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加藤厚労相、野村不動産社員の過労死を初めて認める 〜 またしても隠蔽?

 改ざんと隠蔽、安倍政権では、もう珍しい言葉ではなくなりましたが、厚労省のズルがまた新たに明らかになりました。
 「裁量労働制の濫用は厳しく取り締まっていますよ」というパフォーマンスに使われた疑いのある野村不動産への「特別指導」ですが、まさにその野村不動産で裁量労働制のために過労死自殺があったことを加藤厚労相が認めました。
 裁量労働制の拡大を目指している安倍政権は、その違法適用をする企業に対しては「しっかり指導監督を行なっている」好例として、野村不動産の事例を国会で繰り返し答弁していました。ところがその後、朝日新聞のスクープにより、当の野村不動産で社員が過労死していたことが発覚しました。
 労働研究者の上西充子氏の時系列に沿った丁寧な解説によると、野村不動産の社員の過労死がすでに起こっていて、遺族による労災申請があって初めて裁量労働制の違法適用が判明したということであれば、「取り返しがつかなくなってから指導監督を行った」ことになり、事前に「しっかり指導監督を行っている」事例とは言えなくなります。
これに関して、安倍首相も加藤厚労省も、過労死の報告は受けていなかった、と答弁していますが、上西氏により「知らなかった」では通らない状況が指摘されています。そもそも野村不動産に対して行った「特別指導」とは、法的根拠はなく、前例もなく、決裁書もなく、異例中の異例と言える形で実施されていました。これがどのような経緯で実施されたのかは、厚労省側は一切答えないゼロ回答ですが、お役人が前例の無いことをやる場合、何が理由かはこれまでイヤというほど見てきました。
 上西氏は2つの可能性を示唆します。
一つは、かつて厚労省がやった「データ捏造」と同様、「特別指導」というものを編み出して野党対策、国会答弁の材料にするもの、
もう一つは、電通の高橋まつりさんの時のように、遺族が大々的に記者会見をするのを封じる目的で、先手を打って、異例の特別指導を公表した、というものです。
いずれにしても、安倍政権による働き方改革のための「策略」であると、その危険性を指摘されました。
 官僚のみなさま、優秀な頭脳をこんな情けないことに使われるとは、お気の毒さまでございます。
 
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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野村不動産社員の過労死、初めて認める 加藤厚労相
引用元)
加藤勝信厚生労働相は10日の閣議後会見で、裁量労働制を違法適用したとして東京労働局が特別指導した野村不動産の社員が、特別指導の前に過労死し、労災認定を受けたことを初めて認めた。加藤氏は今国会で、裁量労働制の乱用を取り締まった例として同社への特別指導をあげて答弁していたが、過労死の事実はこれまで認めていなかった。

 加藤氏は(中略)、野村不動産の社員が過労死し、新宿労働基準監督署が昨年12月26日に労災認定したことを認めた。労災認定した日は、東京労働局が同社への特別指導を公表した日と同じだった。
(以下略)

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「過労死公表してもいい」遺族の意志 閣議決定までひた隠しにした厚労省 
引用元)

(前略)
 朝日新聞(3月4日付)によると社員が自殺したのは2016年9月。翌2017年春、遺族が労災申請した。

 財界の意向を汲んで裁量労働制の拡大を図りたい安倍政権にとって、野村不動産での過労自死はあってはならないことだった。

都合の悪いことは何でも改ざんするのが、この政権の特徴だ。

 社員の過労死が認定される前日の昨年12月25日、東京労働局の勝田智明局長は野村不動産の宮嶋誠一社長を呼びつけて特別指導する。

 勝田局長は翌26日に記者会見をしたが、過労死については伏せたままだった。「特別指導をしたぞ」と誇らしげに語っただけだ。

 勝田局長は同日、加藤厚労相に特別指導の中味について報告に行った。「野村不動産で過労自殺があった」と。
(以下略)

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野村不動産における裁量労働制の違法適用に対する特別指導―隠されていた労災認定と、特別指導の不透明さ
引用元)
上西充子 | 法政大学キャリアデザイン学部教授

<要旨>

●昨年(2017年)12月25日に厚生労働省東京労働局は野村不動産に対し、裁量労働制の違法適用があったとして特別指導を行い、翌26日に記者発表を行った。(中略)

