新元号に「令和」が選ばれたのは、物質世界に埋没している現代人が、再び天と繋がる時代に入ったことを意味している

竹下雅敏氏からの情報です。
 新元号「令和」が、「order and peace(命令と平和)」と訳されていることに慌てた外務省は、令和とは「beautiful harmony(美しい調和)」を意味すると発表したとのことです。確かに、令嬢という言葉が示すように、「令」は形容詞で用いると、「美しい・立派な」となるようです。
 ゲル閣下も新元号「令和」について、“違和感がある。「令」の字の意味について…説明する努力をしなければならない”と言っています。外務省が慌てたように、「令」を命令の意だと取られるのを危惧したようです。
 「令」の字の成り立ちは、「人がひざまずいて神意を聞く事」を意味しているとのことです。そこから、「命ずる・いいつける」を意味するようになったとのことですが、天皇は元々大祭司であり、天皇陛下が「皇后ともに常に国民により添い、国家国民の安寧を祈り続けてこられた」ことを考えると、「令」の文字の意味は、“ひざまずいて神意を聞く”の意ではないかと思われます。
 元々の大祭司としての天皇の役割というのは、“神意を受けとめ人々に伝える”ことではなかったかと想像します。それは特殊な霊能力であり、それ故に血筋が貴ばれたのではないでしょうか。
 新元号に「令和」が選ばれたのは、物質世界に埋没している現代人が、再び天と繋がる時代に入ったことを意味しているのではないかと思っています。
 “続きはこちらから”は、昨日の記事の続きで、「令和」の元ネタをめぐるものです。リテラもこの話題を取り上げています。これほど、人々の注目を集める元号も珍しいのではないかと思います。BUZZAP!は、「令和」が内包する意味を考慮すると、“後世に長く語り継がれることになる”かも知れないと言っています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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安倍官邸は逆ギレ「令和=命令と平和」英訳まねいた不手際
引用元)

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
FAXには肝心の意味が載っていないいない(ツイッターから)

「安倍政権の国粋主義を象徴している」――。新元号「令和」を巡り、海外メディアがこう報じたことに、安倍官邸がカンカンになっている。
(中略)
1日付の米紙「ニューヨーク・タイムズ」(電子版)によると、官邸の石垣友明国際広報室長がメールで、「令和」が<order and peace>(命令と平和)と訳されていることについて、「意図した意味ではない」と指摘してきたという。
(中略)
官邸からのメールを受け取ったある外国人記者は、「新元号を世界に発信するなら、事前にちゃんとした英訳資料をつけるべき」と憤っていたが、まさにその通り。海外メディアの“英訳”にイチャモンをつける前に、官邸がきちんとした英訳を用意していればよかったのだ。
(中略)
外務省はきのう、慌てて「令和」が「beautiful harmony」(美しい調和)を意味すると発表したが、時すでに遅し。
(以下略)


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【コラム】新元号「令和」を巡るいくつかの豆知識、元ネタを辿ると中国の古典に
引用元)
(前略)
令和は初めて日本の古典を意味する「国書」の万葉集が典拠となったとされています。(中略)… 「梅花の歌三十二首并せて序」は太宰府の長官だった大伴旅人が梅花の宴を開いたときに詠まれた32首の歌の序文であり、一説では山上憶良の作とも言われています。
(中略)
さてこの万葉集の「梅花の歌三十二首并せて序」ですが(中略)… 元ネタは、中国の後漢時代の官僚、発明家、数学者、天文学者だった張衡の帰田賦(中略)… 「帰田賦」書き出しの「於是仲春令月 時和氣清」と万葉集の「于時初春令月 氣淑風和」を並べてみるとその影響は一目瞭然です。

また、この部分は中国・東晋の書家としても有名な王羲之「蘭亭序」の「天朗氣清、惠風和暢」を下敷きにしていることも指摘されています。
(中略)
張衡は後漢に仕えた官僚でしたが、「帰田賦」は宦官らが権勢を振るう腐敗した中央の政治に嫌気がさし、郷里に戻って農事に勤しむことを描いた詩。その張衡が仕えたのが安帝とその子である「順帝」。(中略)… 典拠が腐敗した政治に嫌気が差して隠居し、農業をするという詩だったという、なんともエッジの効いた事になっています。
(以下略)
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配信元)
 

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