新型コロナウイルスの感染予防として有望なケルセチンの効果 ~感染対策には「ビタミンC+亜鉛+ケルセチン」の組み合わせが、安価、安全で使いやすい

竹下雅敏氏からの情報です。
 読者の方からの情報提供です。「ビタミンC+亜鉛+ケルセチン」が新型コロナに効くのではないかというもの。“ケルセチン? 何それ”ということで、さっそく調べて見ると、玉ねぎの皮に多く含まれているポリフェノールの一種だとのことで、“ケルセチンは、肥満やメタボリックシンドロームを予防・改善する作用”があるらしい。
 新型コロナウイルス感染症で重症化する人は、高齢、基礎疾患がなければ、肥満という事なので、ケルセチンは期待できるかも…。また、認知機能を改善し、認知症や認知機能低下を予防する効果も確認されているとのこと。
 “続きはこちらから”の記事をご覧になると、ヒドロキシクロロキンと亜鉛の組み合わせを思い出す。“細胞内の亜鉛が十分であると、コロナウイルスのようなRNAウイルスの複製が阻害される…ヒドロキシクロロキンは、亜鉛の細胞膜透過性を高めて細胞内の亜鉛濃度を増加させる作用があります”という事なのだが、 “ケルセチンにも亜鉛を細胞内へ流入する働きがある”とのこと。ヒドロキシクロロキンと亜鉛は、“一般の人には使いにくい”が、ケルセチンと亜鉛なら、“安価、安全”で使いやすい。
 新型コロナウイルスの感染予防として、ケルセチンが有望であることが分かるのだが、ここで冒頭の記事をみると、「ケルセチンはスパイクタンパク質にとりつき感染を阻害する」と書かれている。だとすると、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人が、有害な粒子や物質を周囲にまき散らす「シェディング」と呼ばれる現象にも効果があるかも知れない。
 引用元の記事では、「ビタミンCは酸化したケルセチンを元に戻し、ケルセチンの抗ウイルス作用を強め相乗効果を生み出す」とあるので、新型コロナウイルス感染症の対策には、「ビタミンC+亜鉛+ケルセチン」と言うことになるらしい。
 私の直観では、「シェディング」には、確かに「松葉茶」が効くようだが、ケルセチン、メラトニンも効果があるようだ。イベルメクチンも効くと思われるので、「シェディング」に関してはそれほど恐れることは無いのかも知れない。
 それよりも大変なのは、ワクチンを接種してしまった人たち。現状では、どうすることもできない。メドベッドを待つしかないのかも…。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ビタミンC+亜鉛+ケルセチンで新型コロナに対抗できる科学的理由: 米国の病院に正式採用されたサプリとは?【論文レビュー】
引用元)
(前略)
ケルセチンは玉ねぎなど色々な植物に含まれています。べリー類、りんご、柑橘類、ケール、トマト、蕎麦(そば)、赤ワイン、ブラックティ、緑茶、ブロッコリー、レタス、アスパラガス、などなど・・・イチョウの葉、セントジョンズワート(うつ対策用のハーブ)、ドクダミなどのハーブにも。

ケルセチンは強力な抗酸化作用があり、細胞やDNAのダメージを起こすフリーラジカルを無害化したり、抗菌作用や抗炎症作用もあり、神経系の病気から高血圧まで緩和してくれる凄腕の物質なのです。
(中略)
ケルセチンは亜鉛イオノフォアと言って、亜鉛とくっつき亜鉛が脂質膜を通って細胞内に効率よく入れるようにしてくれます。 
(中略)
ケルセチンはスパイクタンパク質にとりつき感染を阻害する
分子ドッキング研究では、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイクタンパク質(突き出ているタンパク質で受容体にくっついて人の細胞内に入る)に結合し感染を阻害するかもしれない薬剤としてケルセチンが5番目に効果的と発見されました。
(中略)
2003年のSARS流行の時、中国の研究者はケルセチンがウイルスのスパイクタンパク質にくっつき、宿主細胞に感染して増える能力を奪うことを発見しました。

【文献, オープンアクセス】🔵 Small molecules blocking the entry of severe acute respiratory syndrome coronavirus into host cells.(宿主細胞へのSARS(重症急性呼吸器症候群)コロナウイルスの侵入をブロックする小分子)
J. Virol. 78, 11334-11339. (2004)
(以下略)


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新型コロナ予防にカキと玉ネギ?医師注目のケルセチンとは
引用元)
(前略)
山嶋医師は、塩酸クロロキンと同様、亜鉛の細胞内流入を促進するケルセチンに注目した。玉ネギやリンゴの皮に含まれるポリフェノールの一種だ。
(中略)…
かつてSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した時、SARSの治療薬の研究で、亜鉛がウイルスのタンパク・RNA合成システムの転写因子RdRpを阻害し、ウイルスの増殖を抑制することが明らかになりました。新型コロナは遺伝子がSARSと酷似する、同系のRNAウイルス。推定ですが、SARSと同様、亜鉛が新型コロナの増殖を抑制できる可能性がある。遺伝子変異を来しやすい新型コロナに対しては、むしろワクチン以上のパワーを発揮するかもしれません」
 
ところが、亜鉛は血中に取り込まれても、細胞内には流入しづらい。前述の通り、塩酸クロロキンは亜鉛の細胞への流入を促進するが、一般の人には使いにくい。そこで、ケルセチンなのだ。
(中略)
亜鉛とケルセチンを一緒に取る。山嶋医師はこの数週間、妻や子供、病院職員たちとともに、ケルセチン500ミリ、亜鉛10ミリ、免疫力の向上に役立つビタミンC1000ミリを毎日1回、摂取しているという。
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コロナ対策〜世界の情報から〜
引用元)
(前略)
ここでは私が周囲のドクター達から教えていただいた中で皆さんにも役に立ちそうな内容をシェアしたいと思います。
(中略)
イースタンヴァージニアメディカルスクールから。
一部抜粋ですが長文になります。
原文はコチラ
https://www.evms.edu/media/evms_public/departments/internal_medicine/EVMS_Critical_Care_COVID_19_Protocol_-_4-15-2020.pdf
 
コロナに著効するものはまだわかっていないが、以下は予防と症状緩和に有益と思われる。はっきりしたエビデンスはないが、安価、安全そして広く使用可能なものばかりである。
とし、コロナウイルス感染予防に以下を推奨しています。
ビタミンC500mg 
・ケルセチン250-500mg内服/日
・亜鉛75-100mg トローチがベター。1,2ヶ月後1日量を30-50mgに減量。
・メラトニンを一晩0.3mgから始め1-2mgまで増量(可能なら)
・ビタミンD3 1000-4000単位/日(最適量は人による)
(以下略)

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