注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が11月29日に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」を発射したことを受け、米韓両軍は北朝鮮が軍事的な挑発に踏み切る可能性もあるとして警戒を強化している。
共同通信によると、訓練は、北朝鮮の弾道ミサイルの移動式発射台や、ソウル首都圏から約60キロ離れた南北軍事境界線付近に集中配備されている野砲やロケット砲の破壊手順の確認が主要目的とみられている。
北朝鮮は3日、地元メディアの労働新聞などを通じて米韓共同訓練を非難した。核・ミサイルを指す「自衛的な戦争抑止力」の強化をやめない姿勢を強調した。さらに、北朝鮮外務省の報道官は、来るべき米韓による臨時の合同演習は、米国が「核の悪魔」であることを示しており、米国はその政策で「核戦争の太鼓をたたいている」と発表した。
なお、米国のハワイ州全土では1日、北朝鮮に発射される大陸間弾道ミサイル(ICBM)による核攻撃を想定した冷戦終結から初めての警報サイレン試験が実施した。
ロシアのラブロフ外相は、ベラルーシのテレビ局STVの番組で、朝鮮半島で武力紛争が起こった場合に最初に被害を受けるのは韓国と日本になるだろうと述べた。
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ラブロフ外相は、ロシアは北朝鮮が行っている路線を非難していると述べた上で、一方「我々は、戦争が始まった場合に最初の犠牲者となる日本人や韓国人を同じ方向にむりやり向かわせようとしている米国の同僚たちの挑発行為も非難せずにはいられない」と語った。
ラブロフ外相は、ロシアは北朝鮮と協力したが、米国は北朝鮮の国境付近で臨時の軍事演習を行って「金正恩氏が小休止を維持できず、同氏を米国の挑発に乗せるために(あたかも)わざと同氏を挑発した」と嘆いた。
先に北朝鮮のテレビ局は、最新の弾道ミサイル「火星15」の発射映像を公開した。
北朝鮮は、米本土全域が射程圏内に入ったと主張している。
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ベラルーシのテレビ局「STV」とのインタビューに応えたラブロフ氏は、「以下のような印象を受けている。金正恩氏が(核・ミサイル実験の)中断を守ることができないようにする目的で、そして彼ら(米国)とその挑発に対して自制心を失えばよいと考え、米国が金正恩氏を意図的に挑発したという印象だ。そのため、平壌によるミサイルや核の冒険を非難すると同時に、我々は米国の同僚による挑発的行動を非難せずにいることはできない」と述べた。このインタビューの予告が同テレビ局のウェブサイトに掲載された。
➀ラブロフ外相「もし朝鮮半島で戦争が再発したら、南朝鮮(韓国)と東京が最初の被害地になるでしょう」 https://t.co/NpZFIWtkub
— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) 2017年12月3日
'#Tokyo & #Seoul will fall first if there is war on Korean Peninsula' – Lavrov https://t.co/Z9W8gDUPap
— RT (@RT_com) 2017年12月3日
アメリカと朝鮮の二国間問題にすぎないが、アメリカに戦争をけしかけているのが日本政府という構図。ラブロフ外相がそう指摘して「朝鮮戦争が再び勃発すれば、米軍に従属する日本「軍」の東京にはソウルと同時に水爆が落ちるだろう」 https://t.co/8aT1KuN4dN
— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) 2017年12月3日
米高官、衝突の危険「日ごと高まる」=北朝鮮ミサイル開発加速に危機感 https://t.co/Xl71NgmI2q
— 時事ドットコム (@jijicom) 2017年12月3日
こんな大規模な軍事演習を米韓軍が執拗に実施し、韓国軍も「北朝鮮首謀暗殺特殊部隊」の編成と実践訓練で北朝鮮を威嚇する。
— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) 2017年12月4日
一方、文大統領は対話路線を強調し、米韓日軍事同盟に不参加を約束し、米軍ミサイル防衛にも参加しないと中国に約束。 https://t.co/7bPD6IcI2O
【緊迫 #北朝鮮情勢】米韓両軍の航空機による共同訓練が、きょうから5日間の日程で始まります。最新鋭のステルス戦闘機など過去最大規模の数の航空機が参加、米韓両軍は北朝鮮が軍事的挑発に踏み切る可能性もあるとして警戒を強めています。https://t.co/Lqbtbf8VMD pic.twitter.com/Qx0vX3z23T
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年12月3日
有事の韓国軍指揮権を在韓米軍司令官がもつ米韓安保条約が、韓国軍と韓国大統領を分断離反させている。これが半島危機を生じさせた根本原因だ。
— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) 2017年12月4日
トランプ大統領の言動を見る限り、アメリカは狂人外交をやっているとしか思えません。ラヴロフ外相は、“戦争が始まった場合の最初の犠牲者”は日本人や韓国人であり、朝鮮戦争が勃発すれば“東京にはソウルと同時に水爆が落ちるだろう”と言っています。当然の発言です。あべぴょんの言動は“アメリカに戦争をけしかけている”のであって、日本人の命を危険にさらすのは明らかです。ところが、大手メディアでは、誰もその当たり前のことを解説しません。
しかも、これまで散々見てきたように、安倍政権が窮地に陥ると、絶妙なタイミングで北朝鮮がミサイル発射するのです。しかも、あべぴょんはいつ発射するかを知っているようで、ネットでは、安倍アラートはミサイル発射のタイミングを知る最も正確な指標であると言われている程です。
今日の時事ブログでのフルフォードレポート英語版の翻訳記事の中で、“彼らは軍産複合体の内部で内戦が行われていることを世界に気付かれたくない”とあったように、トランプ大統領も国内問題から目をそらすために、北朝鮮危機を煽っているようにも見えます。
米軍部にも様々な勢力があり、一部は北朝鮮との開戦を望んでいると思いますが、トランプ政権が北朝鮮と戦争する気は全く無いように見えます。この意味で、北朝鮮騒動は茶番だと思います。
それよりも、中東問題がよりずっと深刻だと言えます。