[働き方改革]高プロの必要性をたった数十人からしか話を聞かない、”国民をばかにした”実態把握 …そして、まともな報道をしないNHKをはじめとするメディア

竹下雅敏氏からの情報です。
 昨日の記事で、厚労省が作成した労働時間の実態調査の約2割が不適切なデータだったということをお伝えしましたが、冒頭の記事によると、加藤厚労相は、高度プロフェッショナル制度の必要性に関して、“いくつかの企業と働く人十数人から話を聞いた”と述べたとのこと。
 野党側が、“国民をばかにしている”と発言していますが、この法案のありえないほどの“ひどい状況”を国民が本当に知れば、ほとんどの国民は激怒するのではないかと思います。
 このようなふざけた答弁がまかり通るのは、犬HKをはじめとするメディアが、まともな報道をしないからです。
 犬HKの職員たちは、この法案が自分たちに適用され、今以上の仕事をさせられて、年収が400万円程度になってもよいのでしょうか。多くの国民は生活するのが精一杯で、政治の世界で何が起こっているのかを知る術が限られています。メディア関係者の場合はそうではないはずで、そう考えると、真性のバカはどちらなのかという気もします。
 “続きはこちらから”以降の記事をご覧になると、経団連の強い要望から、この高プロだけは強行採決に持ち込むつもりのようです。それを改ざん前決裁文書を公表する23日に合わせ、しかも、イラク日報問題の調査結果も同じ日にぶつけてくるとのこと。自民、公明の悪党ぶりが際立ちます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「高プロ」必要性、聴取は十数人
野党「不十分」と反発
引用元)
 加藤勝信厚生労働相は9日午後の衆院厚労委員会で、働き方改革関連法案に含まれる「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」の必要性に関し「いくつかの企業と働く人十数人から話を聞いた」と述べた。野党側は「実態把握として不十分だ」と反発を強め、「過労死促進法だ」と法案からの削除を重ねて求めた。

 野党側は「労働者は7千万人いるのに、十数人にしか聞いていない。国民をばかにしている。きちんとニーズを把握すべきだ」と追及。加藤氏は「(厚労相の諮問機関の)労働政策審議会で議論を積み重ねた」と反論した。

 加藤氏は「高度専門職の人は能力を有効に発揮したいと考えている」と述べた。
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配信元)
 
 
 



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森友改ざん前文書 財務省“提出時期変更”
引用元)
森友学園をめぐる決裁文書改ざん問題で、財務省は改ざん前の文書の提出が当初約束していた18日から23日にずれ込むことを野党側に伝えた。

財務省の説明に対して野党側は「約束はきちんと守れ」と激しく反発している。
(中略)
共産党・穀田国対委員長「今出せるやつはある訳でしょ。何で精査する必要があるのか」
(中略)
与党側は財務省の文書提出が遅れるのを受けて、安倍首相が出席する集中審議も再来週に先送りする考え。その一方で、働き方改革関連法案は来週中に衆議院を通過させる方針。
(以下略)
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財務省「改ざん前の決裁文書が都合悪過ぎて黒塗りが終わらないから23日まで公開時期延期するわ」自公「ええよ!」
引用元)
(前略)
自民党の二階俊博、公明党の井上義久両幹事長が5月16日に東京都内で会談し、学校法人「森友学園」問題での財務省の改ざん前の決裁文書の公表時期を予定していた18日から23日まで延期することを野党に確認することなく勝手に「了承」しました。しかも、財務省の提示した理由が「文書が膨大で、非公表部分の黒塗りが間に合わない」というなんとも国民を馬鹿にしたもの。
(中略)
そもそもこの改ざん前決算文書の「5月18日まで」の公表は、自民党の森山裕、立憲民主党の辻元清美両国対委員長が国会正常化の条件として5月7日に合意していたもの。
(中略)
与党は文書の公表を受けた予算委集中審議も、当初予定の21日から28日へ遅らせる方針で、約1ヶ月後に近づく国会会期末に向けてなりふり構わぬ逃げ切り工作に出ています。

加えて改ざん前決済文書を公表する23日には働き方改革関連法案の衆院の委員会採決を目指し、防衛省もイラク日報問題の調査結果を同じ23日にぶつけて公表することを検討するなど、印象を薄めて批判をかわそうと躍起です。
(以下略)
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配信元)

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