●しかし3月4日の朝日新聞報道により、その特別指導の背後に裁量労働制が違法適用されていた男性社員の過労自殺(2016年9月)と労災認定(2017年12月26日)があったことが、明らかになった。労災認定を隠して特別指導の記者発表を行い、違法適用に対して適切な指導を行った好事例のように国会答弁で言及されていたことが、問題になっている。

厚生労働省は野村不動産において過労自殺と労災認定があったことを認めておらず、特別指導の経緯についても詳しい説明を拒んでいる。しかし特別指導が明文化された根拠に基づかず、決裁書も作らずに行われていたことが明らかになっており、さらに、特別指導前の昨年11月17日から12月22日にかけて加藤大臣に3回の報告が行われていたことも明らかになった。特別指導の不透明さが際立ってきている。

(中略)裁量労働制をめぐる「比較データ」が、野党の追及をかわす反証データとして用意されたように、特別指導は、裁量労働制の拡大を確実に行うために、異例の形で行われた可能性がある。

(中略)政府が行うべきは、それを隠蔽し、きちんと指導できた事例のように装ってさらなる対象拡大をねらうことではなく、そのような問題が起きてしまう現状を直視し、適切に対策を立てることだ。

(以下略)

ぴょんぴょんの「日本の一番醜い日」

 2014/10/25 の時事ブログに、「最も重要だと言ってよい歴史書」として、鬼塚英昭著「日本の一番醜い日」が紹介されていました。
 ところが残念なことにその本の、「重要な部分を要約してくれて」いるはずの記事が、現在は削除されていて読めません。
 どんな重要な本なのか知りたく思い、「日本の一番醜い日」を読んでみました。
(引用ページ数は、すべてこの本からのものです。)
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「日本の一番醜い日」


満州で大儲けの三スケ・トリオ


おい、安倍首相のおじいちゃまは大金持ちだぞ。

岸信介(のぶすけ)元首相?

「日本の一番醜い日」にこう書いてある。
明治天皇こと、大室寅之祐の部落・田布施の出身の岸信介のことについて書く。
岸信介が皇族なみの蓄財をし、これをスイスの銀行の秘密口座に入れていた、・・・・・これを裏づける記述が、・・・・・『岸は在任中数千万円、少し誇大に云えば億を以て数へる金を受けとりたる由、而もその参謀は皆鮎川(義介)にて、・・・・・』。(P482)」

岸信介 Wikimedia[Public Domain]


へえ、当時の億っていうと、今の何千億円ってこと?

岸信介、元外相の松岡洋右、日産コンツェルン総帥だった鮎川義介は、田布施の一族。しかも親戚関係で、3人ともが満州国のリーダー的存在なんだと。

田布施一族! 
あのすり替えられた明治天皇、大室寅之祐の出身地!

こいつら「二キ三スケ」って呼ばれてたうちの、「三スケ」だよ。

ノブスケ・ヨウスケ・ヨシスケ。 
そっか、みんなスケが付いてるから、三スケ・トリオ。

松岡洋右 Wikimedia[Public Domain]


三スケ・トリオは田布施一族で、親戚同士。
彼らは満州で大もうけ
してた。
満州・重工業・開発株式会社、いわゆる「満業」は、満州国内の鉱工業を一元的に統制する特殊法人だが、三スケ・トリオの、鮎川ヨシスケは満業の初代総裁だ。

鮎川義介 Wikimedia[Public Domain]


日産財閥つくった人だね。

そうだ。
その日産財閥も「満業」も、ロスチャイルド財閥の資金援助を受けている。

なんと! もしかして田布施って、ロスチャイルドとつながってるってこと?

鮎川ヨシスケは、満業の初代総裁。
松岡ヨウスケは、満州鉄道の総裁。
岸ノブスケは、満州国の実質的副総理。

三スケ・トリオ、満州でおいしいとこ取りだ。

安倍氏も、おじいちゃまの「満州国再建」って妄想を目標に掲げてたしね。
そこでお友だちを交えて、さらにボロもうけしようと企んでたのに。

まあな。しかし、柳の下にいつもカエルはいねえ。

くろちゃん、そこ、カエルじゃなくてドジョウだよ。

カエルもドジョウも、似たようなもんじゃねえか。

(・・・・・)

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「本件は、首相案件」と記された記録文書が存在!〜加計問題で柳瀬首相秘書官「首相案件」発言か

