1/20の薬事審議会で5歳から11歳のワクチン接種が承認されてしまう 〜 わずか2回の検討会、不適切な資料をもとに決定して良いのか / あと2日、厚労省の意見フォームで抗議を

 ファイザーが5歳から11歳もワクチン接種の対象にするよう厚労省に承認申請をしています。これについての薬事審議会が1/20に行われる予定で、そこで決定です。ここに至るまでのワクチン専門部会の検討会は、12/16と12/23のわずか2回、しかもそこで使用された資料は、オミクロン株ではなく、アルファ〜デルタ株が対象で、記載された副反応のデータへの厚労省の評価が不自然に「安全」に偏っていました。さらに悪質なことに、CDCの引用元資料にはあった有害事象のデータは省いたものでした。ファイザーに不都合なものは見せず、厚労省が無理やり専門部会を承認へ誘導しようとしているようです。12/23に行われたワクチン分科会はどういうものだったのか。議事録の重要なポイントを宮澤大輔先生が解説をしておられました。「この分科会の大きな問題点は感染研の鈴木委員一人の作成した数理モデルのシュミレーションのみを元に議論している点」、利他効果があるというモデルは果たして正しいのか不明なまま、それ以外の議論は各委員の主観的意見で、言わば「医局のカンファレンスレベル」で子ども達の運命が決められていると指摘されています。「オミクロンを前提としていない審議でもう薬事審議会に移行するなんて、随分乱暴なプロセスだ。こんなことを放置して良いのか。」そして「それを報道するマスコミが皆無」という深刻な事実。
 宮澤先生は、厚労省の「国民の皆様の声」フォームに意見を送るよう、訴えておられました。仮に「承認」されてしまっても、接種を「努力義務」にさせないよう国民が猛抗議する、それこそ「正念場」です。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)






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12月23日ワクチン分科会の宮澤コメント
(前略)
この分科会の大きな問題点は感染研の鈴木委員一人の作成した数理モデルのシュミレーションのみを元に議論している点です。数理モデル以外の議論は全く信頼のおけるソースを元にしておらず、各委員の主観的意見が中心です。数理モデルに問題があった場合議論そのものが根拠を欠く議論になってしまいます。そしてこの数理モデルの一番の問題点はオミクロンを想定しておらずデルタを想定して計算されているということです

 また5-11歳の議論なのにシュミレーションでは0-11歳接種した仮定に設定しています。なぜそんな事をしたのか不思議ですが、効果を不当に大きく見せる効果があり、不適切です。全体の印象としてまるで医局のカンファレンスレベルの話で、こんなざっくばらんな会議で国の子供の運命が決められていることが驚きです。そしてこの分科会の内容を報道するマスコミが皆無であることを憂う。この国を憂う。
(以下略)

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