注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
佐川氏は刑事訴追の恐れがあるとして「答弁を差し控えさせていただきたい」と、森友問題の核心部分についての証言を拒否。
(中略)
安倍晋三首相や麻生太郎財務相、官邸、首相秘書官からの指示はなかったと語る佐川氏。だが、ある自民党幹部はこう語る。
「格安での国有地払い下げ、文書改ざんなど一連の森友案件の“主犯”は安倍さんの懐刀の今井尚哉首相秘書官だろう。彼が理財局の迫田英典氏(売却交渉時の局長)、後を引き継いだ佐川氏と相談し、“実行”させた。昭恵夫人が絡む森友案件の首相答弁は今井氏が財務省と調整し、練り上げていた。(中略)... 首相周辺からは『今井氏を重用しすぎた、ヘタな小細工で墓穴を掘った』という声がしきりだ」
(中略)
自民党国対関係者はこう言う。
「(中略)... 今井秘書官と佐川氏は首相答弁と決裁文書の整合性を持たせるため、必死で書き換えを現場に指示していたようだ。佐川氏は絶対に今井氏や古巣の財務省を裏切らないだろう。彼はまだ60歳で人生も長い。組織を守り通せば、それなりの見返りは得られる」
(以下略)
佐川証人喚問は“出来レース”! 補佐人は甘利明や小渕優子の弁護担当、用意された送迎車、不自然すぎる丸川珠代の質問 https://t.co/lHBrLMuudQ
— litera (@litera_web) 2018年3月27日
佐川前理財局長の証人喚問で補佐人を務める熊田彰英弁護士は、甘利元経済再生担当相の口利きワイロ事件の弁護を担当した人物→検察捜査を潰して甘利明を不起訴にしたあの法務官僚が事務次官に大出世! 安倍政権と裏取引か https://t.co/EgkCjB8kAI
— litera (@litera_web) 2018年3月27日
官邸を守ることに腹を括った佐川。「総理の指示はありませんでしたね」「昭恵夫人の指示は」「官房長官からの指示は」「秘書官からの指示は」と、噛んで含めるような質問を繰り返す丸川珠代。因果を含めるってやつですね。 pic.twitter.com/GPl5If1Msu
— やいちゃん (@picoyai) 2018年3月27日
#佐川証人喚問 #自民党
— みく (@nohanayasasiku) 2018年3月27日
なぜ!証人喚問で、証人と自民党理事が話し合うのか❗ pic.twitter.com/xVO2b15vYd
なぜ、証人喚問の最中に、自民党理事が、野党への答弁を拒否した佐川証人に、議場内で指示を与えるのか。今日は佐川氏は政権の答弁補佐の官僚として議場にいるのではない。佐川証言の中立性がハゲシクうたがわれるシーン。 pic.twitter.com/lTe9A27mAC
— 加藤郁美 (@katoikumi) 2018年3月27日
小渕氏や甘利氏など自民党御用達の弁護士を補佐人に、自民党とは事前に尋問事項のすりあわせをし、「安倍首相夫妻及び官邸の関与はないことは断言する。それ以外の事実は、決裁文書を見たことも含め、刑事訴追の可能性を盾に一切拒否する」という明確な方針を貫徹したという印象ですね、佐川氏。
— Shoko Egawa (@amneris84) 2018年3月27日
佐川氏の証人喚問?佐川氏は正直に政府与党に証人喚問を乗り切れば地検特捜部の捜査にも司法処分,刑事処分も軽減してもらえるので証言を差し控えるとか政府与党と台本が出来てるので野党の質問にはお答え出来ませんとか正直に証言した方がまだ世論はスッキリする?政府与党の不自然な喚問に呆れた
— トラネコ (@ken1272) 2018年3月27日
佐川氏、決裁文書改ざんについても、決裁文書をいつ見たかについても答弁拒否。一方で、「理財局の中だけでやった。官房、官邸は関わっていない」「安倍首相、首相夫人の関与はない。影響はない」「安倍総理秘書官からの指示もない」などについては、積極的に明確に証言。
— 郷原信郎 (@nobuogohara) 2018年3月27日
答弁に当たって、関係資料に基づいて勉強したが、それを見る限り、土地取引に対して、首相や首相夫人の関与はなく、影響もなかった。⇒この関係資料が改ざん前のものか改ざん後のものかが重要。決裁文書を見た時期についてすら証言を拒否しているのに、影響を否定する証言をするのはおかしい。
— 郷原信郎 (@nobuogohara) 2018年3月27日
森議員から「森友問題について今井秘書官と話をしたことはありませんか」と質問され、2回、質問にまともに答えず、はぐらかそうとした上、最後に、「話をしたことはない」と断言。この証言が、佐川氏にとって、後で重大な禍根を残すことになるかもしれない。
— 郷原信郎 (@nobuogohara) 2018年3月27日
始まる前は正直佐川さん可愛そう、と思っていたが一挙に怒りに変わった。国民の多くがそうだと思う。
— DJ更年期/RuikoKozuka (@ruikozuka) 2018年3月27日
3月27日 #国会 #証人喚問 #佐川氏
— みゆき (@m1238s) 2018年3月27日
福山議員の最後の、この言葉が
午前のまさに、まとめダイジェストだと思う😩13秒
『この証人喚問は、逆に疑惑を深めて、証人は来て頂きましたけど
あなた (佐川氏) は火に油を注いだ
そぉ申し上げて終わります』
流石この証人喚問、渋ってた与党が
一転OK出した訳だ pic.twitter.com/5DHAZtivbK
野党としたら証言拒否なんて織り込み済みで、その上で、あえて証言拒否を連発させることで、「隠していることがいっぱいある」感を増幅させ、迫田元理財局長、谷査恵子氏、安倍昭恵氏への証人喚問を要求していく、という手法なのは明らかなわけで、そういう意味では、野党の狙い通りではあったと思う
— Nobuyo Yagi 八木啓代 (@nobuyoyagi) 2018年3月27日
証言を拒否する理由にはならないと思われる質問まで、刑事訴追の恐れがあるとして証言を拒否しておきながら、あべぴょんや昭恵夫人、そして官邸からの指示に関しては、はっきりと“一切なかった”と言うのだから、その不自然さに誰もが違和感を覚えました。
佐川クンは官邸を守り切ることに決めたようで、事前の準備も十分にしていたようです。トップバッターの自民党・丸川珠代議員の佐川クンに対する質問は完全な出来レースで、あらかじめ決められたストーリーに沿って、“噛んで含めるような”言い方でした。
ツイートにあるように、“総理の指示はありましたか?”ではなく、「総理の指示はありませんでしたね」なのです。佐川クンがどう答えるか初めからわかっていて、念を押す言い方です。まるで、“裏切るなよ”と言っているように聞こえます。
自民党はこれで、この問題を理財局の一部の職員がやったことにして、官邸は無関係であると印象付けたかったのだと思いますが、わざとらしすぎて、かえって疑惑が深まりました。
常識で考えて、文書改ざん事件は、冒頭の記事にあるように、今井尚哉首相秘書官が、当時の迫田元理財局長と後を引き継いだ佐川クンと相談し、佐川クンから部下の池田靖統括官 を経由して、自殺したと言われる赤木俊夫氏に改ざんを実行させたと考えるのが自然だと思います。遺書が見つかれば、命令系統が書いてあるはずです。
“続きはこちらから”以降のツイートにある通り、佐川クンは逆に疑惑を深め、“火に油を注いだ”と思います。これで幕引きを図ろうという官邸の思惑は虫が良すぎます。