竹下雅敏氏からの情報です。
 朝日新聞が、またも大スクープです。愛媛県や今治市の職員と加計学園の関係者らが、官邸と内閣府を訪れた際の具体的なやりとりを記した文書が見つかったとのことです。東京新聞も詳細に伝えています。面会をした柳瀬首相秘書官は、衆参予算委員会で、面会について「記憶にございません」を連発していましたが、文書には柳瀬秘書官の具体的な発言内容が書かれているようです。冒頭の朝日新聞の記録文書の写真を拡大してご覧ください。その中で特に重要なのは、柳瀬氏が“本件は、首相案件”と述べたというところです。
 こうした具体的な発言内容を、愛媛県や今治市の職員が勝手に捏造したというのは考えられません。現実に、獣医学部の新設が“加計ありき”で進められてきた事実があります。
 不思議なのは、チンカス本にこの2015年4月2日の件が詳細に記述されていること。なぜ番頭ワタナベが、このような事実を知っているのか。番頭ワタナベは、“あべぴょんにとどめを刺すのは私だ”みたいなことを言っていますが、案外そうかも知れません。要注目です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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加計問題で秘書官「首相案件」発言か 記録文書も(18/04/10)
配信元)
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「本件は、首相案件」と首相秘書官 加計めぐり面会記録
引用元)

 学校法人「加計(かけ)学園」が愛媛県今治市に獣医学部を新設する計画について、2015年4月、愛媛県や今治市の職員、学園幹部が柳瀬唯夫首相秘書官(当時)らと面会した際に愛媛県が作成したとされる記録文書が存在することがわかった。柳瀬氏が面会で「本件は、首相案件」と述べたと記されている。

(以下略)
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加計学園問題「ないと説明の文書 残されていた」愛媛県調査
引用元)
(前略)

愛媛県がこれまでないと説明してきた学校法人「加計学園」の獣医学部新設に関連する文書が残されていることがわかったとして、県は詳しい事実関係について調査していることがわかりました。(中略)… 学園の関係者が、国家戦略特区に提案する2か月前の平成27年4月2日に官邸と内閣府を訪れた際、一行が面会した幹部らの名前とともに具体的なやり取りが記されているということです。この文書は国家戦略特区の説明資料として愛媛県が内閣府や文部科学省、それに農林水産省に配ったということです。

(以下略)
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内閣府が戦略特区提案 加計側に「官邸から聞いている」
引用元)
 学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市に国家戦略特区で開設した獣医学部を巡り、県と市が特区を申請する前の二〇一五年四月、自治体や学園の担当者らと面会した内閣府の幹部が「国家戦略特区の手法を使いたい」と持ちかけていたことが政府関係者への取材で分かった。特区事業を所管する内閣府から自治体に申請を持ちかけることは極めて異例とされ、獣医学部の新設計画は当初から「加計学園ありき」で進められた疑いが鮮明になった。
 政府関係者によると、この幹部は藤原豊・内閣府地方創生推進室次長(現経済産業審議官)。藤原氏は当時、内閣府で特区事業を事実上取り仕切っており、面会の際、「要請の内容は総理官邸から聞いている」と発言したとされる。官邸側が内閣府に加計学園の獣医学部開設を働きかけた可能性が出てきた。

(以下略)
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チンカス本が安倍晋三を追い詰める
引用元)

番頭ワタナベが何故、「番頭ワタナベ」なのか? そこに全ての鍵がある。さて、その番頭ワタナベが書いたチンカス本の年表に、問題の2015年4月2日の記載がある。こう書いてある。
13時~14時、今治市の秋山直人企画課課長、波頭健課長補佐が獣医学部設置協議のため内閣府訪問。その後、首相官邸を訪問するが、加計学園・渡邉良人事務局長も同行。官邸で対応したのが柳瀬唯夫首相秘書官(現・経済産業省審議官)だった。今治市の資料には「11:30~12:30まで永田町合同庁舎7階特別会議室を訪問」とある。

(以下略)

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大阪地検特捜部、汚職事件として捜査を開始!〜「森友学園事件」の本質は土地ころがしビジネス

