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中枢神経が活性化する奇経八脈の気の流れと、沈静化する流れ 〜 任脈(体表)を下行、督脈(脊髄)を上行する「気」の流れは中枢神経が鎮静化、逆方向の「気」の流れは中枢神経が活性化

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説の49回目です。前回は、奇経八脈と中枢神経系の対応を解説しました。この中で、“経脈の中の「気」の流れを、適切な方向に流すと対応部位の中枢神経が活性化し、逆方向に流すと対応部位の中枢神経が沈静化します”と説明したのですが、今回は中枢神経が活性化する奇経八脈の気の流れと、沈静化する流れの解説です。
 「奇経八脈」の陰維脈、陽維脈、陰蹻脈、陽蹻脈、衝脈は、図のように左半身と右半身に分かれており、左右で「気」の流れは逆になっています。
 男性の場合は、左半身の奇経八脈が活性化すると対応する中枢神経が活性化し、右半身の奇経八脈が活性化すると、対応する中枢神経が沈静化します。
 女性は、男性とは鏡に映した関係であり、右半身の奇経八脈が活性化すると対応する中枢神経が活性化し、左半身の奇経八脈が活性化すると、対応する中枢神経が沈静化します。
 帯脈、任脈、督脈は1本ですが、右回りと左回り、上行と下行の2方向があります。男女ともに仙道の「小周天」の方向、すなわち任脈(体表)を下行、督脈(脊髄)を上行する「気」の流れは中枢神経が鎮静化し、逆方向の「気」の流れは中枢神経が活性化します。
 奇経八脈の各経脈を刺激し活性化することは比較的容易なので、次回はその事について解説します。
(竹下雅敏)
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奇経八脈の走行PDF出力
奇経八脈 男性 女性
左半身 右半身 左半身 右半身
任脈(体外) 上行(10) 下行(20) 下行(10) 上行(20)
督脈(脊髄) 下行(9) 上行(19) 上行(9) 下行(19)
任脈(体表) 上行(8) 下行(18) 下行(8) 上行(18)
衝脈 下行(7) 上行(17) 上行(7) 下行(17)
帯脈 右回り(6) 左回り(16) 右回り(6) 左回り(16)
督脈(神経叢) 上行(5) 下行(15) 下行(5) 上行(15)
陽蹻脈 下行(4) 上行(14) 上行(4) 下行(14)
陰蹻脈 上行(3) 下向(13) 下行(3) 上行(13)
陽維脈 下行(2) 上行(12) 上行(2) 下行(12)
陰維脈 上行(1) 下行(11) 下行(1) 上行(11)

注)
・男性の場合
左半身の奇経は中枢神経を活性化、右半身の奇経は中枢神経を鎮静化する。
・女性の場合
右半身の奇経は中枢神経を活性化、左半身の奇経は中枢神経を鎮静化する。


奇経八脈PDF出力

督脈

任脈

衝脈

帯脈

陽蹻脈

陰蹻脈

陽維脈

陰維脈
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共に二つのルートがある任脈(体外と体表)と督脈(神経叢と脊髄)〜 10の経脈になる「奇経八脈」と中枢神経系の関係

