注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
RTの記事‘Organ traders, terrorists & looters’: Evidence against Syrian White Helmets presented at UN
(中略)
ホワイトヘルメットはシリアにおけるイスラミスト過激派と協調しており、「救助」を装って犠牲者から臓器を収穫しており、撮影のために化学兵器偽旗攻撃その他を行い、そして、戦争において死体や殺されたり負傷したシリア人の家から略奪しているのである(中略)… Grigorievは、この財団の研究結果を火曜にニューヨークの国連本部にて示した。
(中略)
「化学兵器攻撃の偽造がホワイトヘルメットの活動の重要部分である」とGrigorievは証言する。加えて、このグループはまた定常的に「偽ニュースとでっち上げ救出」に従事していると言う。
(中略)
インタビューされた一人の目撃者は、Ahrar al-Shamの元メンバーであったが、こう証言した。彼の司令官、Shadi KadikあるいはAbu Adel Al-Halabiとして知られる者が臓器収穫を認めたと。臓器盗難事件はアレッポだけでも数百件にのぼるとGrigorievは証言した。
(中略)
東グータだけでも、100から150人のホワイトヘルメットメンバーがまた、テロリストと過激派グループメンバーである。
(以下略)
「ホワイトヘルメットはシリアで臓器密売や、テロリスト援助、略奪に手を染めている」―ロシアの監視団体が報告。40人の元ホワイトヘルメット、50人の市民、15人の元テロリストが証言。https://t.co/bnpa17ELp2
— mko (@trappedsoldier) December 21, 2018
本日、国連で、ロシア大使ナベンツィアとシリア大使ジャアファリが、ホワイトヘルメットの問題を提起した。 https://t.co/9pATMKYrEJ
— mko (@trappedsoldier) December 21, 2018
「シリアから撤退することは何の驚きでもない。私は何年もこう主張してきた。6か月前にも主張したが、その時は駐留を続けることに同意した。ロシアとイランとシリアなどは地域でISISを敵対している。我々は彼らの仕事をしてきた。兵士を帰宅させ、メークアメリカグレートアゲインだ」―トランプ https://t.co/0VdwAw3QQF
— mko (@trappedsoldier) December 20, 2018
「リンゼイ・グラハムとマッケインとオバマとヒラリークリントンが、シリアにジェノサイドをもたらした。グラハムはジハードを支援した。あなたの手は血まみれ。上院議員、あなたの手から血がしたたり落ちている。シリアで何をやったかあなたはすべて知っている。米国がISISを創った」リック・ワイルズ https://t.co/ZddVTmRFNy
— mko (@trappedsoldier) December 21, 2018
シリアでは、ペンタゴンが支援するテロリストが、CIAが支援するテロリストと戦っている! https://t.co/uGMLGChQTL
— mko (@trappedsoldier) December 21, 2018
クルドを救えるのはシリア政府のみ! https://t.co/mS2MZzTsQT
— mko (@trappedsoldier) December 21, 2018
米軍がタンフ基地から撤退する! タンフで米軍に訓練を受けているテロ組織リーダー、ムハンナド・アルタラがバズフィードに語った。すでに武器・軍用設備を移動させている、とのこと。https://t.co/M7X2sdyvmz
— mko (@trappedsoldier) December 21, 2018
「米国がISISをつくったのに、どうしてISISを打倒することができる?」―リック・ワイルズ
— mko (@trappedsoldier) December 21, 2018
トランプのシリア撤退方針に反対する戦争屋は、まだISIS打倒のために駐留続行が必要だと主張。アメリカ人は自らの政府がどんなに醜悪な政策を取ってきたか、真実と向き合う時。 https://t.co/CIKHNAq3a7
ホワイトヘルメットの正体については、これまで何度か時事ブログ上で取り上げてきましたが、これらの事実が国連本部で示されたことが重要だと思います。
“続きはこちらから”のmkoさん一連のツイートは、米軍のシリア撤退に関する事柄です。マティス米国防長官はトランプ大統領にあてた辞表で、次のようなことを言っています。
「米軍は紛争で勝利し、世界での強い影響力を維持する能力を提供しています」
米軍が、シリアはもちろん、イラク、アフガニスタンでも敗北したことは、世界情勢を正しく認識している人には常識です。この一文から、マティス長官は平気で嘘がつける人だということがわかります。
また、国益のためには強い同盟関係の維持が不可欠で、「共同防衛に向けて、米国が持つ全ての手段を提供する必要」があるとしています。そのような同盟として、マティス長官は、NATOとイスラム国壊滅に向けた連合軍(米国主導の有志連合)を挙げています。
こうした価値観からは、彼らがアフガニスタン、イラク、リビア、シリアなどの国に対して行ってきた極悪非道な行いに対する反省は、全く感じられません。
また、ロシアや中国に対しては、「他国の決断を否定し、権威主義的な政治モデルと整合的な世界をつくりだしたいと望んでいるのは明らか」だとし、「我々のアプローチを断固かつ明確なものとしておく必要」があるとしています。
マティス長官も、ジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長も、ロシアがISISを上回る米国最大の脅威であるということを、度々口にしています。これらの発言を見ても、彼らの世界観が、非常に歪んでいるのがわかります。
世界の平和を維持しているのはロシアであることは、明らかです。この連中は、国益という言葉を持ち出して、同盟国と一緒になって、例えばロシアや中国というライバルを弱体化させるためには、「できることは全てやるべき」だと言うのです。要するに、自分たちが国益と考えるものであれば、シリアに対するホワイトヘルメットの偽旗化学兵器攻撃も容認するというわけです。
これまで時事ブログで、何度も、“マティス長官らは米軍の良識派に属しているはずだが、彼らの言う良識は私たちの良識とはかなり異なるものらしい”と述べていたのですが、このことが再確認できました。
このような良心をドブに捨てたような人物が、米軍のトップであるというのは危険です。マティス長官もダンフォード将軍も、遠からず退任するようです。世界は確実に良い方向に向かっています。