竹下雅敏氏からの情報です。
 大阪地検特捜部が、森友事件の本丸に迫っているとのことです。2015年9月3日に、あべぴょんは迫田理財局長と官邸で会っています。翌日の4日に、冬柴大氏(故・冬柴鉄三元国土交通相の次男)の経営する「かき鉄」で会食。この時の写真が、下のツイートにあります。翌5日には、昭恵夫人が名誉校長に就いています。
 冬柴大氏は、平成16年3月31日までりそな銀行勤務をしており、この会食の後で、りそな銀行は森友学園へ約21億円の融資をしています。
 この疑惑の3日間が、森友学園とあべぴょんの関係の核心部分です。こうした巨額融資に対して、何パーセントかのキックバックがあるのは常識であり、それゆえ、大阪地検特捜部は慎重に捜査を進めているのだと思います。
 不祥事が噴出して、普通ならとうの昔に内閣総辞職のはずなのですが、なにせ往生際の悪いあべぴょんなので、そう簡単には投了しないと思われます。最終的には、“お縄を頂戴する”ことになるのではないかと予想していましたが、この大阪地検特捜部の動きを見ていると、トランプ政権のメッセージは明らかだと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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森友事件に新展開 検察の狙いは政界に流れた融資20億円か
引用元)
(前略)

大阪地検特捜部は、森友学園が小学校建設のために銀行から受けた融資の一部が政治家に流れているのではないかと判断し、汚職事件として捜査を開始している――。こんなウラ情報が駆け巡り、政界は騒然だ。
「特捜部は、森友学園の小学校建設を巡る土地取得や名義変更、設置認可などの過程で、複数の政治家に賄賂が渡った可能性があるとみているようです。(中略)... 特捜部の“本丸”は公文書等毀棄や背任ではなく、『サンズイ(汚職)でバッジを狙っている』と噂されているのです。最近、東京地検から大阪地検特捜部に異動になった検事がいることも、この話の信憑性を高めている。政界ルート解明のため、東西の特捜部が連携する目的とみられています」(在阪メディア記者)

(以下略)
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
大阪地検特捜部(女性特捜部長)の「秋霜烈日」鋭い追及の手が冴えわたり、安倍晋三首相が断崖絶壁からついに転落死する時がきた
◆〔特別情報1〕
 安倍晋三首相との癒着が疑われている日本のマスメディアが少なくない由々しき事態が問われている深刻な状況下で、「森友学園事件」について、ようやく「核心」に迫る報道が現われてきた。それは、日刊ゲンタイの4月10日付紙面(3面)だ。「森友事件に新展開 検察の狙いは政界に流れた融資20億円か」という見出しをつけて、「森友事件に新展開か。大阪地検特捜部は、森友学園が小学校建設のために銀行から受けた融資の一部が政治家に流れているのではないかと判断し、汚職事件として捜査を開始している――。こんなウラ情報が駆け巡り、政界は騒然だ」と報じた。この事件の本質は、財務省理財局が作成した「決裁公文書」に記載されている「本件の特殊性」「特例的な内容」という表現の裏に隠されている「政治家+大手銀行合作」「土地ころがしビジネス」にある。汚職事件の主犯は、改ざん前の書き換え前の決裁公文書に書かれている複数の政治家(安倍晋三、麻生太郎、鳩山邦夫、鴻池祥 肇、中山成彬、平沼赳夫、北川イッセイ・・・)である。大阪地検特捜部(女性特捜部長)の「秋霜烈日」鋭い追及の手が冴えわたる。安倍晋三首相が断崖絶壁からついに転落死する時がきた。
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配信元)

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第21話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の一)

 今回からいよいよ近・現代編ユダヤ問題のラストポイントのハルマゲドン計画を探っていきます。ただしラストポイントと表記はしましたが、実際にはハルマゲドン計画は単なるポイントなどというものでは無く、古代から成立し、稼働続けてきたとてつもなく巨大な仕組みです。「ヨハネの黙示録」から来ています。
 陰謀論という言葉があります。私には日本語として陰謀論との言葉の意味が不明です。「陰謀など無い」という意味の言葉なのか?、陰謀論の論とはどんな論なのか?、不明なのです。陰謀とは言葉で示すと「陰でのはかりごと」で、これはあって当然です。例えば何かの舞台を作りあげる場合でも、それをいかに効果的にするかは、舞台裏で公式会議以外でも非公式の様々な会合や会議で「どうするか?」の謀議はするでしょう。でなければ効果的な舞台は作りあげられないからです。歴史的な大きな出来事が突発的に起こるなどはほぼ皆無です。歴史的大事件などは公的には見えない陰の場所で、様々な謀議の上で決定しているのは当たり前のことなのです。こうやって歴史は刻まれてきたのです。
 そうした歴史の中でも、支配者には自らの多大な利益になり、逆に大衆には苛烈な不利益となる謀略、こうした謀略よって意図的に創られた歴史を陰謀史と呼びます。その陰謀史の大元かつ集約所がハルマゲドン計画です。超巨大で極めて根深いです。全容を明らかにするのは到底無理です。しかし非常に重要でもあるので、その実像と本質の一端にでも触れていきたいと考えています。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第21話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の一)

pixabay [CC0] 1 & 2


ハルマゲドン計画把握のための端緒(「ヨハネの黙示録」の存在)


