8月下旬なのに東京都心の最高気温は37℃超で、今年最高を更新しました。異常な暑さです。それにも関わらず、明治神宮外苑ではクールアイランド効果のある樹林を破壊する再開発が続いています。そしてそれを行うのがSDGsを掲げる伊藤忠商事などの大企業です…どれだけ日本は狂ってるんですか? pic.twitter.com/SdQ0T07i6Y
— ミド建築・都市観測所 (@Mid_observatory) August 24, 2025
葛西臨海水族園で壊された森が「人工林だから問題ない」との意見がありました。しかし、ここはNY近代美術館(MoMA)などを手掛けた世界的建築家・谷口吉生がデザインした、とても美しい森でした。30年前は干潟だった場所に木を植え、ようやく美しい森に育ったところを、東京都は破壊したのです。自然的… https://t.co/HVSlliNN0k pic.twitter.com/yQww9B7P9e
— ミド建築・都市観測所 (@Mid_observatory) August 18, 2025
9月に入っても35℃超え。防災の日の猛暑日は12年ぶりとのこと。↓動画の原宿付近は行列が多いですが、街路樹が少ないので倒れる人が出るのではないかと心配になります。災害級の暑さが続くなか、街路樹を増やすことが最大の防災対策なのに、小池百合子氏は伐採してばかり…。都民の命を守って下さい! pic.twitter.com/BjgLuUb40o
— ミド建築・都市観測所 (@Mid_observatory) September 1, 2025
下の2枚の写真は伐採前の並木道と伐採後です。1本残らず切られました。石原慎太郎氏が都知事時代にヒートアイランド対策として100万本に増やした東京の街路樹を、バサバサと切って減らしているのが小池百合子氏とその一派です。石原氏は嘆いていることでしょう。都知事を一刻も早く変えましょう。 https://t.co/RV4a9PjR1G pic.twitter.com/HTwgvG2wII
— ミド建築・都市観測所 (@Mid_observatory) August 20, 2025
東京都心で38.5℃。恐ろしい暑さです。もっと恐ろしいのは、湾岸部にすでにタワマンなどが乱立しているのに、東京都と三井不動産などが200m超のタワマンなど9棟を建設しようとしていること。これでは“風の道”がふさがれ、10年後は今よりもっと暑くなります。どんな怪談より恐ろしい、リアルな話です。 pic.twitter.com/4McO04i9Te
— ミド建築・都市観測所 (@Mid_observatory) August 30, 2025
今日も暑いので怖い話の続きをします!
— ミド建築・都市観測所 (@Mid_observatory) August 31, 2025
この再開発の事業者にはトヨタや読売新聞が入っています。メディアは大スポンサー・トヨタの悪口はほとんど書きません。さらに、読売新聞自体が事業者ですから、批判なんてできません。かくして、再開発は無批判のうちに進み、10年後の東京はもっと暑くなる…。 https://t.co/dKaP6xYw4q pic.twitter.com/C4Q48IlwHt
「石原慎太郎氏が都知事時代にヒートアイランド対策として100万本に増やした東京の街路樹を、バサバサと切って減らしているのが小池百合子氏とその一派です。」木が切り倒され、土地が潤いを失い、気が枯れていく様がヒリヒリと伝わります。
東京都と組んだ三井不動産、トヨタ、読売新聞などの大企業が再開発を進め、今でも乱立しているタワマンをさらに増やす計画です。湾岸部からの涼しい「風の道」をさえぎり、ヒートアイランドを加速させることは東京都も把握していました。しかしメディアは大スポンサーへの批判を封印します。
渋谷区の宮下公園は、2020年に渋谷区と三井不動産が提携してリニューアルされ「Miyashita Park」となりました。「ミド建築」さんが、現在のMiyashita Parkの様子を取材されていました。「実はこのコンクリートの建物の上が区立公園になってるんですね。区の土地を使って、公園の下に商業施設を作ったかなり新しい形の公園になります。」かつては、ちゃんと土地の上に大きな欅の木が茂る区立公園だったものが、空中に追いやられていました。この公園の気温を計ると(1:18〜)48℃、すぐ隣の蝉が鳴いている公園では35℃でした。Miyashita Parkの異常な暑さの原因は地面がコンクリートだということです。コンクリートは土や芝生と比べると太陽エネルギーを非常に多く吸収し、そのエネルギーを周囲に放射するため、周囲も暑くなるそうです。しかも木陰ができるような大きな木がないことも暑さに拍車をかけているそうです。そこに設置されている金属製の公園ベンチは火傷しそうな熱さで、誰も座っていません。Miyashita Parkの敷地内に建てられた高層ビルもコンクリート製で昼間に蓄えた熱を夜間にも放出するため、周囲の気温を上げ続けるそうです。都市のヒートアイランド現象を加速させていることは明らかでした。
「何もない、そこに樹木があるだけの公園こそが街を冷やす効果がある。公園の価値をとらえ直して欲しい。」と訴えておられました。