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悪いのはロシア(と熊)!
最近ホットな話題
皆さまお聴きになりまして。トランプ大統領の長男がロシアと共謀したってニュースなんですけどね、最近のアメリカ主要(カバール)メディアの騒ぎ方に全くついていけなくて、私の感性が変なのかな~と首を傾げております。
いやだって。お兄ちゃん何したねん? と探ったら、ただ単に選挙期間中の2016年6月「ロシアのトップの訴追人がヒラリーのロシア関与と罪状を裏付ける公式書類を提供してもいいって言ってる」と知り合いからメールが来て、「それが本当なら最高だね」と返して、実際にトランプ・タワーでその”訴追人”たる女性弁護士と20分ほど会ったって話です。実際にはめっちゃ大したことなかったので、同席した妹の旦那ジャレッド・クシュナー氏なんぞはさっさと途中退席。
えーと。敵陣営の犯罪の証拠があるかもしれないなら会いたいと思うのは当然だし、会ってみたら結局どうでもいい話だったので一回で立ち消えた訣で。それって”共謀罪”だったの? そんな程度で”外患罪”に該当しちゃうの?
アレックス・ジョーンズ氏がこちらの動画で指摘してましたけど、だったらヒラリーのロシアへのウラニウム供与疑惑は? クリントン財団への寄付は? ロシアどころか北朝鮮にまで接触してますけど? 主要メディアはそこはスルーらしいです。でもトランプ一家がロシア人に会うのは民間人だろうとご法度。大統領になってもロシア大使に会うのは問題。なんじゃそれ。
仲介してくれたおっちゃん
反トランプ陣営の動画でもコメディータッチの面白いのがあったので見ていたのですが、そこで仲介者(上記2016年6月のメールを送った人物で、当日にロシア人弁護士をトランプ・タワーに連れて来た)ロバート・ゴールドストーン氏のFacebook写真を幾つか紹介しています。そこで私も彼の人物像が滲み出ているオススメショットを探してみました:
コスプレが好きな陽気なおっちゃんですねー。特に被り物に強いこだわりをお持ちです。綺麗なおねーちゃん達とのハッちゃけた写真とか、男性裸体像のキワどい部分の下でポーズしている写真とか、お腹でっぷりなのに「GQ(※男性向けモデル雑誌)の表紙~♪」と旅先でキメている写真などは自主規制させて頂いておりますので悪しからず。
……このおっちゃんが「あのさー、ヒラリーをひっくり返せるかもしれんええ情報がありまっせ~」とか言って来たら、私でも「んー、ほな取り敢えず会ってもええで~」とか軽く返しそう(笑)
いや、だって! 最悪ガセでも、なんか面白い帽子で楽しませてくれそうじゃないですか。正直、まともな情報は期待しないけど。この人、元官僚とかじゃなくて、音楽プロデューサーだもん。アゲぽよでしょ、ウェイウェイでしょ。
これをね、いい年した自称専門家の大人が真面目な顔で「トランプ大統領はやはりロシアと通じていたのだ!」と延々論じている訣で、聞いているこっちはどんどん糸目になりました。公共の電波の使い道が激しく間違っていると思います。
この世界、そんなレベルで吊し上げられるのなら、日本の戦後はもっとまともだったでしょうに。CIAのスパイ「ポダム」が天下の御用新聞、読売の社主でしたよ。731部隊のマッドサイエンティストどもが医学界に居座るし、自民党はCSIS(戦略国際問題研究所)などの傀儡政権ですやん。日本て、戦後はアメリカの植民地統治ですやん。
おそロシアの太っ腹
RTのとある動画で紹介していましたが、2014年マレーシア航空機失踪事件、専門家の一人は「プーチンがヒコーキ盗った!」と言い募っています(※ジェフ・ワイズってCNN御用達なので、推して知るべしな所がありますが)。
ヨーロッパに移民が押し掛けるのはソロス財団のせいでしょうに、それもロシアのせい。NATOが拡張せざるを得ないのもロシアが悪いのです。世界のありとあらゆるハッキング事件も、ロシアが被害者側に入っていようが、皆丸っとロシアが犯人です。
いい加減、ロシア側も「あいつらアホで~」と呆れているのかな、と思いきや。つい先日、 RTさんがとっても粋でいなせな広告を国内の空港にあちこち貼り出しておられました。