やあ、元気だったかい? 思いがけず早くにまたお前さんとの旅路となったね。今回もよろしく頼むよ。

へい、御隠居もお元気そうで。今回の旅もよろしく御願いしやす。それにしても御隠居、あっしら、とうとう本編での登場となりやしたね。この旅路、楽しみでやすね。

なんだかお前さん嬉しそうだけど、あたしは気が重いよ。タイトルを見てご覧よ、ハルマゲドン計画だ。荷が重すぎるよ。どうも入り組んだ話しになると、あたしたちが登場で、それを押しつけてくるようだ。お前さんは気楽に構えてなさるが、あたしはお前さんとこの歳になって迷子にならないか心配だよ。

??まあまあ御隠居、そんな端から不安がっても、この世界、山よりでかい獅子は出てきやせんぜ。さて、・・・ハルマゲドンか、随分以前、オウム真理教の麻原彰晃の発言で日本では話題になっていやしたが、そんなに難しい事柄なんで? 確かいくつも漫画や映画の題材としても発表されていていやすね? そういうのもあってハルマゲドンっていえばイメージ的には終末の核戦争が浮かんできやすが?


ふむ、確かにハルマゲドンという題の映画や漫画、そしてハルマゲドンの内容を描いたとされる作品はいくつもあるようだね。ただし・・・うーん、・・・。(ハルマゲドン計画を探るに何を端緒とすべきか)・・・、そうだね、先ず基本的な事だが、お前さん、ハルマゲドンという言葉の意味は知ってなさるかい?

へい、外伝2で「ヘブライの館」にあるハルマゲドンの説明文書がリンクされていたので目を通してやす。確かイスラエルの小高い山にある要塞地跡の「ハル・メギド」「メギドの丘」が語源になっている。で、そこは古来から幾度も重要な戦場になった場所で、実際に現地では「クリスチャンの伝承によるとここで世界最終戦争が行われるとされている。」との看板が立っている、と・・・。だからハルマゲドンは、イスラエルを中心として引き起こされる終末世界戦争、最終戦争を指す・・・と。

そうだね。まぁ、その押さえでもいいだろう。ただし、その説明文書の中で記されているように、ハルマゲドン=最終戦争のイメージが出来上がったのは、「ヨハネの黙示録」が決定的な役割を果たしている。というかハルマゲドンとは「ヨハネの黙示録」の記述から出てきており、黙示録と決して切り離せない。黙示録の内容確認が必要だ。これだけでも相当厄介だろ? おまけにこの計画を進めてきた存在が問題。何しろ地上世界でハルマゲドン計画を進めてきたその中核はサバタイ-フランキストだ。つまり悪魔主義の宗教カルト集団であり、オカルト魔術に傾倒した連中だ。それが計画を進めてきたんだ。これだけでもハルマゲドン計画の実像が、常識では全く理解できない厄介な代物だってことが推測できるだろ?

うーん、「ヨハネの黙示録」に、オカルト魔術に傾倒した悪魔主義の宗教カルト集団・・・、なにか、形容しがたい深くおどろおどろしい世界がハルマゲドン計画の背後に広がっているような・・・。

その通りだよ。ハルマゲドン計画は地上世界の物質・物理的側面からでは、その表層のごく限定された部分しか捉えられない。つまり政治や経済の側面、その延長線上の大戦争というとらえ方では、ハルマゲドンの中身は見えてこないんだ。このハルマゲドン計画の実像や本質部分を探るには、どうしても宗教そして宗教を導いた霊的存在の事についても見ていき、それに言及せざるを得ない。だから難しいんだ。

・・・ふーむ、物質・物理的側面いわゆる「見える世界」では捉えられないから、「霊的世界」いわば「見えない世界」からのアプローチがいるってことでやすね? 確かにこりゃ大変だ。

そうだね。ま、本質は「見えない世界」にあることになる。だから事実確認しながら推測、憶測、妄想フル回転が必要?ってところかな? ただ、どちらにしても一足飛びには行かない。このシリーズで見てきたことを確認し、すりあわせしていくことからボチボチと歩みを進めていくしかないだろうね。


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