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説の48回目です。前回は「奇経八脈」を取り上げたのですが、奇経八脈は陰維脈、陽維脈、陰蹻脈、陽蹻脈、衝脈、帯脈、任脈、督脈の8つからなります。
 任脈は身体の前面の正中線を流れる経脈で、督脈は背面の正中線を流れる経脈だと考えられているのですが、正確ではありません。任脈、督脈は共に二つのルートがあるのです。
 シャンティ・フーラの「チャクラと波動測定」の記事をご覧ください。「チャクラは4つの身体に対応した4系統」があり、体外の7つチャクラを結ぶルートと、体表7つチャクラを結ぶルートがあります。この二つは共に「任脈」なのです。さらに、神経叢の7つチャクラを結ぶルートと、脊髄の7つチャクラを結ぶルートがあります。この二つは共に「督脈」なのです。
 ここでは、これらを区別するために「任脈(体外)」「任脈(体表)」、「督脈(神経叢)」「督脈(脊髄)」と記すことにします。これらの4つのルートが本当に存在することは、例えば「房中術」を会得している人なら、誰でも知っています。時事ブログでは「房中術」の解説はしませんので、映像配信で学んでください。
 任脈、督脈が共に2つのルートを持つとすると、「奇経八脈」は10の経脈になります。これらの10のルートと中枢神経系の関係は、「神経系と経脈」の表の通りです。経脈の中の「気」の流れを、適切な方向に流すと対応部位の中枢神経が活性化し、逆方向に流すと対応部位の中枢神経が沈静化します。
 前回触れたように、仙道の「小周天」で行う気の流れは、表で分かるように「間脳」と「小脳」の働きを鎮静化します。「小周天」を繰り返し行うと、任脈(体表)の流れは、任脈(体外)にまで広がるものと思われます。そうすると、「大脳」の働きも沈静化することが分かります。
 心を静め、内に向かわせる方法としては、「小周天」は、かなり科学的な行法だと感じます。
(竹下雅敏)
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神経系と経脈PDF出力
神経系 名称 働き 支配経脈
中枢神経系 大脳 皮質 前頭葉は物事の判断や計画、頭頂葉は運動と皮膚感覚、側頭葉は見たり聞いたりしたものの認識、後頭葉は視覚の処理に関わる。 任脈(体外)
辺縁系 古皮質・旧皮質の総称。脳梁・海馬などが属し、本能や情動の中枢である。
基底核 運動調節・認知機能・感情・動機づけや学習などさまざまな機能を担う。
小脳 平衡感覚、筋肉の協調運動の中枢。 督脈(脊髄)
間脳 視床 嗅覚以外の感覚神経の中継点。 任脈(体表)
視床下部 自律神経系の中枢。体温調節などの恒常性の維持に関係する。
脳幹 中脳 姿勢保持や眼球運動、瞳孔調節、眼瞼反射の中枢。動眼、滑車神経(脳神経)の出発点。 衝脈
内耳神経などの脳神経の出発点。 帯脈
延髄 呼吸運動や心臓の拍動調節の中枢。唾液分泌、くしゃみなどの反射の中枢でもある。迷走神経などの脳神経の出発点。 督脈(神経叢)
脊髄 頚髄(8対) 呼吸に使う筋肉、四肢または全筋肉に対応する末梢神経につながる。 陽蹻脈
胸髄(12対) 頭頚部、上肢、上胸背部、内臓、尿管、生殖器の動きに関わる。胴体、脚に対応する末梢神経につながる。 陰蹻脈
腰髄(5対) 直腸、膀胱、子宮、卵巣、精巣、外性器、下肢の働きに関わる。 陽維脈
仙髄(5対) 肛門周囲、下肢後ろ側の働きに関わる。 陰維脈
尾髄(1対) 尾骨付近の狭い範囲の皮膚知覚を司る。

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「動く瞑想」となる経筋体操のポイント 〜 各体操の間にタダアーサナを挟む。呼吸の際に舌先を下の前歯の付け根に当てる。腸骨が吸気で閉じて、呼気で開くのをしっかりと感じる。


竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説の42回目です。40回目の「経筋体操・前編」と41回目の「経筋体操・後編」のポイントを説明します。
 経筋体操は、各体操の間にタダアーサナを挟んで行います。タダアーサナを行う場合と経筋体操では、呼吸の際の舌の位置が異なります。タダアーサナの場合は、舌先を上の前歯の付け根に当て鼻で呼吸をするか、口から息を吐き鼻から息を吸うようにします。こうすることで、上半身の伸筋の力を抜き、丹田の周りの筋肉に力が入るようにするのです。
 しかし、経筋体操は、舌の力を抜いて、舌先を下の前歯の付け根に当てた自然な状態で行います。これは、体外のスワディシュターナ・チャクラの放出と吸収が自然に行われるようにするためです。
 記事では、意識を副交感神経優位の状態に誘導する3つの方法を記しています。どれか1つを行えば、他の2つも自然に出来ているはずです。タダアーサナを副交感神経優位の状態で行うのは比較的容易ですが、経筋体操を同じように副交感神経優位の状態で行うのは、少々練習が必要です。
 経筋体操がうまく行われていると、途中で数が数えられなくなったり、呼吸を間違えたりします。これは、半分寝たような状態で行われているから起こることです。経筋体操を繰り返し行うことで、間違えずに出来るようになります。
 経筋体操の順序は、少々入れ替わっても大丈夫なのですが、腰の回転(19と20)と頭の回転(21と22)は、このままの順序で行ってください。特に、頭の回転は、効果が高いだけに、ゆっくりと無理をせずに行って下さい。大きく回そうとしたり、力を入れて早く行うと、めまいがすることがあります。このような場合は、“腸骨(上前腸骨棘)が吸気で閉じて、呼気で開く”のをしっかりと感じるようにして行って下さい。経筋体操を毎日行って、首の筋肉がほぐれてくると、めまいはなくなってきます。
 経筋体操は、意識を副交感神経優位の状態に誘導して行うことで、簡単な体操とは言えないものになっています。これは、「動く瞑想」だと考えてもらって結構です。経筋体操を会得すると、ヨガや太極拳なども同じような意識状態で行えば良いことに気付くと思います。
(竹下雅敏)
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タダアーサナと経筋体操の説明PDF出力


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竹下雅敏考案 経筋体操[後編]:スワディシュターナ・チャクラのエネルギーの放出と吸収という観点に基づいて組み立てられた経筋体操


竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説の41回目です。前回に引き続き、「経筋体操・後編」です。後編は、少々難易度が高くなります。後編のすべての体操は、目を前方の1点に固定して、できるだけ動かさないようにしながら行います。例えば、頭を後ろに倒す(頚部の後屈)の動作の場合、ある程度頭を後ろに倒すと前が見えなくなりますが、心の中で目が前方を見ているイメージで行ってください。
 難しいのは、腰と頚部の回転です。時計回りと反時計回りで、初動が異なるのです。それに伴って、「口から息を吐き、鼻から息を吸う」ようにして12回転する場合と、「鼻から息を吸い、口から息を吐く」ようにして12回転する場合とに分かれます。しかも、男女で回転方向が逆になります。
 難しいだけにその効果は高いので、自然に動きと呼吸が合うようになるまで練習して、身体で覚えるようにしてください。普通に頭を回しても、首や肩の凝りが楽になったと感じることはほとんど無いと思いますが、経筋体操の要領で頭を回すと、はっきりと楽になるのがわかります。このくらい、動作と呼吸を合わせるのは大切なことなのです。
 さらに、前方の一点を見つめながら頭を回すというような動きは、日常では行うことがまず無いため、難しく感じると思いますが、こうすることでより効果が高くなります。
 男性の場合は、腰の回転は右回転を先に行い、頭の回転は左回転を先に行います。女性の場合は、腰の回転は左回転を先に行い、頭の回転は右回転を先に行います。これは、どちらもエネルギーの吸収方向です。逆の回転は、エネルギーの放出方向になります。
 例えば、男性の場合、腰の右回転を12回行った後に、体外のスワディシュターナ・チャクラの状態を調べると、吸収方向が活性化しているのです。女性の場合には、腰の左回転を12回行うと同じことが起こります。
 経筋体操は、こうしたスワディシュターナ・チャクラのエネルギーの放出と吸収という観点に基づいて組み立てられた体操なのです。
(竹下雅敏)
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竹下雅敏考案 経筋体操 後編PDF出力


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半分の五柱が入れ替わった第一システムの天津神と国津神の各レベルの最高神

竹下雅敏氏からの情報です。
 先週の日曜日の記事で、私たちの地球に深く関係する第一システムの天津神と国津神の各レベルの最高神を紹介したばかりなのですが、彼らの中にクーデターに関与した者が居て、すべての神と神霊を含む関係者の調査を行ったところ、多くの者が関与していたことがわかり、排除されました。
 最高神は、半分の五柱が入れ替わりました。「天界の改革」が始まってからは、すべての神々の任命は私が行っていたのですが、今回は違ったようで、第一システムの天津神の選出は牽牛様、国津神の選出はトリタカクマウミヤノヒメミコ様が行っていたようです。
 天津神第3レベルのハルノユメフカキミヤヒメミコ様は、調べれば彼女の過去世での名前がわかるでしょうが、調べる気にならないのは、彼女が公表を望んでいないためではないかと感じます。彼女は「天界の改革」の一時期に、私の秘書を務めてくれていた女神です。
 レイチェル・カーソン様は、中西征子さんがイラストを描いてくれていますので、参照してください。現在、彼女は肉体に転生しており、最高神に選出されたことで天王星に居ます。
 紙に彼女の名前を書いてその紙に両手で触れ、自分自身のチャクラの状態を感じ取るようにすると、彼女の名前が入った紙に触れている間は、体外・体表・神経叢・脊髄のいずれのチャクラもすべて開くことがわかるはずです。これは、彼女の進化段階が7.0以上であることを示しています。
 ヘレン・ビアトリクス・ポッター様、伊福吉部徳足比売様の場合も同様にして、現在は最高神にふさわしい高い進化段階であることを確認できますが、最高神就任が昨日であったため、名前を書いた紙に、例えば、(2021年3月26日)という就任前の日時を書き加えた紙で同様にチャクラの状態を調べると、上記のようにチャクラが開かないことが確かめられるはずです。
 このことは、この2日間の間に、彼女たちの進化段階を一気に引き上げる尋常ではない何かが起きたことを意味します。チャクラの感覚がつかめている人なら、誰でも確認できることなので、ぜひ調べてください。
(竹下雅敏)
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【第1システムの各レベルの最高神】
天津神・第1レベル

牽牛様


天津神・第2レベル

神功皇后様
出典「光の海から」


天津神第・3レベル

ハルノユメフカキミヤヒメミコ 様


天津神・第4レベル
アカルヒメ命様
出典「光の海から」


天津神・第5レベル

後桜町天皇(ごさくらまちてんのう)様
117代天皇(在位: 1762年9月15日- 1771年1月9日)
画像の出典

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