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[マスコミに載らない海外記事]アメリカが率いる資本主義が、世界中の紛争の原因であることが明らかにされた年

竹下雅敏氏からの情報です。
 識者たちにとって、アメリカが悪の帝国であることは今や明らかです。しかし日本の状況を見ると、国際情勢を正しく認識していると思われる人たちは、ごく僅かだと思います。そうした中、櫻井ジャーナルマスコミに載らない海外記事は、貴重な情報を提供してくれます。加えてベンジャミン・フルフォード氏の情報と、リチャード・コシミズ氏の情報は大変参考になります。
 しかしいわゆるメディア業界の人たちの情報となると、これが甚だ怪しいのです。IWJや上杉隆氏の提供する情報はよく頑張っているとは思うのですが、世界情勢という視点からは、どこかピントがずれているように思えます。日本のメディアで最もまともだと思われる人たちですらこういう状態なので、いわゆる評論家と言われる人たちの言説は論外です。
 どれだけ多くの人たちが現状を正しく認識するかで、未来が大きく変わります。ロシアが新しい報道機関を立ち上げたように、日本もそのような試みが必要なのではないかと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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アメリカが率いる資本主義が、世界中の紛争の原因であることが明らかにされた年
転載元より抜粋)
Finian CUNNINGHAM
2015年1月3日 | 00:00
Strategic Culture Foundation


歴史学者達は、2014年を、地政学的出来事の決定的分岐点として、終焉が近づいている組織として、また現代の世界的紛争の根源として、アメリカの国力の限界が明らかになった年として振り返ることになるのかも知れない。

ロシアは、中国や他のBRICS諸国と共に、新たな大国として、世界の舞台に再登場した。今年、ロシアと中国の戦略的貿易、エネルギー提携強化は、正当な手段を通して、恐らく、拡張し過ぎたアメリカ軍事力は別として、世界大国というワシントンの主張で、最後まで残る要である、世界準備通貨として弱体化したアメリカ・ドルに対するとどめの一撃を与えると決めている。

ロシアと中国が率いる多極的グローバル経済の自然な潜在能力は止めようが無いように見える。終焉は今や不可避に思われる。

中東の至る所、アメリカ帝国主義者による戦争の伝統にさいなまれている。イラクとシリアにおけるいわゆるイスラム国ネットワークによるテロの激化は、ワシントンが、NATO同盟国と共に、犯罪的な秘密の政権転覆政策によって、いかに地域全体に破壊の種子を蒔いてきたのかを思い起こさせるものとなった。

アフガニスタンで出現し、それ以外の中東に広がった、ワシントンと、その手先アルカイダ間の歴史的なつながりは、代替ニュース・メディアのおかげで、より広範な世界中の聴衆に良く理解される様になっている。

我々が目撃したのは、アメリカが率いる政権転覆の暴走だ。権謀術数によって、中東を遺体安置所に変えるだけでは満足せず、アメリカとヨーロッパの同盟諸国は連中の違法行為を、ウクライナにまで拡張した。2月、CIAが支援した 選挙で選ばれたウクライナ政権の打倒が、ネオナチ・イデオロギーをあからさまに信奉する右翼政権をキエフにもたらした。元欧州連合の外交政策のトップ、キャサリン・アシュトンは、流出した電話会話で、80人以上の死者を出したキエフでの狙撃兵による残虐行為を、いかにCIAが仕組んだかをうっかり話してしまった。この流出した電話会話で、アメリカ国務省幹部ビクトリア・ヌーランドも明らかにしたこと、つまり、キエフ・クーデターが、CIAが画策した策謀だったことも確認された。

クリミアのロシア語話者住民は、ロシア連邦への参加という歴史的住民投票を行った。同様の分離運動は、親ロシアのドネツクとルハンスクという東ドンバス地域でも進行中だ。ところが、ワシントンと、奴隷の如きヨーロッパ同盟諸国は、安全を求めて国境を越え、ロシアに逃れた100万人もの難民を生んだ、ドンバスで続く紛争を、モスクワのせいだと非難して、現実を反転している。

