にきている。しかし、今回違うのは、もはや米国が、彼らの反社会的行動を無条件に援護してはくれないことだ。

また、ペンタゴンの幹部たちは、アフリカや中東のキリスト教徒に対するハザールの攻撃と戦う計画に署名するように、トランプに強制した。

トランプが、(彼の首輪につけられた)鎖をグイっと引っ張られて、『太った少年(金正恩)に会う、と言わされた』時、北朝鮮の状況は解消されたと、ペンタゴン筋は言う。

秘密結社の情報筋によると、金正恩(キム・ジョンウン)を偽者のパペットに交代させるというロスチャイルド計画は、西洋とアジアの秘密結社の協力のおかげで中止された。フランスのロスチャイルド・パペット、麻生太郎を日本の首相に据えるという計画も停止されていると、ペンタゴン筋は言う。


接近する米中:飢えた狼と戦うよりも


また、南シナ海については、米国と中国との間で何らかの秘密協定が結ばれているという兆候がある。日本の軍事情報機関は、米国は、日本人に尖閣諸島と呼ばれ、中国人には釣魚台と呼ばれている、争点となっている諸島について、中国の管理権を認めることになるだろうと言っている。これと引き換えに、中国は、マラッカ海峡近くのインドネシア諸島に、米国が新しい海軍基地を開設することに目をつぶることで同意した、とペンタゴン筋は言う。

日本の右翼筋によると、この展開は、日本の支配者層に、米国からのさらなる自立を促したという。これは、アメリカに押し付けられた憲法を日本のために改正することを、安倍晋三首相が公式に表明したことに現れている。また、アメリカと中国の友好関係が深まりつつあることで、自立することによる脅威を相殺するためにロシアとの接触が増えているのだと、日本とロシアの情報筋は言う。

米中の協力関係を示すもう一つの非常に興味深い進展は、中国が、鉄道、港湾、エネルギーパイプラインのインフラ整備プロジェクトの広大な「一橋一路」構想の中心地にある新疆と雲南省を拠点とした2つの事業を、フロンティア・サービス・グループ(FSG)と呼ばれる企業に与えたことだ。 FSGの会長と最高経営責任者(CEO)は、悪名高い、今は無きブラックウォーター・セキュリティ社(訳者注:民間武装警備会社)の創設者であるエリック・プリンス氏以外は、誰もいない。

https://www.sott.net/article/349692-Beijing-hires-Erik-Prince-as-guardian-of-the-New-Silk-Road

中国人は、白龍会のアドバイスを聞いたようだが、飢えたオオカミと戦うよりも番犬に餌を与えるほうが安くて安全だということのようだ。また、アフリカやその他の地域では、失業中の傭兵たちに、アジアのインフラ・プロジェクトを警備する多くの仕事が確実に手に入ることにもなる。

カナダが買収することのメリットは、こんなにある


全体的に見れば、世界の大国どうしの発展しつつある友好関係は、今やこの惑星上のあらゆる国境を越えた犯罪戦争を商売にすることを終わらせることを意味する。

破産した株式会社アメリカを買収するというカナダの提案は、このプロセスを大幅にスピードアップするのに役立つはずだ。

考えてみてください。米国は、第2次世界大戦の終結以来、ほぼ止むことのない戦争に明け暮れてきたことを。そして、カナダは、平和維持軍によって戦争を止めるアイデアを思いつき、実行するのを助けてきたことを。カナダの知識は、米国最大の2つの問題、悲惨な医療制度と犯罪問題の解決にどのように役立つだろうか。カナダ人が費やす医療費は、アメリカ人の半分だが、寿命は彼らより長いのだ。また、たとえば、カナダ人も銃を所持できるが、米国の殺人率は、カナダの殺人率より23倍も高い。おまけに、多くのアメリカ人はカナダのコテージで夏を過ごすことができるようになる。

カナダはまた、犯罪組織に巻き込まれていた善良な人々が再出発できるように、米国政府のために真実と和解委員会の設立を助けることができるだろう。 どうやら死期が近いらしいビル・クリントン元米国大統領は、この世を去る前に、良心をすっきりさせるために告白をすることで、よい手本になっているらしい。

https://www.youtube.com/watch?v=sKgo5u1knHk&feature=youtu.be&app=desktop

進化の戦いは、戦っているライオンが勝ち取ったのではなく、愛を交わすために洞窟に戻っているライオンによって勝ち取られたのだ。だからこそ、 白龍会は、「make love, not war.(殺しあうのではなく愛し合おう)」というヒッピーの格言を支持しているのだ。

翻訳:緑花
※見出し・画像は編集者によるものです。 

お願い
フルフォード氏本人から快く許可をいただき、英語版レポートをシャンティ・フーラで翻訳して転載させていただいております。ただ、フルフォード氏の活動を支えるためにも有料の日本語版メルマガを購読して応援してもらえると有難いです。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

Comments are closed.