安倍首相、決裁文書の改ざん時期について爆弾発言!“昨年の3月、書き換えは発生していないわけですから”〜なぜ改ざんの時期を知っているのか?

竹下雅敏氏からの情報です。
 安倍政権は、決裁文書改ざんが佐川クンの指示で行われたというストーリーを、国民に信じてもらいたいと思っているようですが、狂信的な安倍信者ならいざ知らず、まともな理性を持つ者には到底ありえない話で、このようなストーリー展開には無理があります。
 菅野完氏が当時の状況を振り返って、「佐川主犯説」を再検討しています。
 政府の見解に従えば、2017年2月24日の答弁で、佐川クンが“面会記録は廃棄し残っていない”と言ったことで、この発言に合わせるために決裁文書を改ざんしたということになります。ところが、籠池氏は2月20日深夜から3月10日まで、理財局の嶋田課長補佐からしばらくの間身を隠すように命じられ、その通りにしていました。
 この日時については、引用元に詳しい経緯が書かれています。
 なぜ財務省理財局は籠池氏を隠す必要があったのか? 当時の籠池夫妻はその特異なキャラクターから、メディアの人気者でした。迂闊なことを喋られると、昭恵夫人が土地取引に関与していることがばれてしまいます。そう考えると、籠池夫妻に身を隠すように命令があったことの理由がよくわかります。
 菅野氏によると、身を隠すことになった2月20日月曜日の直前国会は、土日の関係から2月17日金曜日ということになります。この日にあべぴょんは、例の“私や妻が関わっていたら総理大臣も議員も辞める”と発言していたのです。
 確かに、時系列を示されると、あべぴょんのこの発言との整合性をとるために籠池夫妻は身を隠すように命じられ、その後、都合の悪い部分の決裁文書の改ざんが行われたと考えるのが自然だと思います。
 その決裁文書の改ざんの時期ですが、インドア派キャンパーさんが、決定的ともいえる指摘をしています。何とあべぴょんは、“昨年の3月、書き換えは発生していないわけですから”と爆弾発言。この言葉が本当なら、改ざんは昨年の4月以降に行われたということになります。問題は、なぜあべぴょんは改ざんの時期を知っているのか?
 それは、“犯人があべぴょんだから”ということになります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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政権の「佐川主犯」物語に終止符! 一年前のある発言から明らかになる「綻び」
(前略)

政権の主張する「佐川の答弁と決裁文書の内容に齟齬が生じたので、書類改竄に手を染めた」という「佐川主犯説」の内容を再度検討してみよう。
「決裁文書の内容との齟齬」を生じた佐川の答弁の初出は「面会等の記録につきましては(中略)… 事案の終了ということで取り扱いをさせていただいております」という2017年2月24日の衆院予算委員会答弁だ。

(中略)

朝日新聞が森友問題の第一報を出したのは2017年2月9日のこと。(中略)… 2017年2月中旬のある時点から3月10日まで、籠池氏が徹底的にメディアを避けていた(中略)… 理財局は、国有財産企画課の嶋田賢和課長補佐の口から、籠池氏の代理人であった酒井弁護士に「籠池を隠せ」と命じた(中略)… 籠池夫妻が、財務省の指示で姿を消したのは、2017年2月20日深夜だ。

(中略)

佐川が「面会記録の廃棄」を答弁する24日以前に、すでに大阪では「籠池を隠す」という形の、「事実の隠蔽作業」がスタート(中略)… 20日以前の政府答弁に何があったのか?

(中略)

2017年2月17日金曜日(中略)… この日、安倍晋三は、衆院予算委員会で、
私や妻が(中略)… もしかかわっていたのであれば、これはもう私は総理大臣も議員もやめるということでありますから、それははっきりと申し上げたい、このように思います。」
 と、答弁している……。
<取材・文/菅野完>
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配信元)


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