ウクライナ危機は、乗客298人の命が失われた、7月17日のマレーシア航空旅客機撃墜を招いた。惨劇をロシアのせいにする為、大手マスコミが流した厚かましい欧米プロパガンダにもかかわらず、証拠は、最低の軍事的な無能さによるものか、あるいは更にひどい、ロシアを犯人に仕立てるという狙いの意図的で残忍な破壊工作行為かのいずれかで、キエフ政権が有力な容疑者であることを指し示している。

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[The Voice of Russia]制裁が厳しければ厳しいほど、その反動は大きい

竹下雅敏氏からの情報です。
 記事によると、今のところEUの議題には上がっていないものの、経済制裁の“相互撤廃に関する話し合いが行われる可能性がある”とのことで、“アナリストたちは、その方向に向かっていると指摘している”そうです。
 今のところEU代表は、虚勢を張っているようですが、経済的問題から長くはもたないだろうと予測しています。予想通りの笑える展開です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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制裁が厳しければ厳しいほど、その反動は大きい
転載元)
© Collage: Voice of Russia

© Collage: Voice of Russia


動機は政治的だが、損失は経済的。ロシア、ベラルーシ、そしてウクライナも損失を被っている。それは月を追うごとに大きくなっている。専門家たちの意見によると、これが米国の目指していることでもある。なぜなら、対ロシア制裁は、特に米国に影響を与えてはいないからだ。しかし欧州のビジネスとウクライナ経済に関しては違う。

現在の試算によると、ウクライナの今年の予算ではすでにおよそ100億ドルの不足が生じているという。欧州は、想定外の「ブラック・スワン」を恐れている。西側の役人たちは、戦略的な影響を引き起こしうるロシアの行動を、想定外の出来事を意味する「ブラック・スワン」と呼んだ。しかもこれはEUの利益にもならない。いま行われているのは、食料品の禁輸措置と、ガスパイプライン「サウスストリーム」の拒否。

この後は、何が起きるのだろうか?仮に制裁合戦が続いたとしたら、事態は悪化するばかりとなるだろう。欧州の政治家やビジネスマンも、このことはよく理解している。そのため西側では、もうこの対立を止めるべきではないかとの意見がよく聞かれるようになった。オーストリアのフィッシャー大統領も声明を表した。大統領によると、EUによる対ロシア追加制裁は、愚かで有害な決定だという。国立大学「高等経済学院」世界経済国際政治学部のイーゴリ・カカヴァリョフ第一副学部長は、このような意見に賛成し、じきに規制の相互撤廃に関する話し合いが行われる可能性があるとの見方を表し、次のように語っている。

「月を追うごとに、また日を追うごとに、制裁の影響が明確に感じられる。なぜなら相互の貿易、ビジネス関係、そしてビジネスにおける協力の額や量が十分に大きいからだ。一方的な制裁は決してありえない。制裁は常に、その対象と、制裁を導入する側の両方に打撃を与える。その例として、米国とキューバの関係を挙げることができる。米国による不倶戴天の敵に対する制裁から数十年後、米国とキューバの関係改善が始まった。 EUとロシアの関係について述べるならば、これは数か月の問題ではないかと思われる。制裁をすぐに解除するのは不可能であり、何らかの期間が必要だ。」

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[マスコミに載らない海外記事]達人プーチンのワナがオイル・ダラー覇権を終わらせようとしている

竹下雅敏氏からの情報です。
これは実に明快な論旨で、プーチン大統領はせっせと石油・ガスを売ってゴールドの現物に替えているとのこと。欧米によるロシア経済の破壊の陰謀で、石油・金価格が下落、米ドルが人為的に上昇している中で、ロシアはゴールドをた易く手に入れることが出来るという事のようです。
 “必要であれば、ロシア中央銀行は、準備金の金を、輸入への支払いに使用することが可能である”という声明は、BRICS諸国に向けられたものだということです。確実に、金を裏付けとした経済圏がBRICS諸国を中心に出来つつあります。基本的な支払いはバーター貿易(物々交換)なので、ドルを必要としません。すなわち“中国は…アメリカ合衆国長期国債を購入することは、もはやしない”で済むわけです。
 記事を見ると、ロシアはいずれ金の現物以外では石油・ガスを欧米に売るつもりが無いようです。欧米が所有する金の在庫には限りがあります。金の現物が欧米で尽きた時、我々の知っている資本主義は崩壊します。
最後の一文に同意します。「これは“チェックメイト”と呼ばれており…勝負はついたのだ」
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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達人プーチンのワナ
転載元より抜粋)
2014年12月25日 木曜日
ドミトリー・カリニチェンコ(ロシア)

