注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
福島第一原発の事故からまもなく7年…最近になって「セシウムボール」と名付けられた極めて小さな粒子が確認され始めた。過去の原発事故では見つかっていない放射性粒子で事故直後に首都圏まで到達したとみられている。
(中略)
★注、
日本最大と言うよりも世界最大の大新聞社である読売新聞系列の日本テレビが制作した10分間もの長さの福島第一原発事故後に環境に放出された放射性微粒子(セシウムボール)の動画ですが、その内容が凄まじい。必見である。(3月6日 日テレNews24の録画ビデオ画像を見終わった私の感想ですが、・・・内容的にほぼ『玉音放送』なのである。何とも残念ではあるが遅かれ早かれ結果は孰れも同じで、これでは日本は助からないでしょう)
『原発事故で放出された放射性物質、謎のセシウムボールとは!?』 2018年04月02日 週プレNews
事故当時、福島第一原発から大量の放射性物質が放出されたことは知られているが、その中に「セシウムボール」と呼ばれる謎の微粒子が混ざっていた…。大気汚染物質PM2.5のように粒子が小さく、健康への影響も懸念されるセシウムボール、その実態とは?
その微粒子は水に溶けないので拡散しない、肺に入ると居座り続け局部被曝する。
首都圏にも飛散したセシウムボールとは、いったいどんな物質なのか?
* * *
(中略) 茨城県つくば市の気象庁気象研究所で主任研究官足立光司氏が、セシウムボール発見の経緯を説明する。
(中略)
セシウムボールは、大気汚染の原因物質で吸い込むと肺の奥まで入り、ぜんそくや肺がんの原因になるといわれる「PM2.5」と同サイズだ。
セシウムボールは過去の原発事故では見つかっておらず、福島原発事故後、初めて確認された物質。
それがなぜできたのか。
また、厳密に言うとセシウムボールにはウランなどほかの放射性物質も含まれていることがわかっている。だが微量のため、名称にはセシウムが使われているのだ。
(以下略)
言い訳がましい。
— cmk2wl (@cmk2wl) 2018年4月3日
「厳密に言うとセシウムボールにはウランなどほかの放射性物質も含まれていることがわかっている。」https://t.co/9x1uEgc2Qf
1. セシウムボール(ほんとはホットパーティクル)
— cmk2wl (@cmk2wl) 2018年3月16日
福島原発から放出されたセシウムは水と反応をする。水と反応したセシウムは水酸化セシウムでそれ以上反応しない。そのイオン化したセシウムは大気中の硫酸塩や水とともに移動して田畑や森林に降り注ぎ、植物や粘土質の土壌が吸着する。
2. 他にも核燃料(ウランペレット)に溜め込まれていた死の灰(セシウム、ストロンチウム等々等々)は、メルトダウンと核爆発の数千から1万℃近い高温にさらされて環境に放出された。https://t.co/Oc2OluJJDr
— cmk2wl (@cmk2wl) 2018年3月16日
原子炉建屋の素材と水素爆発ぐらいの温度で溶けて混ざり合ったりしない。
3. 超高温によって放出されたウランや死の灰は様々な物質と混ざり合っている。原子炉建屋のコンクリート、金属、そして断熱材。その「断熱材と混ざり合ったセシウムだけ」を捉えて表面がガラス質の「セシウムボール」などと表現するのは誤魔化し。
— cmk2wl (@cmk2wl) 2018年3月16日
4. セシウムは他のあらゆる核種とも混ざっている。そのホットパーティクルで一番割合が多いのはおそらくウラン。ガラス質で包まれているから「なんとなく安全そうな雰囲気」を醸し出しているけど、そんなことはない。カリフォルニアロールみたいな溶け方をしているものだってある。
— cmk2wl (@cmk2wl) 2018年3月16日
5. 環境中で発見されたホットパーティクルのどれだけの割合がガラス質だというのか。何もかもが間違っている。
— cmk2wl (@cmk2wl) 2018年3月16日
いずれにしてもホットパーティクルとして局所的に集中的に高線量の被ばくを与えることに間違いはない。ガンは一つの細胞から始まる。https://t.co/bJ35dzNu9Q
6. たまたま発見され全体の割合もわからない粒子にセシウムボールと名付けるなら、アクチノイドボール、ウランボールも必要。吸い込んで一人が死んで二人が生き残ったらワンストライクツーボールとか、なんとでも名前をつけるといい。
— cmk2wl (@cmk2wl) 2018年3月16日
被曝の影響に関して知るべき情報をずっと発信しておられるcmk2wlさんは、2017年6月にNHKクローズアップ現代+が放送した「セシウムボール」に関する番組に対して欺瞞を感じておられました。「セシウムボール」を言うならば、事故当時、高い沸点を持つ放射性物質が検出され、全ての核種がガスで放出されたこと、あらゆる核種が混じったホットパーティクルのことはなぜ問題にしないのかという根本的な疑問が残ります。しかも、クロ現+での学識者は、ことごとく「健康への影響は考えられないが」と判で押したように説明しているのも不審です。安全なものならそう伝えて欲しい。善意に解釈すれば「ムラ」に忖度しつつも国民へ警告を発し始めた、ということでしょうか。
遅いよ!