左「飛行機を逃したの? 選挙に負けたの? 我々のせいにしちゃえ」High level trolling ongoing at St Petersburg airport.. 😂👌 #WNSM17 @RT_com pic.twitter.com/xosZicxrzC
— Kevin Richard (@512banque) 2017年7月3日
右「ご注意! ”プロパガンダ拡声器”稼働中」
2014年、ジョン・ケリーが RTはプーチンのプロパガンダ拡声器だと揶揄しました。
そういえば、2015年にはこんなお茶目な動画も。西側の皆さんがご想像するRTの内情:
RTに出演しているお馴染みの方々が共産党ソ連な仮想RT局内で悪ノリしています。案内してくださるのは編集長です(※マジで)。局の予算は怪しげなアメリカ100ドル札。それをトラックで運び込むところから始まります。運ちゃんや警備員に「ロシアからドルを盗めると思っとんのかワレ」と凄む同志、じゃなかった編集長、怖いです。
掃除のおばちゃんは、プーチン閣下と柔道仲間(というかプーチンを差し置いて大会優勝者)で、直接指示を受けているのです。シリアだのウクライナだのイラクだの、戦場の実況中継? やだな、ダーイッシュの首切り動画と同じCGですってば! アメリカ人出演者は実は捕虜として投獄されていた(アップになってたの、討論番組「Cross Talk」の司会者ピーター・ラヴェル氏ですよねw ←モスクワ在住)! アナウンサーも失言しないように手錠で拘束! しかも軍人に銃で脅されている!
「なんちゃって。こんなんだと想像してました? その通りで~す」と笑顔で締めたかと思いきや、カメラを落としてからも「まだアップしちゃダメよ、上の許可を得ないと」とバリバリ検閲されていることを匂わせる入念な作り。多分検閲するのは熊さんとプーチン閣下ですね、わくわく。
そしていつものテーマソングをバックに、ジョン・ケリーやヒラリーなど西側のRTに対する誹謗中傷コメントをテロップで流した後、「RTは彼らを怒らせ続けます」とビシッと宣言。あ、一番最後の最後も見逃さないでくださいね、素敵な検閲風景が出て来ますから! 多分、RT視察に訪れたときの映像と今回のテーマに合いそうな台詞を合成したんでしょうけど……ここまで細部に拘ってくださるともう脱帽。
総統閣下シリーズ的なアテレコも出来そうです。にしても賄賂受け取ったクリエイティブ・ディレクターの熊かわゆす。こんなプロパガンダなら幾らでも許す。超ウェルかめ。
閑話休題。蒸し暑いので冷めやらぬ熊愛を抑え、2017年に戻りましょう。他にも……:
「次は誰をハッキングしようとしているか、とくとご覧あれ」Interesting banner by @RT_com at an airport ! pic.twitter.com/2rjuuCdkkt
— Pawan Durani (@PawanDurani) 2017年7月11日
「見れば見る程、ヒラリーをイラつかせるよ」Massive RT installation at Sochi airport. "Find out who we are planning to hack next" and other hilarious slogans pic.twitter.com/UtP0lDjeMv
— Shaun Walker (@shaunwalker7) 2017年6月29日
いいですね、怒らせましょう。RTめっちゃ見たくなりましたよ。大人の余裕ですな。なんかもう、どこぞの超大国とは人間としての器がケタ違いです。
取り敢えず、何か嫌なことが起こったらロシアのせいにしてもがっしりと受け止めてくださることが確認出来ましたので、この夏の暑さ、耐えられなくなったら「ロシアのせいじゃ~」と叫んで鬱憤を晴らそうと思います。
文・Yutika
人生笑ってなんぼです。某「熊さん国家」を見習え! と言いたい。特にCNNとか真夏にまでこの論調持ち越したら、殺意を抱きそうなのでやめて欲しい……どっかの心優しいハッカーさんが電波ジャックして、南極のペンギン映像を24時間垂れ流す方向でお願いします。