現在アメリカ合州国が率いる欧米経済は、欧米の誰一人として脱出方法が分からない、プーチンのわなにはまっている。欧米がこのワナから脱出しようとすればする程、益々深くはまりこんでしまうのだ。
欧米とアメリカ合州国が陥った本当の悲劇的な苦境の実情とは何だろう?

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原油価格の展開

ウクライナでの失敗を自覚した後、アメリカが率いる欧米は、ロシア経済を破壊する為、石油価格、更には、主要輸出収入源で、ロシア金準備の主要補充源であるガス価格をも押し下げ始めた

前回、レーガン大統領の下で、同様な欧米による石油価格下落活動が、‘成功し’ソ連は崩壊した。今回、欧米にとって、状況は違っている。
プーチンが現在行っていることは、ごくわずかの人々しか理解していない。
現在、プーチンは、ロシア石油とガスを金の現物でしか売っていないのだ。

もちろん、彼は中間的支払い手段として、アメリカ・ドルを、依然受け取る。だが彼は、石油とガスの販売で得たこうしたドルの全てを、すぐさま金の現物に変えるのだ!

これを理解するには、ロシアが石油とガスの販売で、同時期に得ている外貨収入と比較するだけで十分だ。

第三四半期にロシアが購入した金の現物は、史上最高記録水準だ。今年の第三四半期、ロシアは、55トンという信じがたい量の金を購入した。これは全世界の全中央銀行を合計したよりも多い(公式データによれば)!
この期間に、世界中の中央銀行が購入した金93トンのうち、驚くべき購入量の55トンを、ロシアが保有している

イギリス人科学者が、数年前、公表されたアメリカ地質調査の結果と同じ結論を出した。
ロシアからのエネルギー供給無しでは、ヨーロッパは存続できないというものだ。

そこで、オイルダラー覇権の上で成り立っている欧米世界は、破局的な状況にある。彼らはロシアからの石油とガスの供給無しでは生きられないのだ。しかもロシアは今、欧米に、石油とガスを、金現物と引き換えでしか売らないようにする用意ができている!

ロシアは、石油とガス輸出により、ドルを定期的に得るので、いずれにせよ、欧米により、あらゆる手段で押し下げられた現在の金価格で、金に転換することができるのだ。つまり、市場操作によって、人為的に押し上げられているドルの購買力で、連邦準備制度とESFによって、人為的かつ、細心の注意を払って、何倍も押し下げられている金価格で。

金融業界では、金が反ドルなのは、当然のこととして受け入れられている。

・1971年、1944年、ブレトンウッズで、アメリカが保証した、ドルと金の自由交換をやめ、アメリカのリチャード・ニクソン大統領が‘金の窓’を閉じた。

・2014年、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、ワシントンの許可を得ずに‘金の窓’再度開けたのだ。

現在欧米は、金と石油の価格を押し下げるのに、努力と資源の大半を費やしている。

現在、金や石油等の資産は、比例的に弱体化されたように見え、アメリカ・ドルに対して、極端に過小評価されている。これは欧米による膨大な経済的努力による結果なのだ。

今やプーチンは、欧米の努力で人為的に押し上げられているアメリカ・ドルと引き換えにロシアのエネルギー資源を売っている。彼はそれで、欧米自身の努力によって、アメリカ・ドルに対し、人為的に低めにされている金を即座に購入するのだ!

