画像の出典: pixabay & 十四経発揮_経絡図 「奇経八脈」とは ~ 循環し、最大の臓器である脳・脊髄に関係している「奇経八脈」 2021/05/11 10:00 PM アーユルヴェーダ, アーユルヴェーダの解説('20/5〜) / *社会, 社会, 竹下氏からの情報 ツイート Facebook 印刷 コメントのみ転載OK( 条件はこちら ) 竹下雅敏氏からの情報です。 アーユルヴェーダの解説の47回目です。今回は「奇経八脈」です。動画の1分34秒~2分2秒で、“陰維脈、陽維脈、陰蹻脈、陽蹻脈、衝脈、帯脈、任脈、督脈の8つがある。これらは十二正経のように循環もしない。臓腑とセットでもない。何してんねやろ。奇妙な経じゃなぁ。だから奇経じゃ”と言っています。 知られていないだけで、実は、「奇経八脈」は循環しているのです。臓腑とは関係を持ちませんが、最大の臓器である脳・脊髄に関係しています。陰維脈、陽維脈などの身体の左右にある奇経の走行(気の流れ)は、左右で逆になっています。 どうも、古い時代の中医学では、脳は精を溜めるところだと考えていたのか、中枢神経系の概念が希薄です。「奇経八脈」は仙道で重視されるのですが、仙道は、中枢神経系をコントロールして「気」の世界を体感するので、これは当然のことかも知れません。仙道の「小周天」と呼ばれる行法は、任脈、督脈を求心性の方向に気を流すことで、脳の働きを低下させているのです。 こうした事柄の詳しい内容は、次回以降で説明します。 (竹下雅敏) ———————————————————————— 中医学ミニ講座 張仲景の言葉16 経絡4 配信元) YouTube 20/09/03 ———————————————————————— 【奇経八脈】PDF出力 督脈 任脈 衝脈 帯脈 陽蹻脈 陰蹻脈 陽維脈 陰維脈 出典) 十四経発揮 経絡図 和漢三才図会. 巻之1-20 前回へ 「アーユルヴェーダの解説」 の一覧 次回へ
知られていないだけで、実は、「奇経八脈」は循環しているのです。臓腑とは関係を持ちませんが、最大の臓器である脳・脊髄に関係しています。陰維脈、陽維脈などの身体の左右にある奇経の走行(気の流れ)は、左右で逆になっています。
どうも、古い時代の中医学では、脳は精を溜めるところだと考えていたのか、中枢神経系の概念が希薄です。「奇経八脈」は仙道で重視されるのですが、仙道は、中枢神経系をコントロールして「気」の世界を体感するので、これは当然のことかも知れません。仙道の「小周天」と呼ばれる行法は、任脈、督脈を求心性の方向に気を流すことで、脳の働きを低下させているのです。
こうした事柄の詳しい内容は、次回以降で説明します。