プーチンによるこの実に見事な経済政策の組み合わせは、アメリカ合州国が率いる欧米を、自分のしっぽを積極的かつ熱心にむさぼり食う蛇の様な立場に追い込んだのだ。

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[日本や世界や宇宙の動向 他]ロシアと中国の通貨スワップ

竹下雅敏氏からの情報です。
 ロシアは、通貨スワップとバーター貿易(物々交換)で対処出来るので、今回のルーブル下落はロシアが正しく対処すれば、さほど問題にならないとコメントしましたが、やはりそのようです。
 ロシアは賢明にも穀物輸出を停止しました。このことでロシア国内のお店から品物が無くなるという事態を防ぐことが出来ました。プーチン大統領および閣僚たちの対処は非常に賢明なようです。経済戦争も、欧米は勝ち目が無さそうです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシアと中国の通貨スワップ
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

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米国の恫喝は効果なく、中国と露国の関係は強化、スワップにはマレーシアやニュージーランドも
転載元より抜粋)
中国で外国為替取引を担当している外滙交易中心によると、中国は12月29日にマレーシア通貨のリンギット、ロシアのルーブル、そしてニュージーランド・ドルと通貨スワップ協定を結ぶという。

ロシアの主要な輸出品である石油の相場が今年7月から下がりはじめ、10月から急落、11月下旬から1ドル当たりのルーブルが急上昇(ルーブル安)する中での決定だ。西側からは中国に対し、アメリカに逆らうなという恫喝があったようだが、ロシアや中国に脅しは効果的でない。アメリカ支配層の覇権戦略は破綻している。

 アメリカが東アジアで嫌っていることは中国と日本の接近、ヨーロッパで嫌っていることはロシアとドイツの接近だろう。すでに中国とロシアは手を組んでいるわけで、日本とドイツが加わるとアメリカの支配システムは崩壊する。

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ロシアの報復(穀物輸出を停止)
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

[The Voice of Russia]ドネツク首長「ボーイング機墜落、私は見た」

竹下雅敏氏からの情報です。
 ウクライナでのマレーシア航空17便墜落事故で、17便がウクライナの戦闘機によって撃墜されたのを目撃していた人物が何人か居ることは知られています。しかし、その1人が、何とドネツク人民共和国の首長ザハルチェンコ氏だというのは、驚きです。この件は、ほぼ状況が確定したのではないかと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ドネツク首長「ボーイング機墜落、私は見た」
転載元)
© Photo: RIA Novosti/Alexey Kudenko

© Photo: RIA Novosti/Alexey Kudenko



マレーシア航空のボーイング機はウクライナの航空機によって撃墜された。目撃者は十人単位でいる。独立を宣言しているドネツク人民共和国の首長、アレクサンドル・ザハルチェンコ氏が述べた。

マレー機撃墜はウクライナ軍パイロットだった? (VIDEO)
「私はそれがいかにして起こったかを見た。航空機が2機、そしてボーイング機があった。前者はのちに飛び去り、後者は墜ちた」と記者会見でザハルチェンコ氏。「私はこの目でそれを見た。私はシャフテルスク市を走行中だった。必要とあらば、同じ光景を見ていた人は、十人を超えている。すぐに理解した。航空機はウクライナの航空機によって撃墜されたのだと。わが方には航空部隊はない」。


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マレー機撃墜はウクライナ軍パイロットだった? (VIDEO)
転載元)
© Photo: RIA Novosti

© Photo: RIA Novosti



ドネツク上空でマレー機墜落事件で、その当日、ウクライナ軍の襲撃機Su25が空対空ミサイルを搭載し、ドネツク郊外の軍事空港から飛び立ったあと、ミサイルなしで空港へ帰還していたことが明らかになった。同機のパイロットは極度に驚愕した状態にあったという。コムソモーリスカヤ・プラウダ紙が軍事空港の職員の証言を引用して報じた。同紙は極秘情報目撃者による証言とすっぱ抜きで伝えている。

コムソモーリスカヤ・プラヴダ紙の報道では、証言者は現在、ドネプロペトロフスク市アヴィアトルスコエ区にいる。
証言によれば、軍機は定期飛行を行い、爆撃を続けていた。襲撃機Su25はドネツク、ルガンスクを爆撃していた。7月17日午後、マレー機撃墜のほぼ1時間前、3機の襲撃機が飛び立ったが、そのうち1機は空対空ミサイルを搭載していた。ミサイル搭載機はしばらくして戻ったが、ミサイルは積んでいなかった。証言者が同機パイロットと会話したところ、パイロットは驚愕した状態にあり、「飛行機はそれではなかった」と語ったという。証言者は新聞記者に対し、パイロットはマレー機を軍機と取り違えた可能性もあると指摘している。